メアリと魔女の花のレビュー・感想・評価
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スタジオポノック第1作としては及第点
新たに設立したスタジオとして、無難な題材と、丁寧な作品作りに徹したという印象です。制作幹事が日本テレビとスタジオポノックの2社というのもあるのかもしれないです。いい意味でも悪い意味でも「ジブリのDNA」というものを感じます。
奇麗な作画と滑らかな動画、アニメ作品としては一級品です。
「ジブリみたいな」作品を望む層からは受けそうです。
ただ少し演出面が単調でどこかで見たようなシーンも多数あり、批判が出るのも仕方ないかなと思います。
個人的には、予告等から得らる内容の予想を裏切るものでもなかったことと、ストーリー的に意外な展開を見せるところもあって、最後まで楽しく見ることができました。
次回作はもっと野心的な作品が見たいですね。「スタジオポノック」の今後に期待したいと思います。
なんちゃってジブリ
スタジオポノック長編アニメ1作目の作品
この作品に思うことが沢山あります。
まずキャラに全く魅力、感情がわかないこと。メアリが親と離れていることに対しての寂しさ、友達がいないことの孤独感が伝わらない
シャーロットおばさんとの関係性も曖昧なまま
・テレビやゲームがあることに関しての時代背景が不明
・ゼペディさんがなんで魔女の花の正式名称と7年に一度しか咲かないことをなぜ知っているのか?
・あんなにたいへんな事が起きてるのになんで大学の生徒が終盤になってから1人もでて来ないのか?
・いろんなジブリ作品からアイディアをパクったとしかいえないシーン
・有名俳優をキャスティングしたことで声が合わないキャラが何人かいること
・脱出方法を知っている動物達
・公開前にあった映画館で流れるCMにほぼネタバレがあったことでストーリーが読めてしまってたこと
・説明口調のセリフが多く退屈に感じてしまうこと
作品の事もあるがセカオワの主題歌が微妙なこと
などなど
絵と会社名はすきなので今後の作品ではもっと良いものができると祈ります
このレビューを読んで気分を悪くされた方にはすみません
思ったことを正直に書いているのでご了承ください。
丁寧な一作
ポノック一作目としてのお披露目にふさわしい作品でした。
内容としては女の子が主人公の王道冒険ストーリーで、目新しいものではないですから退屈に思われるかもしれません。
また途中ちょっと中だるみを感じるところもありました。
ただ、ポノックの持ちうるアニメーションの技術や、スタッフの世界観、趣味をお披露目するには良かったと思います。
植物の描き込みはやはりさすがでしたし、人物の動きに説得力があります。
メアリの動きや表情、スカートの広がりにまでこだわりを感じました。
ジブリのオマージュか?と思わせるほど王道シーンが多かったのは確かですが、アニメーターや監督を思えばそれもまた作風なのかな、と。
そのなかでもジブリのイメージから脱していこうという気概は感じましたし、まずは第一作を丁寧に仕上げて、これからどんどん挑戦していってほしいと思いました。
きっともっと尖った作品もつくってくれると期待していますし、尖っているだけが面白いではない、というように王道物も見せつけてくれるのではないでしょうか。
残念です。一度見て感想を聞かせてください。
家族で4人で見に行きました。
率直に面白くなかった。
テレビで見ても、家族で酷評になっていたと思う、お金を払ってる分より残念です。
前半は間延びしています。
ジブリから離れる以前にジブリの既視感が随所にある、感情の内面性や人物背景の表現などもできておらず、自分自身の中での想像や理解を広げる事が出来ない。
評価できるとすれば、この映画を見る事で、千と千尋、君の名は、美女と野獣、魔女の宅急便などの映画の物語の内面や背景の描き方凄さを感じる事ができる。
思った以上で、想像以下。。。
ゲド戦記を見た時のがっかり感程では無い。
が!
思い出のマーニーを見た時程の感動は無い。
クリカンさんのCVが!時折、山田康夫?さん以上であるように。
米林監督の描く世界観は?宮崎駿さんの正当後継であり、オールドジブリに並んだと言って良いだろう。
こんばんわ、俺です!
今年は?ドクターストレンジから始まり、ララランド/シングと分かり易いメジャー作品ばかりをスクリーン見てるので、ええい!どうせなら突き抜けろ!と、本日『メアリと魔女の花』と、話題作見て来ました。
はい。感想としては?
表題や?冒頭通りです。
まぁまぁと言うと、製作のみなさんに失礼かも知れませんが〜
でもね?他の方もレビューで書かれてる通り、惜しいんですよ?
脚本に厚みを持たせて二時間にすべきか?
もっと簡略化して90分にすべきか?
間を取って、107分?でどっちつかず?になった脚本?で、こんな星評価となりました。。。
アレですよ?でも〜
これは期待値の現れなんですよ?
もう二度と見れない!と思ってたオールドジブリがココに描かれてます。
ファンタジーまみれ?
おまじないや魔法やお伽噺?
数多の懐かしい映像や物語が描かれてます。
他の方も仰ってるように?
米林監督とスタジオポノック?の第一回作品。スタートはこれで良いと思います。
ジブリへの恩義はこれで果たしました。
ここからのスタート、ここからの創作!
プロダクションIGや新海監督庵野監督細野監督らと共に、米林監督とスタジオポロック?には、ジャパニメーション界をがんがん引っ張って行って欲しいものです。
もう一回見たい度】☆☆
DVD買う度】♪♪
オススメ度】◎◎◎◎
神木君や天海祐希さんや道島ひかりさんの声は凄いんですが〜
なんのなんの!杉咲花さん!負けて無いですよ(*´Д`*)
もう一回言っときます!
米林監督とスタジオポノック?今後も期待してます(^ω^)
女児の描き手としては十分
全体に平板な作りでやや退屈な映画だというのは他のレビュアーさんの評価に同意です。女児の描写という点においては(そういう評価の視座があるのか?という疑義はこの際脇へ置いて)、現在のアニメ監督の中では抜きん出ていると感じました。事実メアリーはいわゆる萌え系のキャラクターデザインではありませんが、映画を見終わる頃には非常に魅力的な女の子に映ります(もちろん、声をアテた杉咲さんの貢献もありますが)。ジブリの(というより宮崎駿監督の)全ての才能を1人に継がせるのは土台無理なので、複数の後継者達が分割して受け継いでいくのがいいかと思います(ロ○の子孫方式ですね)。米林監督には女児描写方面の後継者として、今後も頑張って欲しいです。
題材が悪いのでは
スタジオポノック初作品は、「ポストジブリ」といった感じの映画であった。
スタジオジブリの作品の要素を所々引き継いでいるのが見られる。
しかし、どこか足りないのだ。
良いところは確かにある。風景は綺麗だし、声優もかなりハマっていたと思う。(エンケンさんだけは、Vシネの世界にいたけど)
ただ、話に驚きがまったくない。児童文学をもとにしてるから、分かりやすい話であるといえばそうなのだが。
ジブリ風味の映画では、ジブリを超えることはできない。
次回作では、児童文学を選ばない方がいいかもしれない。本人の意思をもっと映画に出すべきである。
呪縛と猫とメアリー
ジブリの映画は全て見てて、一番良かったのが魔女の宅急便、次が風立ちぬ。そしてこの映画は、魔女の宅急便の次に好きな作品になります。メアリーの今時いないかな手伝いをしたがる少女(退屈しのぎの、お手伝いかなぁ)
それよりなにより猫の可愛さ。床で爪とぎをするシーンとか良いですね。内容は、ハリーポッターにインスパイアされてるなとも思ったけど、違うのがメアリーの健気さ。最初のオープニングは最高。ただ、コナンの時もそうだったけど天海さんの声はイマイチかな。あの人は映像で生きる女優なんだと改めて感じました。決して下手では無いけれど。景色も日本的な山々みたいなところもあるしこれからも米林監督に期待でした。エンディングロールのsekaowaのRAIN, じわじわとくる作品でCDで買って聴いたら涙が。でもですね違和感を感じました。
さて、ここから自己解釈。
違和感は?
夜間飛行をなんで今まで見つけられなかったか?
それまでは魔女になる継承者が現れなくて、猫が案内人だったのでしょう。
あの人たちの企みを止めてと。
あと、ピーターの住所のメモを見せたのは、魔法呪文の本の方が大事だったからでしょう。と、言うのはメアリーは髪の色にコンプレックスを持っていたからピーターのからかいが嫌だったんでしょう。
いえいえ、こんなものではないのです。
この映画は、大変ジブリチックな映画だけど、1回目見た時、あれとおもいました。
2回目見たときに、ああ、監督が挑戦したかったのはこれかなと。
そうです、数あるジブリ映画に出ていたもの。
魔法の箒とは別で、飛行機、飛行船、風船。
が、一切でない映画でした。
鈴木プロデューサーがテレビで言ってたジブリの呪縛から解放されたと。
私も二回見て感じました。
とにかく、押し付けない映画で良かったです。
デジャヴ!?
ジブリ映画、ハリーポッターの寄せ集め?
設定・テーマ・ストーリー・キャラクター・・・すべてどこかで見たモノばっかり!
期待してただけにガッカリ感がハンパ無い...ファンを舐めないで...。💦
勇気ある宣言作
内容はジブリの二次創作に近いほどのオマージュを感じさせる。
それだけに映画の面白さとしては保証されている。
特にジブリ初期作を伺わせる所が随所にあった。
これが出来るのは米林監督をおいて他にはいないだろう。
ナウシカやラピュタ、トトロに魔女宅、もののけ姫、ハウル、ポニョなどの様々な名作をこの世に生み出したジブリ。そして宮崎駿、高畑勲。
メアリーにはそれらを感じさせる作品であり、先人への感謝が溢れ、また、自身らこそ正当後継者である事の宣誓が感じられた。
これは先人が偉大すぎるだけに恐怖だろう。
同業から向けられる目。世間から向けられる目。そして先人から向けられる目。自嘲するおこがましさ。
わかり切った重圧を前にしてもなお真正面から愚直にジブリ風に作り上げたのは勇気ある事だろう。
作風を変え逃げたくなる所を良く押さえ込んだと思う。
ポノックの第一作はジブリに対するリスペクトに終止し、後継者である事への名乗り。これは素晴らしい宣戦布告だ。
そして、これこそが先人ジブリとの決別であると期待出来る。
頭が痛くなるほど退屈
157分もある大長編「セント・オブ・ウーマン」からのハシゴで鑑賞したが、本作は上映時間107分しかないはずなのに、一体どっちが長いんだろうかと考えてしまう程、上映時間が長く感じられた。あまりにも退屈過ぎて!
アニメ映画ならば序盤のワクワク感は絶対にあるはずなのに、本作にはそれが全くなくて早々に帰りたくなった。それでも魔法大学に入ってからは面白くなるかと思ったが、主人公の成長が描かれる訳でもなく(何の努力も代償も無しに魔法が与えられる話だから当たり前だが)平板な展開のまま終了。退屈に耐えるストレスで、見終わった時には頭が痛くなった。やはり我慢しないで途中退出するべきだったか。
絵は綺麗なだけで全く実在感が無く(ファンタジー世界だからこそ、その実在を観客に信じさせるだけの作り込みが必要なんだが!)感情移入できず退屈な時間を過ごさせる原因の一つとなった。
メッセージとしても、「電気も魔法の一種」→原発事故を思わせる爆発と溶解→「魔法なんて要らない!」という薄っぺらいもので、映画自体が電気の産物なのに電気を否定して何が言いたいのやら。原発事故の直後に作られた「魔法少女まどか☆マギカ」を100回見て反省しろと言いたい。
子供に見せる映画と考えても、嘘をついたことに対するペナルティが描かれる訳でもなく、教育的効果が全く期待できない。
良かったのは杉咲花ちゃんの声が可愛かったことくらいか。若手女優随一の演技派であるから安心して聞いていられたが、現実にはあり得ない動作の演技では棒読みっぽくなっており、そういう点では専業声優に及ばないかと思った。
観客を飽きさせないように徹底的に練り込まれた「君の名は。」や、ヒューマンドラマとして不世出の傑作だった「この世界の片隅に」を見た後の観客からの評価は厳しいものにならざるを得ないだろう。
期待を持って観たら負け
「これはハウルの◯◯だ」
「今のはもののけの◯◯だ」
といった感じで、過去のジブリ作品のあらゆる要素ををかき集めた様な映画に思えました。
それを更にひき立てているのは、
主人公の内面の成長が感じられないからかも知れません。
作画、色彩に関しては安定していた事は良い点だったと思います。
全体的に普通。
メアリの成長ものがたりかと思いきやそうでもなく。魔法の世界を楽しむ絵面があるわけでもなく、全体的に普通で盛り上がりに欠ける。メアリもあんまり活躍できてなく行き当たりばったりな展開で…。絵がもう少し魅力的ならまだ納得できたのだけど…残念。
薄っぺらい、何を伝えたいか不明、絵に魅力がない
ただただ薄っぺらくて、30分でまとめられる話を2時間に引き伸ばした作品。
キャッチコピーは、「この夏、メアリは出会う。驚きと歓び。過ちと運命。そして小さな勇気に」。確かに驚き、歓び、過ち、運命、勇気は確かに出てくるが、特にそれにフィーチャーしているわけでもない。
主人公の内面的変化がほとんど感じられない。どこにであるアニメでも表現できそうなレベルで描写されている。
元ジブリスタッフが作ったということだけが価値になっている作品。
全432件中、361~380件目を表示