イップ・マン 継承

劇場公開日:

イップ・マン 継承

解説

「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」「トリプルX 再起動」など、ハリウッドでも活躍するドニー・イェンが、ブルース・リーの師と知られるイップ・マン(葉問)を演じるアクションシリーズ第3作。前2作「イップ・マン 序章」「イップ・マン 葉問」に続き、ウィルソン・イップが監督を務める。1959年の香港。町を牛耳る外国人フランクの暴挙の前にイップ・マンが果敢に立ちはだかる。しかし、それは彼の家族を命の危険にさらすことを意味していた。さらに、武術「詠春拳」の正統をめぐり、イップ・マンは死闘に挑むことになるが……。イップ・マンをドニー・イェンが演じるほか、元ボクシング世界ヘビー級王者のマイク・タイソンがフランク役で特別出演。

2015年製作/105分/G/中国・香港合作
原題または英題:葉問3 Ip Man 3
配給:ギャガ・プラス
劇場公開日:2017年4月22日

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映画レビュー

4.0マイクタイソンはゲストキャラなのに強キャラ感増し増し

2024年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

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かちかち映画速報

3.5マックス・チャンとマイク・タイソンを上手く扱った

2024年7月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

過去作と同じように木人椿でのトレーニングシーンから始まるオープニングはなぜか高揚感がある。
ほとんどドニー・イェンのカンフーアクションを楽しむだけの本作にとっては、このオープニングだって大事なパーツの一つだ。

今作では、マックス・チャンとマイク・タイソンを迎えて、過去一扱いが難しかったのではないかと思う。
二人ともドニー・イェン演じるイップ師匠と敵対するわけだが、今までのように完全な悪役にするわけにもいかない。しかもマイク・タイソンに至っては負けさせるわけにもいかない。
そんな中でも、うまいこと物語に組み込んで、憎まれ役になりすぎないバランスをとれたんじゃないか。
ストーリーが特に面白いなんてことはないけれど、過去作と比べて一番脚本家の苦労を感じ取れた。まあそれがいいかどうかは分からないけれど。

ここまできたら「イップ・マン完結」も、もちろん観るつもりだ。
最後はブルース・リーもやっとメインキャストになれるのか?

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つとみ

4.0ブルース・リーが2度出てきた!

2024年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1959年の香港を舞台とした詠春挙の達人イップ・マンの物語。中国では、戦前から都市文化が根付いているが、本作でも社交ダンスや室内での食事の場面、古式のエレベーターにそれが現れていた。まず興味深かったのが、木人椿、ジャッキーの映画などで、からくり人形として見てはいたが、ボクシングのサンドバッグみたいにトレーニングに使われるのだと分かった。
格闘技としての見どころは三つあり、最初がイップ・マンの子供の小学校で、土地買い占めを狙う不動産業者の手先に子供が閉じ込められた時、子供同志の喧嘩を通じて知り合った格闘家チョンと協力して、集団と斗うところ。
次が、不動産業者の親玉に扮するマイク・タイソンとの室内での対決。流れについて合意はあったろうが、かなりの部分までガチであったのでは。3分間の対決は、多分に異種格闘技で発達した低い姿勢から足技を使うこと、決着での空手精神など、日本の影響があったように思う。素晴らしかった。
最後が、詠春挙の同門チョンとの戦い。最初が棒術(ややイップ・マンが優位か)、次に双剣術(対等か、チョンが目を狙うのがやや気になった)、最後に格闘技で。イップ・マンは、技が正確で早く、しかも粘り強い。本人椿で鍛えた短打接近戦が目立った。ドニー・イェンによる演技は、あまりに安定していて、ややストイック(禁欲的)、しかもスタティック(静的)。ドライよりも、ややウエットが好まれる日本では、評価が分かれたかも。
その分、イップ・マンの奥さんウィンシンとの情愛が味わい深く描かれていて、夢のように美しかった。ダンスの場面等で、奥さんの背が高いのが目立ったのも印象的。なぜ、最後に、同門同士で争わなければいけないのか、素人の私にはピンと来なかったが、終わってからしばらくして、最後に出てきた技にその秘密があるのかなと思った。日本の関与は、音楽でも目立った。
イップ・マンを見ていて、鮮烈さのブルース・リーやユーモアを背景にコミカルなジャッキー・チェンにも味があることが判った。上映してくれた劇場に感謝し、4部作の残りも是非、観たい。

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詠み人知らず

4.0【”一番大切なのは、傍にいる人。”ドニー・イェンVSマイク・タイソン、正統なる詠春拳の座を掛けたドニー・イェンVSマックス・チャン戦及び妻ウィンシンを演じたリン・ホンの儚き美しさも印象的な作品。】

2024年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー 第一作からイップ・マンの妻、ウィンシンを演じて来たリン・ホンさんは当時、トップ中国のトップモデルであったが、演技経験が無かったため、第一作、第二作では控えめな出演であった。だが、今作では彼女の儚い美しさに魅了されるのである。-

■1959年。香港は好景気に沸く一方で無法地帯になりつつあった。
 詠春拳の達人、イップ・マンは裏社会を牛耳る不動産王から町を守るために立ち上がるが、それは自身の家族を危険にさらすことでもあった。
 さらに詠春拳の正統をめぐる対立に巻き込まれていく。

◆感想

・ドニー・イェンVS地上げ屋のボスを演じるマイク・タイソンの戦いのシーン。柔よく剛を制す流れになっているが、大人の事情で引き分けである。
 だが、イップ・マンが強力なパンチを持つマイク・タイソンに対し身を低くして下半身から上半身へと攻撃していく流れは見事である。

・正統なる詠春拳の座を掛けたドニー・イェンVSチョン・ティンチを演じるマックス・チャン戦のシーン。
 大勢の観衆を集めたシーンでは、チョン・ティンチがイップ・マンを待つが、彼は癌に侵された余命僅かな妻とゆったりと踊っている。彼にとっては長年連れ添ったウィンシンの方が、正統なる詠春拳の座を掛けた戦いよりも大切な事が分かる切なくも美しいシーンである。
 そして、妻が病で倒れた後、イップ・マンはチョン・ティンチと誰も居ない彼の道場で戦う。
 流石、武術に秀でたマックス・チャンとの一騎打ちは、今作の大いなる見せ場である。棒術、剣術でも互角であり、双方素手での戦いになる流れの中で、ドニー・イェン、マックス・チャンとも物凄い速さで拳を繰り出す。
 実に見応えがあるシーンである。劇中ではドニー・イェンが勝つが、チョン・ティンチが潔く負けを認める姿も良い。

<今作は、癌に侵されたイップ・マンの妻、ウィンシンを演じたリン・ホンの儚い美しさをベースに、正統的カンフー技シーンを堪能出来る作品である。>

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NOBU

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