22年目の告白 私が殺人犯ですのレビュー・感想・評価
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なんでわしが総理の時にこんな大事件ばかり起こるんじゃ!
1995年1月17日、阪神・淡路大震災発生。3月にはオウム真理教による地下鉄サリン事件。そしてこの5連続絞殺人事件。本当にあった話ならばかなり小さく扱われた事件だったかもしれない。世の中は世紀末思想に走ってるんじゃないかとも噂された時期、この2年後に神戸連続児童殺傷事件が起こる・・・
映画では冒頭から震災の映像を流し、殺人事件の時効廃止の説明が行われ、文句はあるまいなと訴えてきてるようでした。すなわち連続殺人事件は15年という時効が存在するときに行われ、2010年には刑事訴訟法改正が行われたもののギリギリ時効になってしまっているのだ。そこから7年経ち、真犯人が堂々とメディアの前に顔を出し、告白本まで出版するというおぞましさ。被害者遺族からの恨みやバッシングなどもある中で、出版記念サイン会などで殺人犯を支持した狂信的なファンにも囲まれたりする。神戸連続児童殺傷事件における少年Aも一部で神のように崇められていたことも思い出しますが、映画ファンならば『デスノート』のキラも思い出されます・・・なんとその殺人犯曽根崎とキラが同じ藤原竜也だった!
やがてテレビ局も曽根崎にインタビューすることになり、「NEWS EYES」のメインキャスター仙堂(仲村トオル)が大役を買って出る。彼は事件前は渡部陽一氏のような戦場カメラマンであり、フリージャーナリストとして連続殺人事件を扱ったことによって今の地位となっていた。曽根崎がテレビ出演を果たした直後、「俺が真犯人だ」と訴えてくる者が現れた・・・
韓国映画『殺人の告白』がオリジナル。未見なので何とも比較のしようがありませんが、今作の場合、年齢設定に突っ込みどころがあったり、遺族たちが犯人を殺したいほどに復讐心を駆り立てられるという不自然さもある。現実では4番目の被害者遺族の山縣医師(岩松了)の対応が最もリアルだと思います(尤も、これには裏があったわけだが・・・)。
22年もの月日は復讐心をかなり和らげてくれると思いますが、今更名乗り出ることの意味は真犯人をあぶり出すための計画されたものだったとわかり、謎も氷解。上手く作られてます。もっと納得がいったのはエンドロールで渡部陽一の名を見つけたことでした!
感慨深い
展開や設定が面白い
いやぁ、ズルいなぁ
ちゃんと騙されたわ(笑)でもあえて見せてないシーンが多くてこんなの分かるわけねぇだろって思った(笑).
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犯人の正体に関しては仲村トオルが出てきた瞬間にこいつが犯人なんじゃね?って軽い気持ちで思ってたらまさかの当たってしまいました。
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でも最後の最後に仲村トオルが刺されるシーンはいるかなぁ。結局精神鑑定で罪が軽くなっちゃう司法の闇的なので終わればよかったのに。
今度は連続殺人犯(!?)
無理
痛く、苦しい…
面白かったけど、やっぱり『サイタマノラッパー』みたいな映画が見たいような気がする。
最近日本映画でよく見かける感じのクライムサスペンス物。
原作は韓国映画らしいけど、内容的には『64』みたいな感じでした。
こういうのは犯人のキャラ設定にかなり無理があるものがほとんどで、最初は面白そうだけれど、最後はかなり変な感じで終わるものが多い。
でもこの映画はそれに近いものはあるけれども、ぎりぎりそうなってなかった。
どんでん返しがあるのだけれども、これも現実にはありえないと思うけれど、映画的にはアリかな?ぐらいのレベルだった。
現実の出来事もうまく盛り込んでいるし、登場人物の設定や人数、配役もちょうどいい感じ。
特に藤原さんがよかった。
同じような作品で『藁の楯』にも犯人役で出ているし、刑事役は大沢たかおさんではなく伊藤英明さんになっているけれども、似たようなイメージの人なので、『藁の楯』と一緒にセットで楽しむのもいいかもしれない。
入江悠監督が好きなので見たのだけれども、いろいろちょうどいい感じで、うまく組み合わせてあって、監督の才能は感じたけれども、入江悠監督らしい作風はなかった。
原作物だからしょうがないのかもしれないけれど、なんとなく不満だった。
メジャーデビュー2作目の『ジョーカーゲーム』から変わったような気がする。
『ジョーカーゲーム』は週末興行収入1位になれなかったけれど、この映画は1位になったので、これで名実供にメジャー監督の仲間入りということになった。
売れるためにはしょうがないのかもしれないけれど、こういうありきたりの映画ではなくて、出世作の『サイタマノラッパー』みたいな映画が見たかった。
でも、やったとしても、ああいうダメ男が主人公の地味な映画では、興行的に当たるわけがないのでやむおえないのかもしれない。
同時期にテレビの深夜ドラマで、なぜか入江監督が『サイタマノラッパー』の続編やっていて、なんでやっているのかよくわからなかった。
でもこの映画みたら、宣伝的なものもあるのだろうけど、今までのファンに申し訳ない気持ちとか、やりたいことできない不満みたいなものもあるのかもしれないと思った。
二転三転の展開にビックリ
・演者さん達の熱演がスゴかった
・序盤のシーンが斬新な感じで釘付けになり、ハラハラドキドキした
・二転三転する意外な展開にビックリした
・最後の最後のは別に要らないように感じた
・ワイドショーのシーンが緊迫感あって良かった
・藤原さんに今作も引き込まれた
展開が良かった
タイトルに反した面白さ
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