空海 KU-KAI 美しき王妃の謎のレビュー・感想・評価
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☆空海☆が挑む中国ホラーサスペンス映画!!
最高に感動!!
私は空海さんのファンとして、今回は彼の新たな魅力を発見出来た事に、作品を作り上げた監督や俳優陣に感謝したい。
・歴史的なサスペンス映画としてご覧いただきたい。
その上で、ネットで楊貴妃と検索すれば、簡単な彼女に関係する人が出てくるので、それだけでも映画の理解力とラストの感動は大きくなりますよ。
・全く登場人物について把握していないと、事件解決を空海さんと一緒に解き明かしていくのは難しいです。
・今回、レビューで期待した内容と違った、空海の話しじゃないとコメントしている方がおられるが、余りに単純な思考過ぎてガッカリする。
中国の未解決事件に果敢に挑み、歴史をも変えてしまう空海さんの新たな魅力を感じてこそ、空海のファンです。
空海の話しじゃなかった!というなら北大路欣也さんの映画を見れば満足でしょう。
映画の登場人物を少し知って、映画の世界観にどっぷり浸って下さい。
そして、悲しみの歴史を遂に解き明かしていく空海さんに期待してください。
空海さんは映画の中にいるのではない!
映画を見に行く皆さん自身が空海さんなのです!
登場人物と☆長恨歌☆これが事件解決のキーワードです。
歴史の謎を知っていて見るべき作品かも・・・
映画の基盤となっている史実として
①、 楊貴妃の遺骸は、改葬の時、見当たらなかったことが史書に書かれており、楊貴妃の死は、本当の謎であること
②、 白居易が、長恨歌を公式の記録とは違う記録を伝えるために書いたと「長恨歌伝」のあとがきで表明していること
③、 白居易は、西暦805年に空海のいた西明寺で牡丹の花の詩を詠んでおり、二人が実際に出会っている可能性があること
④、 空海が、唐の国から狐の美女の信仰(楊貴妃?)を持ち込んだとされていること
が挙げられるでしょう。
そして、これこそが、この映画のミステリーの根幹をなすものであるはずです。
しかし、映画の製作会社は。公式ホームページでも、宣伝コメントを見ても、こういった史実上の謎について、一切、触れていません。
そして、ただ、「東洋のダ・ヴィンチ・コード」なんてキャッチフレーズだけをつけています・・・・一体、何を考えているのでしょうか?
だから、化け猫映画だなどと言われてしまっているのです・・・・。
吹き替え版だけを出し、字幕版を公開しなかったことを含め、映画会社(角川)がなぜ、このような戦略をとっているのでしょうか・・・・これこそ、この映画の一番のミステリーかもしれませんね。🤔
これは酷い
空海のタイトルが付いてますが空海の映画ではありません。
楊貴妃の死の謎を追う中に空海が登場しているだけの話です
しかも化け猫や幻術の類のファンタジー物で、中盤以降は空海はオマケ程度の出番しかありません。
劇場のお客の大半はシニア層で、空海の生涯を描いた作品だと思って来ていたのでしょう。皆さん「騙された」と囁いてました。
空海を抜きで見ても、幻術などCGを多用した中国向けのファンタジー作品であり、陳腐で退屈な内容です。多くのお客が途中でトイレに立って出ていました。
空海の映画だと思って見に行くと絶対に失敗します。シニア層のお金を騙し取る為のタイトル詐欺ではないかと悪意すら感じます。
もったいない&わからない~角川の伝統宣伝だけ~
「空海」44点。
総製作費150億、6年もの歳月を費やし東京ドーム8個分の広大なセットを再現、日中共同製作で日中を代表する豪華キャスト、吹替キャストも夢の豪華共演が実現、監督は「カンヌ パルム・ドール」の世界的巨匠「チェン・カイコー」、花木や装飾・人々の衣装にも・きらびやかな色彩豊かな美術にも一流アートのように隅々にまでこだわり、VFX・CGでスペクタクル感を増幅し変幻自在な妖術を描く、そのスケール感に「染谷将太」は胸躍らせ「夢枕獏」は感涙、何もかもが規格外で空前絶後、おまけに主題歌は「RADWIMPS」、「東京映画祭」にも出品し全世界に発信。
はあー、疲れてきました。まだまだ。
史上最大の本格ビッグプロジェクトに世界が震撼、今世紀最大のスケールで描く百花繚乱の極上のエンターテインメント。もうないやろ。
そう言えば新聞の1面カラーの宣伝も久しぶりに見かけました。
で、中国版タイトルが「妖猫伝」。ちゃんちゃん。
もったいない!もったいない!
客層は高齢の方が多く、3W目で空いています。
恐らく「大コケ」では?
少なくても前述の元は取れずに「大赤字」では?
「KADOKAWA」は「角川書店」の頃の「角川春樹(「薬師丸ひろ子」や「原田知世」や「人間の証明」で時代は作りましたが、後には罪を犯して…)」の影響で、(私が思うには)どこかずれているような。あの「ニコニコ動画」の買収とか?
「伝統芸の宣伝過多・宣伝だけ」です。
「東宝」も二度と「KADOKAWA」とは組まないのでは?
中国での注目度がわかりませんので、断言できません。
ただ少しも話題にはなっていません。
内容は「陰陽師」+「ダ・ヴィンチ・コード」+「チャイニーズゴーストストーリー」=「中国の鉄板ネタ」です。
(日本の「忠臣蔵」や「水戸黄門」的な庶民的定番で「NHK
大河ドラマ」的でもあります。中国の歴史上の超有名な話で、「京劇」などでもお馴染みで、何度も作品化されています。
最近では「オリエント急行殺人事件」のように誰もがストーリーを知っていて、どのスターがどの役をどう演じるかに注目されます。またいろいろな有名監督のアレンジにも注目が集まります)
中国の歴史や文学に詳しい人ならわかりやすいのですが。
「傾国の美女・楊貴妃」にうつつを抜かした、「唐」の全盛期の「玄宗皇帝」が政治を疎かにし、「楊貴妃一族」や「宦官(生殖器を切り取られた役人)」の「高力士」などに付け込まれ、デブでヒゲの無礼な「安禄山」に反乱を起こされます。
当時の世界一の大都市である「長安」を捨て去って逃げていき、途中で邪魔になる「楊貴妃」を泣く泣く切るんですが。
「楊貴妃」は生き延びて、「阿倍仲麻呂」の陰謀で「日本」逃げ延びたとも言われます。実際に祀った寺が日本に実在します。
「義経伝説」と似た「庶民の願い」でしょうか。
また、「大詩人 李白」や「白楽天」も「楊貴妃」への「詩(歌)」を本当に詠んでいます。「阿倍仲麻呂」と「李白」は本当に友人です。「阿倍仲麻呂」と「楊貴妃」も交流はあったでしょう。ただ想いを寄せていたかは?
「遣唐使」の「空海」と「白楽天」はちょっと無理のような。そんな学説もあるんでしょうか。時代は見事に一致しますが。
「幻術(妖術)」も流行っています。「猫」がどんな存在であったかはわかりません。
「李白」が酔って高慢な「高力士」に靴を脱がせるシーンなどは観客が沸き返るシーンです。
その辺を「中国の歴史」に詳しい「夢枕獏」がアレンジしています。以上、詳し過ぎました。
だから詳しい人にはたまらないんですが。
キャストの女性たちが、アメリカ人が東洋人を区別できないように、日本人にはわかりにくいです。誰が誰?どういう関係?
また「幻術」を使い過ぎて・CGを使い過ぎて何でもアリになってしまいついていけません(笑)。
ラストも何故?となります。
つまり、わからないとなっても仕方がないような。
楽しければいいのです。美しければいいのです。
でも、賭けたお金(特に宣伝費)の分の
「値打ち」や「評価」がないとなると…🍀
チェンカイコーは消えた
あの覇王別姫を撮ったチェンカイコーはすでに66歳
この映画を観て、すでに彼の監督としての寿命は終わってしまったのだと悟った。
終始説明セリフで物語を説明して進めていく駄作。
夢枕獏はこの映画を見てどう思ったのか。
字幕版が観たかった。
チェン・カイコーの贅を尽くした作品。
なのだが、日本語吹替版で観たので、まったく僕には届かなかった。
なぜ字幕版を上映しなかったのか理解に苦しむ。
吹替版だとセリフが浮いて聞こえて、誰がしゃべっているのか瞬時にはわからないという事態に陥る。しかも、高橋一生だの吉田羊だの東出昌大だのだったりするから、まったく集中できなかった。
アニメだとどちらでもいいとは思うが、それでも英語で作られたものは字幕版で観たい。
例えば、アカデミー賞授賞式を日本語吹替版で観る人がどれほどいるか。むしろそんなものは製作すらされていないと思う。受賞者の生の言葉を、みんな聞きたいのだ。
芝居も同じである。その人の生の声を聞きたいのだ。
日本の字幕文化を衰退させてはいけない。
吹替版をなくせと言っているのではない。せめて両方作って、観る方に選ばせてほしい。
原題は「妖猫傳」。伝奇ものだったわけで、夢枕獏原作ということから推察すべきであった。
映画とは幸せな出会い方をしたいものである。
こんなはずじゃなかった
チェン・カイコ―監督の『覇王別姫~さらば、わが愛~』のファンだったので、人物描写に期待して観に行きました。
巨額の制作費がかかったのだろうと思われる絢爛豪華なシーンも盛りだくさんですし、微妙なクオリティのCGもこれでもかと展開されます。
ですが期待した人物描写に関しては、残念ながら薄っぺらと言わざるを得ず、せっかく良い俳優陣を用いたにもかかわらず、登場人物に感情移入できないまま終わってしまいました。
『覇王別姫』の主役にレスリー・チャンを起用して、彼の繊細な演技を妥協なく引き出した同じ監督の作品とはとても思えない。
壮大な映像と大失敗の脚本
開始30分にて帰ろうかと思いしたのひどいの脚本に一時間を超えた段階で苦痛しかなかったが我慢して過ごした130分。
最後の30分あたりの謎あかしから、夢枕獏の原作はさぞかし名作なんだろうと感じたが、それにしてもひどい脚本だった。
演者はよかった。映像もよかった。
音楽もよかった。きっと名作だろう夢枕獏のストーリーも悪くない。
余計な場面があまりにも多すぎた。
小説の映像化の失敗作だろうな。
演者の演技で伝えるのではなく、説明台詞だらけ。
謎解きも終始、ただの台詞による説明。
もう上げつらねたらきりがない。
日本人には楽しめない
中国では別タイトル(化け猫なんたら…)で放映。
「字幕版が無い」「ストーリーの矛盾の多さ」などから分かるように日本では意訳されて吹き替えされていると思われる。
今から見るならばそこを割り切って見てほしい。
染谷ファン・阿部寛ファンの方も特に見なくとも良い。
あくまでファンタジー。壮大な歴史に隠された、哀しすぎる真実とは。
【賛否両論チェック】
賛:若き空海と白楽天が、謎の死を遂げた楊貴妃の真実を少しずつ解き明かしていく様が、ミステリーとしては痛快。色合いの艶やかさも必見。
否:内容はほぼファンタジーで、いわゆる歴史モノではないので、史実の空海を期待して観ると、ガッカリしてしまうこと必至。グロシーンもあり。
まず内容としては、幻術が出てきたり妖猫が出てきたりと、ほぼほぼファンタジーなので、「空海の歴史モノ!」と思って期待して観ると、裏切られること請け合いです(笑)。なので、そこでそもそも好き嫌いはハッキリ分かれてしまうかと。
ただ一転、ファンタジーとして割り切って観ると、異国の地に降り立った若き日の天才・空海が、見たことすらない楊貴妃へと想いを馳せる若き日の白楽天と共に、その死の謎を徐々に紐解いていくという、良質な歴史ミステリーとして楽しめます。
特に回想シーンの色彩の艶やかさは必見です。唐の歴史を習っていないと、人名とかがこんがらがって難しいかも知れませんが、謎解きが好きな方には是非オススメです。
タイトルはこれが適切か?
角川の空海全面押しに疑問がある。日本人を集客する為に邦題を『空海』にしたんだろうけど、ほぼ空海活躍しねぇ!
原題が『妖猫伝』だからその認識で観ればそこそこ楽しめる。
間違っても空海の人生、遍歴を追っている訳ではないので、『妖猫伝』として見ればそれなりには楽しめるよ。
中国史に詳しくないとポカーン…
映像は美しかったし、最後の方は感動したのですが中国史に詳しくないので途中でキャラクター達が何かに怒ったり笑ったりしてるシーンの意味が全くわからなかったです…
あと、邦題が合ってないです。
中国史に詳しくない人には不向きな映画、事前予習が必要
レビュー点数があまりに悲惨だったから、期待しないで行ったら、映像の美しさはもちろん、ストーリーも内容が濃く始終惹き込まれたまま、気づいたら結末を迎えました。いい意味で期待を裏切られました。
楊貴妃の玄宗への愛、阿部寛演じる仲麻呂の無念、白鶴少年の無垢な愛…とても心に響きました。
また空海という邦題に異議が多いようですが、空海が唐に渡った理由と、ストーリーの最後のシーンをみると、「なるほど!」とうなずきました。
日本でこれだけ評価が低い理由は、以下と考えられます。
・中国人以外にもわかる歴史背景、人物関係の前提説明がないままいきなり濃いめの内容からスタート
・吹き替え版のみの上映で人物の紹介字幕すらなく、台詞がほぼ漢文の書き下し文調で、字幕がないと漢文が得意じゃない人にはきつい、醍醐味がわかりづらい
そこで、事前知識として後述の内容を頭に入れてから見ることをおすすめします!そして漢文が苦手な人は字幕版がおすすめです!
・白楽天と長恨歌の関係
・白楽天=白居易、同一人物
・長恨歌は白楽天が楊貴妃と玄宗の愛を詠んだ詩
・歴史上の楊貴妃が死んだ理由
・李白が楊貴妃に詠んだ詩の内容
ちゃんと予備知識をつけてから鑑賞すると、とても深い映画だとわかります!
妖猫伝
これを残念な方向に解釈するならば、日本版のタイトルが全てでしたね。
自分は「原作:夢枕獏」の時点で脳内修正出来ていたので、監督がどう原作者ワールドを調理するかにあったので、概ね楽しむことが出来たし、結構好きです。
夢枕獏ワールドの台詞回しにも期待ムズムズでしたが、やはり海を渡ると少し難しかったですかねぇ。まぁ、国内でも難しいでしょうけれど。阿部さんは「神々の山嶺」もやっているので、ワールドっぽくて良かったです(笑)。
「陰陽師」の方向で楽しめれば、だいぶ楽しいと思われますよ♪
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