アベンジャーズ エンドゲームのレビュー・感想・評価
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アベンジャーズファン以外は…
長い。バック・トゥ・ザ・フューチャーをバカにするな。誰が誰やら分からん。大乱闘スマッシュブラザーズをCG使ってSFだと言ったら、こーなりましたって感じ。
50インチ程度の画面で観るよりは劇場を薦めますが3時間近い時間を浪費する事を覚悟して下さい
10回見ました 熱量が全てを超える
10回見ました IMAX3D字幕で3回、MX4D3D吹替で3回、ドルビーアトモス字幕で2回字幕1回吹替1回です
トイレの近い私ですが1回も上映途中に行きませんでした
ツッコミどころあっても今まで見てきた集大成として熱いものがありました
正直微妙
一つ一つのシリアスシーンが長すぎて退屈だった。また、よくわからないフラグがいくつか。例えば、終盤の戦闘で、ドクターストレンジがスタークに「一回だけだぞ」みたく指を立てるシーンはよく分からなかった。「一回しか体がもたないよ」って意味?だとしても、その前にガンマ線の話をあれだけしてるんだから、今更だよなあって思う。また、誰が誰だか分からないため、見るためにマーベル作品を網羅する必要すら出てくる。正直キツイ。
アクションは派手で良かったです。
…寂しい
評価の差があまりにも激しすぎるので、ワザと大体のあらまし踏まえて映画館へいきました。が
十分楽しめました。3時間あっという間でした。
確かに色々なものを詰め込み過ぎの感がないわけではないけれど、もうアベンジャーズ に会えないのかと思うととてもとても寂しいです。映画のファンでもありますが、アベンジャーズ のファンでもあるので。
他人の評価に惑わされず、自分の目で見て感じるのが1番だと思います。アタリはずれは、50%が受けとる側の責任です。賛否両論あって当たり前
見たいと思ってる皆さん。アベンジャーズ に会いに行って下さい。これが最後かも。ですよ
この時代に生まれて本当に良かった‼️
今回は出遅れました。仕事で中々映画に行けなかったのですが、今日は早く上がれたので、念願のアベンジャーズを見に行ってきました
アベンジャーズは全シリーズ映画館で見て
いる自分の評価です。
もう最高です。
当時大学生の私も気づいたら社会人でも
指示する立場に
本当に、アベンジャーズとともに成長してきたと言っても過言ではないと思います。
キャラクター毎に物語があって、その伏線を悉く回収をしていって
映画の序盤から涙が出始めました。
中盤からは涙が止まらずSFアクションで
これほどまでに泣いた記憶はありません
興奮しすぎて、文がまとまらないので
このへんにしますがもう一度最初からアベンジャーズ見ていき、再度劇場で見たいと思います。
ひとつだけ言わせて
評論家じみたことは言わない。
想いはすべて星の数に託した。
ただひとつ、
雷様のたっぷん腹だけは、どうしても許せないんじゃああああああああああああい!!!!
ソーは人間味全開なコミカルさもプリティな神様でいいんだけど、やり過ぎだよ…。
スター・ロードと若干キャラ被りのまま、一緒の船に乗っちゃったしな…。
そんで、かたやコールソンさんはコールソンさんで、70年後で地球滅亡を必死に止めてるってかー。
まあいいさ。
MIBを楽しみに待つ。
う~ん・・・
アヴェンジャーズ版「バック・トゥ・ザ・フューチャーPARTII」
という感じ。でもコレを許しちゃうと、最早何でもアリじゃん!?
禁じ手使っちゃったなぁ・・・と(-_-;)
それに今回はストーリー重視で、序盤から終盤まで
ダラダラと長い印象を受けて退屈。
前作の様な派手なアクション・シーンは、
正直ラスト30分だけで、IMAX3Dで観る意味があまりありません。
俺が求めてたのは前作の様な派手なアクション映画で、
こういうモノを求めていたのではないのだけどなぁ・・・
皆、ラストの美談的な終わり方に騙されてると思う(苦笑)
でもコレで少なくとも、スパイダーマンの続編は作られていけるなぁ、と(笑)
ガモーラの謎⁉
観終わった後に、『ガモーラは?』という考えで頭が一杯になってしまった。
ガモーラは、一度サノスに殺されていたが、過去から来たことで復活した。
つまり、この映画に登場していたのは、クイルたちと会う前のガモーラである。
でも、ラストでは消息不明になってしまった。
『どうしたのか? サノスたちと一緒に滅んだのか』と思い調べたら、ネットの噂では、生き残っていて、来年あたり公開される『ガーでアンズ・オブ・ギャラクシー』の次回作では、クイルたちが、この過去からやってきたガモーラを探して再び出会うということらしいが…(ソーは諸般の事情で出ないという噂もあるのが…)
それが本当なら、死んだ人たちがいても、過去に行って、過去の彼らを連れてくれば、またストーリーはできるってこと?
例えば、トニー・スターだってサノスだって、過去の人を連れてくれば、また新しいストーリーができるってこと? (トニーも、諸般の事情でもう出ないという噂があるが…)
ガモーラの妹のネピュラだって、過去から来た自分を倒したけど、なんともなかったし…
つまりは、諸般の事情の無い人は、何度死んでも、生き続けるってことかな?
ガモーラのこと以外にも、謎は多い…
5年間消えていた人と、消えていなかった人。
消えていた人って、どうなってたの? 例えば年齢は?
全てが5年前に戻ったってことでもないようだし…
キャプテンアメリカが、六個のインフィニティストーンを元の場所に戻す役目を背負って過去の行くけど、一人では宇宙に行く力のない彼がどうやって元の場所に戻すつもりだったのか?
しかも、その後に、老人のスチィーブ・ロジャースが現れるが、これは、彼がキャプテンアメリカにならなかった人生を歩んだということ?
じゃあ、今までキャプテン・アメリカとして戦っていたスチィーブ・ロジャースはどうしたの?
他にも多数の疑問がいっぱい・・・考えれば考えるほど、頭が混乱してくるかも・・・
サノスかわいそう
はじめに云っとくとMCU作品は「キャプテン·アメリカ ザ·ファースト·アベンジャー」と「マイティ·ソー」以外は全て劇場で観てる。
自分は観た作品全てレビューをする程マメな人間ではないのだが、まあ只何となくでこれ迄MCU作品のレビューはしていなかった。この作品もレビュアー溢れてるし10年の集大成という区切りがなければ多分レビュー書く気にはならなかっただろう。
で、いざ書き出すとこの点数でこのタイトル。
だって本当に観た後こう思ってしまったのだから。
サノスは暴君では有ったかも知れないが暗君では無かった。愛する心を持ち、己の野望や名声の為ではなく、宇宙全体の事を思って映画史上最大の大虐殺を行なった。
ちょっと想像してみたが日本の人工が半分になったらGDPも半分になる訳で、そうなったら多分国家は崩壊するよな。似たような事が他の国でも起きるわけだから、人類は半分どころかゆっくりと死滅して行くのでは?
しかしチンギス・ハーンや秦の始皇帝、曹操孟徳や織田信長が虐殺者で在りながら英雄とも言われるのは、やはり私利私欲でそれを行なった訳ではなく、その先の未来を見ていたからだろう。
そんなサノスが自分は前作で好きになってしまった。実質主役だったし。
それにサノスは仲間が沢山居るスーパーヒーロー達と違って孤独じゃないか。周りに居るのは手下や言葉が通じるのか怪しいような兵士たちで、仲間は一人も居ない。
目的を果たした後はガントレットと甲冑を捨て、帝王ではなく一人で農夫として穏やかに生きていたサノス。そんなサノスを二度に亘ってみんなで殺すスーパーヒーロー達。
うーんなんてこった。スーパーヒーロー映画なのにどのスーパーヒーローにも感情移入出来ない。
単に自分がひねくれ者なせいか?まさかアベンジャーズの最後にこんな気持ちになるとは。
あー、これは!
あ、これは!あの作品のあのシーンだとか、あれに繋がるのかな?とか、こういう事か!懐かしいシーンもあって楽しめた。エンドゲームが初めての人は「この人誰?」ってなるので、せめてインフィニティ・ウォーは観た方がいいです。そこからまた「誰?」が出てくるのでアイアンマンから観たくなります。
(私はインフィニティ・ウォーからでした。)
3時間は長いなーと思っていましたが、終わってみると3時間たったの!?って感じです。
結末は、、、言えませんが、もう一度観たい。
一つ言っておきたい。
ポップコーンを食べる方、カリッ、サクッ、っと音が割りと響きます。
右側の人は響かないのに左側の人は五月蝿くて、気が散りました。
食べ方気を付けて欲しい。
前回よりかなり劣る!!
サノスの圧倒的なパワーとクライマックスの連続だった前回より、かなりつまらなかったです。三時間はきっちり、日常パート、過去パート、荒野でのバトルとエピローグと分かれていますが、特に最初の一時間は台詞ばかりでTVシリーズのような感じでした。現在まったりと暮らしており、命の危険もないので、過去に戻るモチベーションが薄かったです。世界最高峰のヒーロー映画を一年待ったら、過去に戻って解決するような話だったので、安直でがっかりでした。ラストバトルは洋ゲーのムービーを観ているみたいで、サノスとキャプテン・マーベルのパワーも物足りなかったです。その後もダラダラと続き、制作者とキャストの自己満足のような締め方でした。洗練されておらず、キレのない脚本(特にギャップが寝言ばかり言っている)ですが、ソーと母上の会話だけ良かったです。昔のキャプテン・アメリカが好きなので、エレベーターのシーンも短いですが少し楽しめました。スタークに女児がいるのが個人的には嫌でした。ハルクは前回、泣き喚いて全く戦いませんでしたが、「戦って負けた」とドヤ顔で語ったり、「ストレンジがサノスにキューブを渡しましたあ」とゲロったり、かつては暴走すれば最強のイメージでしたが、もはや小物感が半端なかったです。何か良く分からないが超理論でアントマンの装置を使って過去にワープできる→サノスより先にキューブを集めて指パッチン→みんな甦ったのでサノスをボコッて終了、というシンプルなプロットのはずが、変に小賢しく肉付けしてダラダラと長いので、爽快感やスピード感もなくヒーローものとしては不満でした。例えばスタークとストレンジという、どちらも我が強く面倒臭いキャラで共闘しなければならない状況等、前回の方が見所はあったと思います。
ネタバレ厳禁。圧倒的スケールで送る、最終局面の戦い!!
【賛否両論チェック】
賛:懐かしいシーンやキャラクターが沢山登場するので、往年のファンには感慨深い。クライマックスの一大スケールのバトルは必見。
否:前作までの知識は必須。長い上映時間に割と静かなシーンも多いので、人によってはまさかの眠くなってしまうかも(笑)。
特に前作までの説明は全くしてくれないので、予備知識は必要不可欠です。前作までを知らずに観ると、何がなんだかよく分からないまま話が進んでしまうと思います。逆にシリーズのファンからすると、懐かしいシーンやネタがメチャメチャ登場するので、思わず感動してしまうかと(笑)。
最強の敵・サノスによって、人類の半分が消滅してしまった世界で、それでも失った人々を助けるために、最後の危険な賭けに出ることになったアベンジャーズ。その過程で待ち受ける困難や悲劇、そして改めて明らかになる仲間との固い絆なんかに、観ていてグッと来てしまうこと請け合いです。
ただ難点としては、上映時間が長くて、なおかつアベンジャーズシリーズにしては淡々と進むシーンがかなり多いことでしょうか。特に前半はアクションシーンもほとんどなく、ちょっと拍子抜け感があるかも知れません。しかしそれも前半まで。後半は一転、怒涛のド迫力アクションに圧倒されてしまいます。クライマックスの戦いは、勿論手に汗握ると同時に、懐かしいヒーロー達の再集結が印象に残ります。
シリーズファンは言うに及ばず、新しくマーベルシリーズにハマりたい方にも、是非オススメです。
あの名作SFへのオマージュとアンチテーゼに満ちた分厚いドラマ
前作『~インフィニティ・ウォー』はサノスが6つのインフィニティ・ストーンをコンプリートして指パッチンしたら宇宙の生命の半分が消えてなくなりましたという話。さて本作でアベンジャーズの残党はどうやってサノスに立ち向かうのか?この後に控えているスパイダーマンにどう繋がるのか?ところでナタリー・ポートマンはどこに行ったのか?等々色々気になることはありつつも、てっきり打倒サノスが肝だと思いきや全然違う。喪失感と戦う人々の姿、世界を取り戻す最後の希望に対する躊躇い、そして何より自分の過ち故に大切な人を失ってしまったのではないかと自問するヒーロー達の苦悩。劇中でもコスられますがこれは20世紀の名作SFのアレ(自粛)に対するオマージュでありアンチテーゼ。そこは近々公開予定のホラー映画“Happy Death Day 2U”とある意味同じアプローチ。MCUが丹念に積み上げてきた壮大な物語をサクッと串刺しにしてパラパラと七味をかけた脚本がとにかく素晴らしいです。ということで3時間のうち2時間は泣きっぱなしで残りの1時間は大爆笑。映像が美しいのはもう言うまでもなく、大画面をこれでもかと最大限に使った贅沢極まりない構図で見得を切るヒーローの皆さんの勇姿が眩しくてしかたないです。
印象的な名台詞も山程ありますが一番印象的なのは“3000回愛してる”かと。これにはお父さん号泣です。しっとり始まってしっとり幕を閉じたドラマに、去年の『レディ・プレイヤー1』鑑賞時に味わった"こんな映画を作ってくれてありがとう"という感謝に彩られた多幸感で胸がいっぱいになりました。
『インフィニティ〜』と『キャプテン・マーベル』だけは最低知ってないと置いてけぼりを食らうので鑑賞のハードルがやや高いっちゃ高いですが、出来る限り大きなスクリーンでの鑑賞をお勧めします。
終わってくれてホッとした。
アベンジャーズファンとしては星★★★★。
映画作品としては星★。
各シリーズのおさらい的な演出をストーリーの軸とした展開は本当にワクワク嬉しかったし、後半のバトルシーンなどは永遠に観ていたい程!
ただそれも、全宇宙平和のためお忙しく都合の良い時しか参戦出来ないキャプテンマーベル一1人いれば済んじゃうし、何よりロバート・ダウニーJr. の年齢的限界をトム・ホランドに移行させる為の映画会社の戦略の方がリアルに伝わってきちゃう。
シリーズファンにとっては必見だけど、いきなりこれだけ観た人には、翌日になると忘れちゃうタイプの作品。
スパイダーマンが今から楽しみ。
二度泣いた。いや、二度しか泣けなかったのか。
マーベルファンと言うには、恥ずかしいことにすべてのシリーズは見ていない。ただアイアンマンとかキャプテン・アメリカとかスパイダーマンとかストレンジとか、彼らが大好きだということで、ファンとしてカウントしてもらえたら幸いである。
二度泣いた。というのは2シーンで泣いたという意味である。最近は涙腺も結構きつく締まっていたのだが、「沢山輪っかが出現するシーン」(表現ぼかしてます)、「次作のスパイダーマンの予告でネタバレされている、あのシーン」(かなり表現ぼかしてます)においては、さすがに私も感動のあまり両目から熱いものがこぼれ落ちてしまった。
興奮と感動、切なさと感謝。
大切な仲間たちの熱き戦いが胸熱過ぎました。
やっぱアメリカン的な正義のヒーローってかっこいい。
大切な人に会いたいっていう思いを超えて、世界への愛のためにその身を捧げて戦うとか、泣けてくる。
ある意味武士道精神だし、大和魂的なところあるかも。だから感動したのかな。
戦闘シーンはすこし過激に映るかもだけど、小さいうちから、何かを護るために命を捧げて戦うことはかっこいいことなんだって伝えるために、アベンジャーズとか道徳の授業で紹介してほしい。
でも、二度しか泣けなかったと思うと、全シリーズをすべて観た方々の高まり方には全然及んでないなって思います。もっと泣けた方羨ましいです。
Thank you Stan Lee
安倍・遠藤
IMAX3Dで鑑賞。
前作で、サノスの指パッチンで人類の半分を
消滅させられたばかりではなく、ヒーローも
半分くらい消滅させられるという驚きの
展開だったので、その始末をどうつけるのかと
1年間もやもやしていました。
ネタバレとなるので書けませんが、
ふむふむということで、アベンジャーズの
文字通りアベンジャー(逆襲)が幕を開けます。
3時間を超える上映時間でしたが、展開が早いので
そんなに長い時間とは感じませんでした。
また、同じ劇場でアクアマンを観た際に
で前に座った人の頭でよく見えなかった経験を活かし
劇場で貸してくれるクッションを2段重ねた上に
座って観ました。よく見えました。
3時間の中で、これまでの単作も含め22作の
伏線を拾って落とし前を付けるのは、えらい大変
だったと思われますし、たくさんのヒーローの
活躍を全て盛り込むのも大変だったと思います。
※今後、公開される、スパイダーマン・ファーフロムホーム
がMCUの最後となるようです。
※ソーがマツコデラックスになっています。
※字幕版でしたが、吹替版でもう一回観たいです。
キャプテンアメリカ感動をありがとう。
キャプテンアメリカが出演する映画は必ず映画館で観てきた自分にとっては、今回の作品を見終わった後、かなりキャプテンアメリカロスになりました。
もう映画館でキャプテンアメリカに会えないと思うと悲しく感じます。
しかし、ラストはまさしくファンにとっては納得できる感動するシーンで終わったので良かったと思います。
キャプテンアメリカ感動をありがとう。
頭をカラにして観る
キャプテン・アメリカがラストシーンで発した「Assemble」という台詞が結局この作品のすべてである。もちろんパソコン用語ではなく、ヒーローがみんな集まったという意味だ。要するに力を合わせれば勝てるみたいなアホくささである。こういう単細胞ぶりがディズニーの真骨頂だ。
各シリーズを見ていないとよくわからないところはあるが、前作の「キャプテン・マーベル」を見ていたので、キャプテン・マーベルだけは全宇宙の正義の味方で忙しいことはわかった。それに対してアベンジャーズ軍団はもっぱら地球での戦いに専念する。宇宙担当はキャプテン・マーベルだけで、地球以外での悪との戦いがどうなっているのかは不明のままだ。
プレイステーションで「天誅」というタイトルのゲームがある。クリアすると言語を選べるようになっていて、英語を選ぶと「avenge」という単語が何度か出てくる。「仇を打つ」という意味の単語だが、日本語の読み方で「あだ」と「かたき」では若干意味が異なる。「恩を仇で返す」というときは「あだ」と読む。親を殺した相手は「親のかたき」である。avengeもrevengeも恨みのある相手をやっつけようとする点では意味はあまり変わらない。アベンジャーズがavengeするためには、被害に遭うのを待たねばならない。先手を打ってやっつけたらavengeにならないからだ。
そして被害に遭うためには加害者が必要で、例によって典型的な加害者が登場する。鼻持ちならないプライドの持ち主で、自分のプライドのためだけに他者を傷つけても意に介さない、家族愛も何も持ち合わせていない冷血タイプである。子供が観るからわかりやすくする必要があったのだろうが、大人が見ると悪役としてのリアリティに欠けている。悪役にも葛藤はあるし、心の拠り所も必要だ。悪役の手下たちにも同様のことが言えるが、そんなことはお構いなしで、画一的な手下が次々に殺される。
ただCGと音は相当の迫力で、この作品ばかりはIMAXの3Dで観てよかったと思う。アホな世界観はいったん横に置いて、アクション主体の映像と音楽を楽しむにはとてもいい作品である。それにしてもロバート・ダウニー・ジュニアは麻薬で逮捕されたりしているのに、ディズニー映画に主役として出ているのは、流石にアメリカは作品と俳優を区別するだけの分別を持ち合わせている国である。自分と違う人格をリアルに演じるのは精神的負担が大きい。覚せい剤でキメセクをやっている連中は別として、俳優が薬物やアルコールに依存し勝ちになるのは必然だろう。特に一匹狼タイプの俳優はそうなりやすい気がする。
ダウニー・ジュニアをはじめとして、俳優陣の演技は相変わらず見事である。ロバート・レッドフォードが出ているのはしっかり見たが、ナタリー・ポートマンの名前をクレジットに発見して驚いた。これだけの俳優たちがディズニーみたいなありきたりの世界観のお手軽映画に出るのはなんとももったいない気がするが、これも「Assemble」だ。集合したら外側だけを見ることしかできなくなり、内面を掘り下げるのは無理である。演じるほうも観るほうも、頭をカラにして作品を楽しむのがいい。3時間はまったく長く感じなかった。
全878件中、221~240件目を表示