アベンジャーズ エンドゲームのレビュー・感想・評価
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あの名作SFへのオマージュとアンチテーゼに満ちた分厚いドラマ
前作『~インフィニティ・ウォー』はサノスが6つのインフィニティ・ストーンをコンプリートして指パッチンしたら宇宙の生命の半分が消えてなくなりましたという話。さて本作でアベンジャーズの残党はどうやってサノスに立ち向かうのか?この後に控えているスパイダーマンにどう繋がるのか?ところでナタリー・ポートマンはどこに行ったのか?等々色々気になることはありつつも、てっきり打倒サノスが肝だと思いきや全然違う。喪失感と戦う人々の姿、世界を取り戻す最後の希望に対する躊躇い、そして何より自分の過ち故に大切な人を失ってしまったのではないかと自問するヒーロー達の苦悩。劇中でもコスられますがこれは20世紀の名作SFのアレ(自粛)に対するオマージュでありアンチテーゼ。そこは近々公開予定のホラー映画“Happy Death Day 2U”とある意味同じアプローチ。MCUが丹念に積み上げてきた壮大な物語をサクッと串刺しにしてパラパラと七味をかけた脚本がとにかく素晴らしいです。ということで3時間のうち2時間は泣きっぱなしで残りの1時間は大爆笑。映像が美しいのはもう言うまでもなく、大画面をこれでもかと最大限に使った贅沢極まりない構図で見得を切るヒーローの皆さんの勇姿が眩しくてしかたないです。
印象的な名台詞も山程ありますが一番印象的なのは“3000回愛してる”かと。これにはお父さん号泣です。しっとり始まってしっとり幕を閉じたドラマに、去年の『レディ・プレイヤー1』鑑賞時に味わった"こんな映画を作ってくれてありがとう"という感謝に彩られた多幸感で胸がいっぱいになりました。
『インフィニティ〜』と『キャプテン・マーベル』だけは最低知ってないと置いてけぼりを食らうので鑑賞のハードルがやや高いっちゃ高いですが、出来る限り大きなスクリーンでの鑑賞をお勧めします。
終わってくれてホッとした。
アベンジャーズファンとしては星★★★★。
映画作品としては星★。
各シリーズのおさらい的な演出をストーリーの軸とした展開は本当にワクワク嬉しかったし、後半のバトルシーンなどは永遠に観ていたい程!
ただそれも、全宇宙平和のためお忙しく都合の良い時しか参戦出来ないキャプテンマーベル一1人いれば済んじゃうし、何よりロバート・ダウニーJr. の年齢的限界をトム・ホランドに移行させる為の映画会社の戦略の方がリアルに伝わってきちゃう。
シリーズファンにとっては必見だけど、いきなりこれだけ観た人には、翌日になると忘れちゃうタイプの作品。
スパイダーマンが今から楽しみ。
二度泣いた。いや、二度しか泣けなかったのか。
マーベルファンと言うには、恥ずかしいことにすべてのシリーズは見ていない。ただアイアンマンとかキャプテン・アメリカとかスパイダーマンとかストレンジとか、彼らが大好きだということで、ファンとしてカウントしてもらえたら幸いである。
二度泣いた。というのは2シーンで泣いたという意味である。最近は涙腺も結構きつく締まっていたのだが、「沢山輪っかが出現するシーン」(表現ぼかしてます)、「次作のスパイダーマンの予告でネタバレされている、あのシーン」(かなり表現ぼかしてます)においては、さすがに私も感動のあまり両目から熱いものがこぼれ落ちてしまった。
興奮と感動、切なさと感謝。
大切な仲間たちの熱き戦いが胸熱過ぎました。
やっぱアメリカン的な正義のヒーローってかっこいい。
大切な人に会いたいっていう思いを超えて、世界への愛のためにその身を捧げて戦うとか、泣けてくる。
ある意味武士道精神だし、大和魂的なところあるかも。だから感動したのかな。
戦闘シーンはすこし過激に映るかもだけど、小さいうちから、何かを護るために命を捧げて戦うことはかっこいいことなんだって伝えるために、アベンジャーズとか道徳の授業で紹介してほしい。
でも、二度しか泣けなかったと思うと、全シリーズをすべて観た方々の高まり方には全然及んでないなって思います。もっと泣けた方羨ましいです。
Thank you Stan Lee
安倍・遠藤
IMAX3Dで鑑賞。
前作で、サノスの指パッチンで人類の半分を
消滅させられたばかりではなく、ヒーローも
半分くらい消滅させられるという驚きの
展開だったので、その始末をどうつけるのかと
1年間もやもやしていました。
ネタバレとなるので書けませんが、
ふむふむということで、アベンジャーズの
文字通りアベンジャー(逆襲)が幕を開けます。
3時間を超える上映時間でしたが、展開が早いので
そんなに長い時間とは感じませんでした。
また、同じ劇場でアクアマンを観た際に
で前に座った人の頭でよく見えなかった経験を活かし
劇場で貸してくれるクッションを2段重ねた上に
座って観ました。よく見えました。
3時間の中で、これまでの単作も含め22作の
伏線を拾って落とし前を付けるのは、えらい大変
だったと思われますし、たくさんのヒーローの
活躍を全て盛り込むのも大変だったと思います。
※今後、公開される、スパイダーマン・ファーフロムホーム
がMCUの最後となるようです。
※ソーがマツコデラックスになっています。
※字幕版でしたが、吹替版でもう一回観たいです。
キャプテンアメリカ感動をありがとう。
頭をカラにして観る
キャプテン・アメリカがラストシーンで発した「Assemble」という台詞が結局この作品のすべてである。もちろんパソコン用語ではなく、ヒーローがみんな集まったという意味だ。要するに力を合わせれば勝てるみたいなアホくささである。こういう単細胞ぶりがディズニーの真骨頂だ。
各シリーズを見ていないとよくわからないところはあるが、前作の「キャプテン・マーベル」を見ていたので、キャプテン・マーベルだけは全宇宙の正義の味方で忙しいことはわかった。それに対してアベンジャーズ軍団はもっぱら地球での戦いに専念する。宇宙担当はキャプテン・マーベルだけで、地球以外での悪との戦いがどうなっているのかは不明のままだ。
プレイステーションで「天誅」というタイトルのゲームがある。クリアすると言語を選べるようになっていて、英語を選ぶと「avenge」という単語が何度か出てくる。「仇を打つ」という意味の単語だが、日本語の読み方で「あだ」と「かたき」では若干意味が異なる。「恩を仇で返す」というときは「あだ」と読む。親を殺した相手は「親のかたき」である。avengeもrevengeも恨みのある相手をやっつけようとする点では意味はあまり変わらない。アベンジャーズがavengeするためには、被害に遭うのを待たねばならない。先手を打ってやっつけたらavengeにならないからだ。
そして被害に遭うためには加害者が必要で、例によって典型的な加害者が登場する。鼻持ちならないプライドの持ち主で、自分のプライドのためだけに他者を傷つけても意に介さない、家族愛も何も持ち合わせていない冷血タイプである。子供が観るからわかりやすくする必要があったのだろうが、大人が見ると悪役としてのリアリティに欠けている。悪役にも葛藤はあるし、心の拠り所も必要だ。悪役の手下たちにも同様のことが言えるが、そんなことはお構いなしで、画一的な手下が次々に殺される。
ただCGと音は相当の迫力で、この作品ばかりはIMAXの3Dで観てよかったと思う。アホな世界観はいったん横に置いて、アクション主体の映像と音楽を楽しむにはとてもいい作品である。それにしてもロバート・ダウニー・ジュニアは麻薬で逮捕されたりしているのに、ディズニー映画に主役として出ているのは、流石にアメリカは作品と俳優を区別するだけの分別を持ち合わせている国である。自分と違う人格をリアルに演じるのは精神的負担が大きい。覚せい剤でキメセクをやっている連中は別として、俳優が薬物やアルコールに依存し勝ちになるのは必然だろう。特に一匹狼タイプの俳優はそうなりやすい気がする。
ダウニー・ジュニアをはじめとして、俳優陣の演技は相変わらず見事である。ロバート・レッドフォードが出ているのはしっかり見たが、ナタリー・ポートマンの名前をクレジットに発見して驚いた。これだけの俳優たちがディズニーみたいなありきたりの世界観のお手軽映画に出るのはなんとももったいない気がするが、これも「Assemble」だ。集合したら外側だけを見ることしかできなくなり、内面を掘り下げるのは無理である。演じるほうも観るほうも、頭をカラにして作品を楽しむのがいい。3時間はまったく長く感じなかった。
MCU集大成
過去作品観賞後、少なくとも前作インフィニティ・ウォーは観てからの鑑賞を強くお薦め。
過去シーンも多々登場するため、知っていた方がのめり込むのは確実。
スパイディも言っているが、
極力ネタバレ知識は付けずに観た方が良いと思う。
今後も出てはくるだろうが、
これを越えるオールスターキャストモノはもう無いのではないかと思う。
会社や権利の垣根を越えてスパイものを集めるか、DCがマーベルと組むか、はたまたスーパーロボット対戦(海外は辛いか)か。
それでも本作品の出来映えに並ぶのは難しそう。
突っ込みどころが無いわけではないが、MCU好きは必見の作品。
各キャラクターにスポットを当てて掘り下げており、
先頭シーンの連発だった前作よりストーリー重視。
アベンジャーズ立ち上げメンバーはほぼ卒業という感じで、今後の作品に登場しなくなるのは寂しい限り。
アイアンマン
冒頭から極限状態。
マーベルさんがあっさりヘルプするけど、痩せ細ったり、親の顔になったり、子供の顔になったりと色々な表情が見れる。
正に主役だった。
キャプテンアメリカ
ツートップのこちらは幸せな卒業感。
戦闘ではまさかのソー来たか状態だったが、
比較的人間味のある能力者で、何か無いと渡り合えないだろうから、納得。
見所はやはりキャップvsキャップ。
ハルク
ほぼほぼずっとバナーハルク。
一部以前のカタコトハルクも登場する。
本作でも重要な役目を担う事になった。
もっとナターシャとの絡みを期待していたので、少々残念。
ブラックウィドウ
中盤で早々に離脱。
自分の予想とは逆を行った譲り合いが見所か。
髪の色が作品毎に異なるイメージだが、
今回は少々奇抜過ぎたような。
ホークアイ
ちょっと横に伸びた?
前作未登場の鬱憤は冒頭で晴らした。
他の映画同様、日本を登場させると何故か物凄くチープになる。
日本語要らなかった。
ソー
ガーディアンギャラクシーがシリアス寄りになったからか、本作のコミカル担当。
挑発に戻り、体型が変わり、戦闘スタイルも変わるという。
今後の作品に出てきそうなキャラ一番手。
もう出演する事は無いだろうと思っていたサブキャラが出てきて、非常に嬉しかった。
キャプテンマーベル
バランスブレイカー過ぎ。
そのせいもあってか登場頻度は控えめ。
短髪より髪長い方が好きだった。
他
過去回想などでの役者はご本人なんだろうか。
脇役、チョイ役までオールスター。
カメオ出演も多そうだが、
かなりカットしたシーンがありそう。
更に二部作になってしまうようなボリュームになるが、
ディレクターズカットがあるなら是非是非公開して欲しい。
10年分の有難う。
かつてこんなひとつの物語として大成功できた、お祭り映画があっただろうか?
スタッフの本気、役者の熱演に心を動かされっぱなし。
この映画の製作チームこそがアベンジャーズ。
11年観続けた身としては、もう感謝の気持ちしかありません。
まさにエンドゲーム。
愛に溢れた作品でした。
本当に有難うございました。
勿論星5です。
もう一回映画館に行きます。
不満はあるけど。
正直、不満もあるし、疑問もある。
ハルクやニック・フューリーは活躍しないのかよ、とかキャプテン・マーベルは必要だったのかよ、とか。
あれじゃ違う時間軸、たくさん出来ちゃったんじゃねえの、とか。
そもそも5年前に消された人たちを甦らせて、過去から来たサノスを倒して、それでハッピーなの?
新たな犠牲まで出しちゃってさ・・。
ただ11年間、楽しませてくれたマーベルには感謝しています。
そして、ずっと中心だった社長とキャップの退場劇としては、申し分なかったんじゃないかな。
本当、「お疲れさまでした」!
集大成
シリーズ一作目でマーベルの映画にハマって全部見て来たけど今回めちゃくちゃ良かったわ。最後のある人物の葬式のシーンが最後って感じで感動したし。最後の大決戦のシーンがオールスターキャスト総集結で楽しかった。何気に序盤であっさりサノスが倒されてビックリしたけどその後そう来るかと思いましたね。本当に最後なのが悲しい
食べたかった料理とは違ったけど美味しかった
MCUは全て見ています。
その上でインフィニティウォーの続きとなるアクション盛り盛りの映画を期待して4DX版を見に行きました。
期待は大きく裏切られ、ヒーローの人間ドラマパートが長すぎていまひとつ集中しきれなかった。
名作は名作だけどインフィニティウォーよりは下の評価でした。
当初は。
2回目の鑑賞時ストーリーラインが頭にある状態で、過去作の記憶を思い出しつつ、普通のスクリーンで観ました。
これまでのこと、ちょっとした伏線となる台詞、一つ一つをかみしめてようやく今作こそが最高の映画だと気づく。
するとその時のヒーローの心情が見えてきて本当に楽しめる映画になりました。
低評価の人の低評価は理解できます。
期待した、思っていた映画ではありません。
ですが、それで切り捨てるにはあまりに惜しい。
全員がそうである必要はないですが、他作品を見て先入観を捨て見てみてほしい。
登場人物ひとりひとりのストーリーがしっかりありつつ絡み合う見事な一作であることに気づきます。
映画館で見れる時間に限りがあることがもったいないと思えるはずです。
The greatest movie
あまりに入っているというので
いざ!ポップコーン🍿とコーラとなりビールなり抱えて観るべし!
ちゃんと楽しくつくられているな、という印象です。
長い年月をかけて、ものすごい数の作品群で描いてきた、とんでもなくバラバラなキャラクター達のバックグラウンドや伏線を見事に拾っていく技量は、流石アメリカン・エンターテイメント🇺🇸ハリウッドだなぁと思わずにはいられませんでした。シナリオワークも、豪華役者陣も、VFXも。
こういうのは、神経質に観るものじゃないので、
そもそもな事とか言い出したらキリがないので。
コーラとポップコーンと🍿なんならスウェット上下くらいのラフな気分で👍🏻
ここで描かれる正義が本当に正しいものなのかどうかわからないし、内容がとくに心に残り続けるというものでもありませんが、長く退屈な人生をどれだけ面白くするかというのがエンターテイメントの目指すもののひとつだとすれば、これはまさにそういう作品です。
いつか老後の時間を持て余した時に、マーベルの単体作品群を1から順番に観て、アベンジャーズを観て、あれはどうだったっけ?とまた単体作品に戻って…というエンドレスで気ままな旅をするのが今から楽しみです。
それにしても☆4.0はあげすぎかなー?
22作品をトータルしての評価と思ってください!
あ、あとひとつどうしても言いたい…
真田広之はあれでよかったのか…
クサイ!という表現がいちばんしっくりかな、旅芸人一座がやるような大げさな殺陣…と思ってしまいました…
やはりヒーローものの世界ではあれくらいの派手な芝居が求められるのでしょうか…なんというか…アボカド入りのカリフォルニア巻きでした(笑)
初回は日本人の感覚で観てしまって衝撃が強かったので、2回め冷静に観るとまた違って感じるかも知れません。
詳細な部分の記述は無し、全体的にザックリ思ったこと。
全世界のファンが期待して待っていたものではなかったと思う。
ルッソ監督は大風呂敷の締めくくりに際してテンプレートに逃げなかった。
細かい部分は他の人が十分議論してるので自分は書かなくていいかな。
低評価の人の指摘部分も個人的には気に入っている。きっとそういう人はたくさんいると思う。
実際脚本も伏線回収もこれだけの規模を破綻させずに良くやった。
ただ一つ、サノスの信念(表面上は理にかなっている)に対して、正義故のロジックのあるアベンジャーズの回答を示して欲しかった。
サノスを上回る力で暴力的にねじ伏せる最後をIW以来危惧していたがそれに近い状態になってしまったかも。
IWのような終始興奮状態のような幕開けだったらちょっとキツイかなと思ってたのもあって、前半の展開やヒーローたちの新しい側面も全て引っ括めて結論、
この映画好き。
壮大な最高の映画 しかしやはりタイムマシンは禁じ手
まずこれだけの映画を製作する事に敬意を表したい。
長年のシリーズや個別の作品があって成り立つ。一人一人のヒーロー像が際立っており、皆が正義の為に、真っ直ぐ強い心を持つ姿が素敵だ。仲間を思う気持ちや、カッコつけず、正直な本音(愚痴や悪口、怒りや弱音を誤魔化す所)に、共感する。
次に、家族愛の描き方上手い。母や恋人、子供達との会話が可愛い事等が上手く描かれていて、守りたいものを超えてヒーロー達が使命感に立ち上がる姿に感情移入してしまう。
そして3時間なのに飽きないクオリティも流石です。
冗長で、退屈なところがない。無駄が無い。無いどころか、これでも端折っているくらいではないか。そのくらい壮大なシナリオである。
アベンジャーズが描いている世界観は、愛する人や仲間を守る為に、勝てない相手であろうと戦おうとするヒーローの姿、様々な多様なヒーロー像があり、協力する姿だ。
その事は十分描かれている。
難しいのは、後付けの壮大さのため、細かい点が、強引になる事だ。全体ストーリーとして、色んな要素を詰め込みすぎで散漫な印象がやや残る事だろうか。これは、ヒーロー総出演型映画にはつきものなので、想定内の難しさ。もったいない感ですね。
それにタイムマシンもよくあるアイデアの引用である事を自虐ネタにしている会話もあるので確信的で、笑って許して的なノリに変換しているが、まぁ、楽しいのでいいかぁ!と思わせているところがある。取り返しのつかない出来事を、どうしようもない事を、タイムマシンで解決するのは禁じ手かもしれない。これまでの気持ちを、あれ?元どおり?的な拍子抜けの後味が拭い去れないし、様々な疑問を残してしまう、スッキリしないさが副作用として残る事だ。もったいない。それも二部作で一作目で絶望させるために、確信犯だろうな。
そうなると、大事なのがエンディング。戦いの後のみんなのバッヒーエンドは丁寧に描いて時間をかけている。静かに涙がでるのである。やられた。
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