ゴースト・イン・ザ・シェルのレビュー・感想・評価
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見事な翻案
スカヨハの実写版公開だっていうから、アニメの方も慌てて観たんだよ。厨二病っぽい台詞の連発だけど、それでも厨二病には見えないっていう完成度の高さだった。
実写版は設定かえてるけど、世界観はほぼ同じと思ったよ。アジアの猥雑な街並みをホログラフィー広告も入れて再現するのはいいなと思った。
スカヨハの無言のアップが草薙素子っぽいんだよ。ツンデレっぽいというか、デレのシーンはアニメにも実写にもないんだけど。
ビートたけしの演技は、ちょっと浮くけど、僕らが日本人だからだね。日本語解らない人がみたら「合ってる!」と思うだろうなと思うよ。
映像表現が面白いから、それ観てるだけでもいいんだよね。ストーリーがなくても、楽しめたと思う。それで、ストーリーも「翻案うまいな」って感じだったから、面白かったよ。
ブレードランナーですよね?これ?
攻殻への大きな愛とリスペクトは感じた。
日本語吹き替え版を見ました。
監督の攻殻シリーズへの愛とリスペクトで満ち溢れており、見てよかったと思える作品でした。
見る前は「原作レイ…になるんじゃないかぁ?」なんて思っていたんですけれどね。
全体的に攻殻シリーズを一通り満遍なく融合した感じ。なお少佐はビジュアルやら不完全さ等からARISE版に近い印象。
ちなみに少佐を白人が演じていること、名前が変わってることについては作品の後半でとりあえず納得できます。大人の事情とストーリーの狭間で設定を考えたんだろうなぁとしみじみ。
※以下、少しネタバレ有り
全体の演出や設定については正直、詰めきれていない箇所も多く中途半端であり、ツッコミどころも満載でした。以下はそのツッコミ例。
「なんやその歩き方と銃の構え方は…。肩の力を抜きなさいよ!機械っぽさ表現したいの?」
「目を失明・機械化したキッカケ、えらいしょぼいなぁ…。」
「CMだとかなり重要っぽいシーンだったのに、そこ、ただの同性愛ふうぞk店…?」
「岸から結構離れたとこで潜ってたけどどうやって行ったん…?」
「戻って確かめたいことがある…!とか言ってたけど速攻捕まってピンチになっちまってたやん…。先生のご好意で生き残れただけじゃないのよ…。」
「9課が社長さんに牙をむけた理由、ほぼほぼみなさんの私情やん…。騙されてたの少佐だけだし…。」
「多脚戦車に指を向けるカッコつけ演出の意味はなんだったんや…。」
「社長さん、うっすい悪事を働きうっすい理由でヤられてたなぁ…。」
「この世界に残る結論、うっすいなぁ…。」
「みなさんの行動理由、想像を越えないフツーな感じだったなぁ…。」
等々。他にもツッコミ多数。
でもね、いいんです。
上記のなんとも言えないダメな部分を補って余りあるくらい、リスペクトと愛で満ちたシーン満載。それで許せちゃう。むしろプラスになっちゃう。
熱意と愛に溢れたダメなやつを見てるようで良い感じ。
攻殻好きな方なら、見て後悔はしないと思います!なお、吹き替え版おすすめ。よく知る攻殻を見てるような安心感があります。
最後に…
課長はアウトレイジな感じでした。
ユニバーサル型の"攻殻まとめムービー"である
賛否両論、たいへんな論争が起きている。みんな攻殻愛が強すぎるんだよ、まるで自分のモノのように言い放つし。
そんな自分も初日鑑賞から1週間経ち、1回目吹替→2回目字幕と重ねるも、モヤモヤは晴れない。つまり少なくとも、"傑作ではない"ということは確かである。これはオマージュの域を出ていない、誤解を恐れずにいえば、"攻殻まとめムービー"である。
原作を知らない人向けのユニバーサル型の誕生だ。
そもそも攻殻機動隊は何を原作と見なすのだろう。士郎正宗による漫画か、押井監督の「攻殼機動隊/ゴースト・イン・ザ・シェル」(1995)、「イノセンス」(2004)か。神谷監督の「攻殼機動隊SAC」(2002-2003)か、はたまた冲方監督のARISE(2013-2014)だろうか。設定も時代もキャラクターも違うわけで、原作がアレンジされた複数の作品・シリーズが同時存在し、複合化しているのが攻殻なのである。
そして"攻殻まとめムービー"としての本作は、漫画ではなく、押井アニメ版を原作としている。そのSF表現はやはり20年前のものでしかなく、忠実に実写化されても、古さを感じるのは仕方ない。いろいろな映画に似ているという話は、20年前の攻殻が与えた影響がグルっとまわって、ここに返ってきただけのこと。
観客がどう感じようと、監督の"攻殻"愛がたっぷり溢れている。
心からよかったと思えるのは、スカーレット・ヨハンソンである。美しい、カッコいい、ムチムチ。他に誰がやれるというのか。菊地凛子はイヤだよ。
さて吹替版は、ビートたけしを除き、アニメ版声優がそのまま続投している。こればかりは英語圏のファンには分からない。日本人だけが楽しめるネイティブサービスである。
字幕版では、たけしが出てくると、会話が日本語→英語→日本語→英語という違和感に突き落とされる。どっちかにしてほしい。桃井かおりだって英語しゃべってるんだし。
ということで本作は2D字幕で観るのはもっとも避けたい。またIMAXアスペクトで観るのが本筋で、3Dであることも大事。この作品に関しては4D効果は必須ではない。
(2017/4/7 / ユナイテッドシネマ豊洲 / ビスタ)
楽しめた
攻殻シリーズ全作を見てきたので、かなり期待していました。もちろん吹き替え版。
結論から言うと、楽しめた。
少佐役のスカヨハは見事。
色々とキャスティングについて低評価があるけれど、個人的にはハマっていた。
オープニング後の芸者ロボ襲撃はアニメ第1話?
他にも、あのシーンをここに持ってきたかー。と思わせられること多数。
あと、街を俯瞰するシーンで、ビル広告のどさくさに紛れてイノセンスの文字は笑った。
とにかく2時間という縛りに、あらゆる情報を詰め込んだ作品。
素子誕生から1年で少佐の地位につき、仲間との絆がなぜあるのか、なんて深く考え込んだら面白くなくなる。
別の攻殻だけど、これも攻殻。
実写化して大コケする作品が頻繁する中、大健闘で満足いく、かなり稀な作品。
好みは分かれる世界観。驚異の映像美で描かれる、孤高な戦い。
【賛否両論チェック】
賛:圧倒的なスケールの中で、孤独な戦いを続けるヒロインが辿り着く、衝撃の真実が印象的。痛快なストーリーも魅力。
否:世界観の予備知識はあった方がイイ。グロシーンも結構あり。
初見でも大丈夫ではありますが、やはり「攻殻機動隊」の何らかの知識はあった方がよさそうです。
昔の記憶を失い、最強の捜査官として戦い続ける孤高なヒロイン。そんな彼女が自身の過去に通じるテロ事件と交錯した時、封じられていた過去と共に、衝撃の真実が明らかになっていきます。
基本的にはファン向けですが、そうでなくても圧倒的なスケールで描写される近未来の映像美に陶酔出来るような、そんな作品ですので、是非チェックしてみて下さい。
ドSF
原作は読んでない。
が…思い返すに面白かった。
記憶を上書きされた主人公や、その経緯。
真実と思って疑わなかった現状が、全て虚飾であったりとか。
このシリーズはシリアスで小難しい印象があったのだけど、今回の作品は比較的見やすかった。…ように思う。
そりにつけても、この世界観よ!
凄えカオス。
既読者からしたら感涙ものなのかしれんが。
まあガチャガチャしてた。
が、アニメとの統一感も感じ、独特?異色?独創的?…混沌とした都市であった。
あとは、なんだか妙な距離感を感じた。
異物感なのかな?
おそらくは狙い通りなのだろうけど、登場人物の機械っぽさというかアニメっぽさというか、2Dっぽさというか…。
そんな縛りがあったからなのか、感情を顕著に表現するような事もあまりなく、感情移入や共感とか、そんな事にはなり辛い。
ずっと主人公の妙にマッシブな体型が気になったり、フルメイクしてる必要性が腑に落ちなかったり、日本語の台詞に萎えてみたり。
どこまでCGなんだろうなあとか。
ジャングルブックのSF版みたいな撮り方してたのかなあとか。
少し気になったのは桃井さんで…。
彼女は日本語で演技をしてるように思えた。
いや、話してる言語は英語なんだけど、感情ののせ方だとか、強調したい箇所だとか。
流暢な英語を喋ってらっしゃるのだが、これはこれで、何だか興味深かった。
表情が日本語、とでも言うのだろうか、
マンガの一コマを意識したようなカットもあり、原作を研究したのだろうなと思えた。
少佐のリアルな身体性
よくできてたと思います
攻殻機動隊は、この「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」のアニメしか観たことありません。
初めて観た時はアニメの綺麗さと世界観に圧倒されましたね。
義体化の時代が来たら義体化してみたいなって思うタイプの人間なので、その世界観に引き込まれたのを覚えています。
そのハリウッド実写化という事ですけど、スカーレット・ヨハンソンが主演の作品を観るのは「ルーシー」以来かな?
スカーレット・ヨハンソンが素子を演じたのは適役ではないかなと思いました。
素子に風貌が似ていたし、ちょっとアンドロイドよりな肌のデザインは気になりましたがスタイルも良かったし、あれはCGなのかな?
ヌードじゃなかったのはちょっと残念でした(笑)
北野監督の出演が注目されてたと思いますが、これは正直、違和感しかなかった。
映画の番宣で監督から熱烈なオファーがあったってことなので、たけしさんが悪いとかではないんですけど、しゃべりが一人だけ日本語っていうのが違和感しかなかったですね。
でも北野さんは北野映画ならではの任侠的な存在感と雰囲気が醸し出されてて銃を持った荒巻はかっこ良かったですね。
世界観の再現などもアニメに限りなく近かったと思います。
予告見た時も思いましたけど、街並みみただけでゴーストインザシェルだって!って思いましたからね。
そういう意味で映像はかなり良かったです。
ストーリーに関していうとアニメ版に近しいものはありましたが本筋は全く別のシナリオでしたね。
アニメは人形遣いを追いかけるという話でしたが本作は素子のルーツを追うようなシナリオで私はこのストーリの方が好きだったかな。
アニメ版の再現シーンも沢山あってオマージュというのかリスペクトというのかアニメへの想いは物凄く感じました。
凄いコアなファンからするとどうかわからないけど、私としては実写化としてかなり成功してたんではないかなと思いました。
このクオリティなら続編とか観てみたいです。
よくできた不可思議な世界の話
ライトな攻殻機動隊
期待してたけど…
押井版ゴーストインザシェルのオマージュ。蓋を開けてみれば、アニメ版攻殻機動隊の寄せ集め感…
押井版の人形遣いだとラブ要素が足りないなぁってことで、2ndGIGのクゼをぶち込んでみた感じ。
しかし、押井版やイノセンス、アニメ版の印象的シーンはかなり再現度が高いと思います。スカヨハのむちむち具合も少佐らしいかなと。
全体なストーリーについては、なんだかチープでした。クゼの犯行動機も復讐だし、いちいち少佐は感傷的でありきたりです。もっとネットとゴーストの関係みたいなところに焦点合わせて欲しかったです。
きっと原作を知らない人の方が楽しめる作品です。
新しくない!
思ったより全然
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