アベンジャーズ エンドゲームのレビュー・感想・評価
全307件中、1~20件目を表示
正義が大好きすぎるアメリカの姿。その一時代を画する象徴的大作
メインディッシュ級の英雄が次々に活躍し、持ち味活かした連携技で極上のマリアージュ、ヒーロー側がほぼ全員登場する総力戦のハイライトはもはや絢爛たる大宴会。正義の味方の満漢全席といった趣だ。
11年で全22作、MCUの総決算にふさわしく、時間旅行を物語上の強力なエンジンとし、半分消滅したヒーローたちの再招集に道理を与え、過去作で描かれたさまざまな時代と当時のキャラも登場させる同窓会的な懐かしさも提供。膨大なキャラを3時間のドラマに織り込んだ脚本陣の剛腕に感服するが、着想としては先行した「X-MEN:フューチャー&パスト」に、初期三部作のキャストと前日譚シリーズの新キャストを引き合わせた妙手の点で軍配を上げたい。
正義が大好きな米国らしい映画だ。サノスに「ダークナイト」のジョーカーほどの“悪の魅力と哀しさ”があれば、本作をより好きになれた気がする。ともあれ一時代を画する象徴的な作品ではある。
こんなにも生々しく魅力的なスーパーヒーロー映画って
「アイアンマン」(08)から始まったマーベル・シネマティック・ユニバースの11年にも及ぶ攻防の歴史が、ここに終焉を迎えた。全編を彩るガジェットやCGIアクション、空間演出の妙もさることながら、激しく離合集散を繰り返してきたキャラクターたちを、平等に扱い、すべてを束ね直した脚本がまず凄い。精密な演出も高く評価したい。しかし、何よりも、日本人的に言えば平成を代表するフランチャイズ・ムービーを見せかけだけでなく、演技力が必須の人間ドラマに仕立て上げた俳優陣の努力にこそ敬意を表したい。彼らは我々に改めて教えてくれた。どんなに奇想天外な物語も、そこに人間の血が通って初めてリアルに感じられるということを。こんなにも生々しく魅力的なスーパーヒーロー映画がかってあっただろうか?特に、アイアンマン=ロバート・ダウニー・Jrの魂の籠もった名演には感服した。彼は本作で元々のフィールドであるキャラクターアクターに回帰したかのよう。さて、いったいこれからどに向かうのか?そんなダウニー・Jrを取り囲む面々も然り。我々観客にとって、いずれ劣らぬ当代の人気役者たちが各々の個性をぶつけ合った至福極まりない時間に、感謝しきりの3時間超である。
この圧倒的な連作と同時代を生きれたことを誇りにすら思う
'08年の「フェイズ1」開始から10年の歳月が流れ、この壮大な英雄たちの叙事詩にも一つの区切りが打たれようとしている。まずもって、かつてこれほど渾身の力と創造力と資金を駆使して織り成された連作はなかっただろうし、今後同様のプロジェクトがあったとしてもそれはもう映画というフォーマットではないかもしれない。その意味でも我々は記念碑的な瞬間に立ち会っている。3時間にも及ぶ長丁場の中で、いったい何が起こるのか。詳細は避けるが、アクションも素晴らしいし、アイディアも突き抜けてるし、それ以上に、俳優陣の織りなす迫真のドラマが胸を揺さぶってやまない。サノスに愛する者たちを奪われた喪失感。無力感。そこからどうやって立ち上がっていくのか。俳優たちが長年かけて創り上げてきたキャラクターの生き様が、友情の証が、渾身の力で焼き付けられている。圧巻。シリーズの立役者たるルッソ兄弟の大采配にも心からの拍手を贈りたい。
過去の世界へ
量子化だと時間の流れが違うってなり、タイムマシン作成。インフィニティーストーンを過去から回収し指パッチンをする。
最初にサノス殺してどうなるかと思ったが、過去のサノスが未来にくる。トニーが死にキャプテンアメリカも老化して終わる。
3000回愛してる
当時、映画館で観ました🎬
なんと冒頭からサノスがあっさり死亡する急展開。
どうなるんだと思いましたが、そこはアントマンがキーとなり…。
やはり「タイム泥棒」作戦となりましたね。
そしてサノスがガモーラを犠牲にしたように、ナターシャが自分を犠牲にする展開…。
ホークアイだけ戻ってきて、事実を察したブルースの反応がまた辛いですね。
トニーとハワードの会話シーンはベタながら良かったと思います🙂
最終決戦では、ガントレットをサノスから遠ざけるリレーや女性ヒーロー達の活躍、ブラックパンサーがクリントの名前を呼んだり…見どころ多し😁
サノスは一時ガントレットを手にして危険な状況になりますが、後半になってやっと到着したキャロルが宇宙船をぶっ壊しながら登場し、ガントレットサノスを一時抑える大立ち回り❗
その隙にしれっとトニーがガントレットを奪って、「私はアイアンマンだ」と言いつつフィンガースナップ❗
ストレンジが水❓を止めてるだけ(正確にはだけじゃないですが)なのが気になりましたが、これはファンサービスを超えたファンサービスですね。
エンドロールのトニー、スティーブ、ソー、ナターシャ、ブルース、クリントの映し方も敬意がこもってたと思います😁
アバターを抜いて、世界興行収入1位になるとは…あっぱれでした🙂
この映画をスクリーンで観れたことに、感謝ですね🎬
集大成
最初から最後までずっと泣いていた気がする。
3時間という長い上映時間であったが、ほぼ退屈な時がなかった。
良かった点
・トニースタークが娘(モーガン)と妻(ポッツ)と幸せに暮らしていた。アイアンマンの面やキャプテンアメリカの盾をおもちゃとして使うくらい戦いとは離れていた。
・ナターシャからアベンジャーズ愛が感じられた。
・バートンも幸せそうに家族と暮らしていた。
・バナーとハルクが一体化してたのは笑った
・タイムトラベルで「アベンジャーズ」や「エイジ・オブ・ウルトロン」の時代に遡って行ったところ。ロキとかソーの母上、元カノとかも見れた。
・ソーが可愛かった。
・タイムストーンを使ってアベンジャーズ+αが集まったときはめちゃくちゃ感動。
・最後、GotGとソーが宇宙船で旅している。続編が楽しみ
・ロキはスペースストーンでNYから逃れられたから生きてるかも!?
気になったところ
・ソーが太ったままだったのが悲しい
・ソーのハンマーをキャップが普通に持てたのはいいが、ソーが弱く感じたのがショック
・急なローニンと真田幸村の日本語が全く聞き取れなかった。
なんでこうなってしまうのか😨
前作の流れからいって、ここまで駄作にする方が難しいんじゃないかってくらいひどい。アイアンマンからドラマも全部見て、最後がこれかよ😱😱😱
いらんシーンばっかりで、過去とかいいから、現代でバチバチしてほしかった、キャロルさん他の星じゃなくて地球で暴れてください😫
石集めはいいから、バチバチとサノス軍と真っ向勝負でよかったと思うんだ😫
これだけ正義のスーパーヒーローそろってたら、サノスは徹底的な悪でよかったよ哲学的ないい人設定いらん。とことん悪で強くてどうしようもない暴れん坊でよかった。途中から別の宇宙のサノスにやらせよーたって😨感情移入できないし😨😨😨😨
マルチバースはわかるけど、視聴者はやっぱり昔から見てた宇宙で活躍してたキャラ達が本人で、違う宇宙の人は違うやつなんだよね。同一人物でも、どうしても違うやつ😭
思い出とか無かったことになっちゃうのは、ダメでしょ、過去作品の全てが無になってしまう。納得できません。
アベンジャーズの古参メンバーの扱いのひどさは理解できない😳😳
この映画でこそ、1番ノリノリのゴリゴリのキャップやナターシャ、ハルク、ソーが見たかったよ😩😩😩😩
なんかアベンジャーズの主力メンバーに恨みでもあるのかよーってくらいひどいよ😤😤
この映画だけは絶対認められない😤😤
それぞれのドラマの集大成
本当に泣いてしまった。
前作で多くのヒーローが死に、ショックで長期間見るのを控えていたが、それを後悔するくらい素晴らしい作品。
エンドゲームまでに多くのマーベル作品が出ていて、それを大体全て追っていた身としては、それぞれの人生やトラウマに焦点を当てて丁寧に描いてくれ、今まで追ってきて良かった、、、と心から思った。
特にキャプテン・アメリカは1作目からの伏線を最後に回収、本当に美しい終わり方だった。
今回であのキャプテン・アメリカはもう見れなくなるのかと思うとものすごい喪失感があるが、それよりも氷漬けになってから世界のために戦い続け、仲間はできたものの自分の居場所を見つけられず、ただただ滅私奉公していたキャップがようやくスティーブとして、自分の幸せを見つけられたと思うと、ファンとして涙が止まらなかった。
あのキャプテン・アメリカが自分の人生を生き、愛する人との約束を果たし、添い遂げる姿を見れて本当によかった。
(欲を言えば過去のスピンオフでもいいので、またあのキャプテン・アメリカが見たい、、、もうあれで美しく完結している気もするから蛇足な気もするけど、、、)
ありがとうアベンジャーズ。 3000回愛してる。
アベンジャーズ/エンドゲーム
とにかく最高の1言。
ひとりひとりの物語がしっかり
描かれていて
キャラクターにもっと愛着がもてました。
個性あるキャラクターたちなので
飽きることなく
あっという間に時間が過ぎていきました。
タイムスリップのシーンでは、
懐かしの場所だったり
キャラクターが登場して
MCUを見てきて良かったと
思わせてくれました。
最終決戦のシーンでは
涙で前が見えなくなるほど。
消えた仲間たちが戻って来て
ヒーロー大集結!
息が苦しかったです。
「アベンジャーズ アッセンブル」の
合図で一斉に敵に立ち向かっていく
ヒーローたちの姿はいつみても
興奮します!
最後にはそれぞれの
道を行き、新たなスタートを
きっていくヒーローたち。
今後に期待です。
そして、エンドロールにて
ヒーローたちがひとりずつ
紹介されていく演出が!
エンドロールであれほど
興奮し、鳥肌がたったのは
初めてでした。
感動をありがとう!
ありがとう アベンジャーズ。
3000回愛してる。
ナターシャ…
この映画のことは大好きだからこそ、言いたいことが1つ…
なんでナターシャを殺した…?
自分的にはこれが一番やばい、
(色々諸説ありだが、…納得できない自分がいる)
映像はきれいに出来てるし、ストーリーも完璧で…
なのにナターシャ…
55点
映画評価:55点
アイアンマンから始まったアベンジャーズシリーズ。
アイアンマンでエンドゲームして頂けた事が
私にとって何よりの感動です。
他のファンの方みたいに11年もの月日をかけた訳ではなく、私なんかは3ヶ月くらいで一気に観てきました。
感無量です。
涙が止まりません。
だって、あのアイアンマンですよ!?
有名だとか、中心ヒーローだとかではなく、
ヒーローの中でも一番臆病な、あのアイアンマンがって事です
臆病で、争いを好まず、誰よりも愛に飢え、
素直じゃなくて、男気とか勇気とかと一番縁遠いヒーロー。自分の心を鉄で包み込まないと周りの人たちと共存する事すら出来なかった、あのトニースタークがですよ!?
この決意の意味。
あなたに判りますか?
自分だけは家族に囲まれて、
幸せを掴む事が出来るというのに、、
ヒーローとしての自覚が一番足りなかった
あのトニースタークが最後の最後にヒーローになるんです。
それだけでファンとしては観る価値十分でした。
他の部分は同窓会感覚で気軽に見たら良いと思います。総集編に相応しい良いアッセンブルでした!
残念な所をあげるとするなら、
サノスをただの敵キャラに落としてしまった点でしょうか。
これだけの質量があるので、
掘り下げられなかったのは解ります。
ですが、前編で垣間見えたサノスには
正義と実現に苦しみ戦う姿がありました。
これでは、あまりにも不憫だ。
何はともあれ、
中心ヒーローが抜けた次回作がどうなるのか、
期待と不安でいっぱいですけど、
劇場に足を運んで今度は観たいと思います!
お疲れ様でした!
【2021.6.8鑑賞】
最高の映画体験でした
待ちに待ったアベンジャーズシリーズの完結編なので、前日までにシリーズを全部復習して公開初日に行きました。シリアスな中にも笑えるシーンがあり、泣き笑いの状態で最終決戦を迎えました。圧倒的な強さのサノスにハラハラしながら観ていましたが、キャップがムジョルニアを持った瞬間、応援上映ではないのにも関わらずスクリーンに居た人達が「うぉおおおお!」と叫んでいました。僕も泣きながら叫んでました。映画館で観客が笑うぐらいならよくある事ですが、皆が驚いて叫ぶなんて初めてで、あの一体感は今でもハッキリ覚えているくらい素晴らしかったです。
全て繋がってゆく
みんなが集まってくるシーンが微笑ましくて楽しい。ハルクがトラックの荷台で揺れている。
ソーが中年おっさんのようにデブっている。それを見て自分も反省。
今までの作品が上手く調和して話が進む。素晴らしい。
しかし、キャプテンがハンマー持てるのは反則だろう。
アイアンマンがあんなことになるし、キャプテンがもう一つの人生を歩めた。
全てがハッピーエンドではないけど、全てが繋がって、そしていい話だった。
3時間!?長すぎだろっ💦 →→→ 全然食い足りないよっ!あと3時間は観せてくれぃ🤩
「MCU」シリーズの第22作目にして、『アベンジャーズ』シリーズの第4作。
サノスにより完全敗北を喫したアベンジャーズ。
しかし、スコット・ラングがとある策を提案したことにより、最後にして最大のアベンジが幕を開けることになる!
監督は前作『インフィニティ・ウォー』のアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が続投。
なおジョー・ルッソはグループセラピーに参加している男性としてカメオ出演している。
原作/製作総指揮はスタン・リー。
本作ではヒッピー風のドライバーとしてカメオ出演しており、これが生前最期のカメオ出演となった。
キャストはMCUを代表する…というより、ハリウッドを代表する名優たちが名を連ねている。豪華すぎる!
トニー・スターク/アイアンマン…ロバート・ダウニー・Jr⚙️
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ…クリス・エヴァンス🇺🇸
ブルース・バナー/ハルク…マーク・ラファロ🧪
ソー…クリス・ヘムズワース⚡️
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ…スカーレット・ヨハンソン💃
クリント・バートン/ホークアイ/ローニン…ジェレミー・レナー🏹
ローディ・ローズ/ウォーマシン/アイアン・パトリオット…ドン・チードル🔩
スコット・ラング/アントマン…ポール・ラッド🦟
スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ…ベネディクト・カンバーバッチ🧙♂️
ティ・チャラ/ブラックパンサー…チャドウィック・ボーズマン🐈⬛
キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル…ブリー・ラーソン⭐️
ピーター・パーカー/スパイダーマン…トム・ホランド🕸
ネビュラ…カレン・ギラン🦾
ガモーラ…ゾーイ・サルダナ⚔️
ヴァルキリー…テッサ・トンプソン🐴
ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ…エリザベス・オルセン🧝🏻♀️
サム・ウィルソン/ファルコン…アンソニー・マッキー🦅
バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー…セバスチャン・スタン🪖
ロキ…トム・ヒドルストン🎭
エンシェント・ワン…ティルダ・スウィントン👩🏻🦲
ハッピー・ホーガン…ジョン・ファブロー(兼製作総指揮)🍔
ジェーン・フォスター…ナタリー・ポートマン✨
コーグ…タイカ・ワイティティ🪨
ハンク・ピム…マイケル・ダグラス🐜
ジャネット・ヴァン・ダイン…ミシェル・ファイファー🐝
グルート…ヴィン・ディーゼル(声)🪵
ロケット・ラクーン…ブラッドリー・クーパー(声)🦝
ペッパー・ポッツ/レスキュー…グウィネス・パルトロー👩👧
アレクサンダー・ピアース…ロバート・レッドフォード👨🏻🦰
ピーター・クイル/スター・ロード…クリス・プラット💫
サノス…ジョシュ・ブローリン😈
ニック・フューリー…サミュエル・L・ジャクソン🛡
新たなキャストとして、東京のヤクザ、アキヒコを演じるのは『リング』シリーズや『ミニオンズ』の、レジェンド俳優・真田広之。
製作…ケヴィン・ファイギ。
製作総指揮…ジェームズ・ガン。
第27回 MTVムービー・アワードにおいて、作品賞を受賞!
「MCU」シリーズをコツコツと観続けて約1年。
ついに『エンドゲーム』に辿り着きました〜♪🥳
世界歴代1位の興行収入を記録している、まさに娯楽映画のキング👑
その金額は27億9,780万564ドル(約2,938億円)!なんじゃ、コレは!?
当分の間はこの大記録は破られないでしょう!
…と思っていたら、『アバター』の中国での大規模公開が決定したらしく、『エンドゲーム』の記録が『アバター』に破られるであろうことは、ほぼ確実の様子…。
いや、2位でも十分凄いんだけどね😅
足掛け11年、総映画作品数22作という大プロジェクトの締めくくり!
ここまでついて来てくれたファンへのプレゼントのような、とにかくファンサービスの嵐が吹き荒れている映画。
本作は一本の映画作品としては成り立っていない。
ここまでの積み重ねを理解していればしているほど面白さが増す作品であり、逆に言えば、「興行収入が凄いから面白い作品なんでしょ?これまでのシリーズ作品は全く観ていないけど、とりあえず観賞してみよう♪」というようなライト層は、完全に取り残される。
前作で壊滅してしまった世界を元に戻す為、アベンジャーズが打って出る奇策、それはタイム・トラベル!
…まぁね。それしかないよね。
正直、事態の収拾をつける為にタイム・トラベルをするというのは、アニメ・漫画・映画などのエンタメ作品では定番であり、そこに関しての驚きは一切なかった。
まぁそうなるよな、という感じ。
個人的に、『BTTF』のようにタイム・トラベルを主題とした作品を除いて、唐突にタイム・トラベルしだすという展開はあんまり好きではない。そんなのもうなんでもありじゃん。
それに、どうしてもタイム・トラベルの理論って作品ごとの独自ルールになりがちで、「えっ、それって矛盾じゃないの?」とか考え出すと頭が痛くなってきちゃう。
本作でいえば最後のキャップとかね。あれおかしいよね。
個人の好き嫌いは置いておいて。
本作のタイム・トラベルは「親殺しのパラドックス」は起こらない設定みたいですね。
まぁ、この辺の説明はややこしいんだけど、タイム・トラベルものって大きく分けて2種類のルールがあると思う。
一つは単一の時間軸の上を行ったり来たりする『クロノ・トリガー』方式。
もう一つはタイム・トラベルをした時点で別の時間軸が発生する『ドラゴンボール』方式。
前者は「親殺しのパラドックス」が発生し、後者は発生しない。
んで、『エンドゲーム』は後者。
こっちの方が色々と考えることが少なくて、作り手からしてみたら楽だし矛盾も生まれにくいよね多分。
この「時間泥棒」作戦が中盤の見せ場。
過去のMCU作品の世界へ飛んでいくという、かなりメタい構造を持った作戦でした。
『アベンジャーズ1』のNY決戦とか、『GotG』のピーター・ダンスとかがもう一度観られる!なんてファンのためだけの展開なんだ笑
ここで6つのインフィニティ・ストーン争奪作戦が開始されるんだけど、自分のように不真面目なMCUファンだと、石をいつ、どこで、誰が、どのように、何のために持っていたのか覚えていないので、「んー?😐」って感じになっちゃう。
『アベンジャーズ1』の時にNYには石が3つ揃っていた!…んだっけ?
全然覚えていなくて、展開に中々ついていけなかった。
ダイジェスト的な感じで良いので、もっと石の動向を説明して欲しかった…けど、ディープなファンは当然わかっていることだろうし、そんなことをしていると映画の勢いも削がれるだろうし、このあたりは個人で学習してから観ろ!ってことなんでしょうね😅
石の争奪作戦が面白いのかどうかは置いておくとして、この過去のMCU世界を見て回るという展開は面白いですよね。
もっと色んな世界に紛れ込んで欲しかった。なんなら、ここだけで3時間くらい観たかった!😆
『インクレディブル・ハルク』の時間にタイム・スリップして、「ブルース、今となんか顔が違くない?」とかやってくれたら爆笑だったなぁ🤣…絶対無理だけど💦
本作で明確にダメだなぁ、と思ったのはキャプテン・マーベルの扱い。
強すぎるせいで制作陣が持て余すという、『X-MEN』におけるプロフェッサーXみたいなキャラになっちゃってた。
「時間泥棒」作戦にも不参加って…😅
こんなにも中途半端な扱いにするぐらいなら、そもそも登場させなければよかったのでは?
MCU21作目の『キャプテン・マーベル』を観た時、絶対キャロルが超重要キャラクターとしてサノス打倒の鍵を握るんだろうな、と誰もが思った筈。
まさかこんなにも空気になるとは。
キャロルにガントレット装備させて、指パッチンさせたらトニーも死なんですんだんと違うか?
あと、コレは個人の好みの問題だろうけど、ちょっとコメディ方向に振りすぎているような気がした。
勿論、楽しくて明るいのがMCUシリーズの美点なんだけど、本作は最終決戦な訳だし、もう少しシリアスでも良かったんじゃないか。
おデブのソーとか、人格者のハルクとか、たしかに楽しいんだけどちょっと緊張感を欠くよなぁ、と思ったり。
ハルクといえば、ブルースとナターシャのラブ・ロマンスって殆どなかったことになってるよね?いやまぁ良いんだけど。あの展開唐突で嫌いだったし。
あと真田広之の扱いがあまりにも酷い…😭
殆どモブじゃないか…。あんなの誰でも良いじゃないか…。日本を代表する俳優でも、世界ではあの程度の扱いですか…。そうですか…。
決して全てが上手くいっている映画だとは思わない。
しかしっ!
クライマックスの総力戦ッ!!!
あそこで燃えないヤツは漢じゃねえッッ!!
この展開でもう全てオールOK🙆♂️
これまでの不満点なんて全てチャラ。
映画史上、最高の総力戦なんじゃないですか?
キャップの「アベンジャーズ、………アッセンブルッ!」には鳥肌ですよ。
ハンマーを装備するキャップ!それを認めるソー!ここ最高っ!
この総力戦シーンの情報量ヤバすぎっ!絶対に一回観ただけでは処理しきれない。
このバトルだけで、3時間いけますね。もっともっと観ていたかった。
というか、もっと尺を伸ばして、もっとキャラクターを増やして、1人1人のバトルシーンを観ていたかった。
例えば、スタローン率いるラヴェジャーズが援軍に来て、スタローンがランボーばりの殺戮ショーを見せてくれるとか。
何故かヨンドゥも生き返って、あの矢で無双するとか観たかったなー。
ロキも生き返っちゃえばええやんええやん!
ヘラとかロナンとかキルモンガーも生き返っちゃえばええやんええやん!
とにかく、もっとカオスにしても全然良かった。
何故か過去作のヴィラン達がみんな蘇って、ヴィラン連合としてアベンジャーズと戦うとか、想像するだけで鼻血が…👃🩸
トニーが死んじゃうことは知っていたので、自分には衝撃はなかったんですが、あれをリアルタイムで観た人はショックだったでしょうねぇ…。
「私は…アイアンマンだ。」はちょっとカッコ良すぎる。まさに11年かけて積み上げてきた最高の一発って感じでした。
イースター・エッグも無数に隠されていて、それを探すのも楽しい。
ネットで調べてみると、あぁ、これも過去作からの踏襲なのか、ということが多くて本当に驚く。
ファン感謝デーのような映画…というかアトラクション。
でも、それだからこそこの映画には価値がある。
もう2度とこういう映画は作られないんじゃないか、そう思えるほどに濃厚な作品でした。
もうこれで「MCU」完結でも全然良いと思うんだけど、というかここで終わるのが一番綺麗だと思うんだけど、まだまだ続くんですよね。どこまで行くんだろう?🙄
Avengers… assemble.
愛する恋人、家族、仲間を失ってしまったアベンジャーズはどん底に突き落とされる。しかし、一粒の希望が。タイムワープだ。不可能とされていたタイムワープだが、トニーにかかれば、不可能を現実にすることができる。タイムワープの技術を使い、過去に戻ってサノスより先にストーンを回収すべく、それぞれの役割を果たしに行く。
ホーク・アイ、ブラック・ウィドウ
この二人は、アベンジャーズの第一章から、同じ訓練施設で育った相棒として登場してきた。お互いがお互いのことを信じ、最高のパートナーであることは、これまでの作品を通じてわかる。その二人が向かった場所にあるストーンは、愛するものを失わなければ手に入れることができない。2人はお互いに、自分を犠牲にしようとしていた。この2人だからこそ、このシーンは忘れられない。物語はうまく進まないものである。ここで生涯、最高のパートナーである相方を失うことはどれだけ辛いことか。何度見ても涙が溢れるシーンである。
アイアンマン、キャプテン
この2人は、ツートップと言っていいほどだ。お互い意見が衝突することもあるが、お互いのことを信頼してるからこその衝突だし、決して仲が悪いわけではない。本作品中では、友情の強さを痛感することができた。2人で過去に戻るシーンでは、チームワークの良さが発揮されていたし、戦うシーンでも2人は息ぴったりで見ていてワクワクさせられた。
今作品では、アイアンマンが、最後までカッコ良かったなぁ。やっぱりヒーローだ
集大成に相応しい作品
映画をシリーズとして積み重ねた重みを感じる。
観る前までは、待ち遠しかったけど、いざ観るとなると終わるのかと寂しさを感じて見始めた。
観ている最中は感じなかったが、観終わってさらに寂しさを感じる。
10年に渡るトニースタークとキャプテンアメリカの物語が終わりとして、相応しい作品。
生きていると色々あるから、映画の中にヒーローがいる事が救いであり、娯楽。
2人を超えるヒーローに期待したい。
特に、今回ヒーローとしての活躍が薄かったソーには、期待したい!
問題なく大満足の作品
マーベル、3000回愛してる
個人的に満点でなかった理由としては、タイムマシンというものがあまりにも無理矢理に感じたから。でも、そういうもので片付けてしまえば後はもう興奮が収まらなかった。途中で退場してしまったキャラクターの再登場や全員集合からのアッセンブル!コミックを自分は読んでないから原作を知らない状態で見てきたけど本当に凄い作品だと思う。
この映画を見る上では最低でも前作であるインフィニティウォーは見ておいた方がいいけど。
MCUシリーズ11年分の思い出と感謝を詰め込んだ映画界に残る記念碑的作品
サノスに敗れ、全宇宙の人口が半分になってしまった世界で絶望に暮れるアベンジャーズの面々。
地球での敗戦後、対策を練っていたキャプテンアメリカらの下に、ニックフューリーが散り際に送った信号を受け取り、地球に舞い戻ったキャプテンマーベルと3週間の宇宙漂流の末、彼女に救出されたトニースタークとネビュラが合流する。
失われた人々の為、世界の為、最強の敵サノスに再び挑む彼らを描いたアベンジャーズシリーズ第4作目にして、MCUシリーズ第22作目、そして2009年の『アバター』を抜き、歴代最高の世界興行収入を記録した大傑作。
アベンジャーズがサノスに大敗を喫した前作で、まさに目の前が真っ暗になったような絶望に襲われ、どんな展開になるのか全く予想できず、リアルタイムに1年間焦らされた今作。
今考えても本当によくもまあ1年も待てたなとつくづく感じる今作はなんと3時間越えの大作で、
散り散りになっていたメンバーが打倒サノスに向けて再び集結するのに約1時間
インフィニティストーンの回収を目的とし、3チームに分かれ、過去に旅立つ展開にもう1時間
現代に襲来したサノス軍に対して、ついにアッセンブルを果たした全ヒーロー集結の歴史的大決戦に1時間
とボリュームたっぷりの内容に加え、シリーズのファンへ今までの感謝を伝えるかのように過去のMCU作品をセルフオマージュしたような演出が多く見受けられ、過去に類を見ないファン感謝祭的な大団円の作品となっていた。
様々なオマージュの中で特に言及すべきなのが、スコットことアントマンが提案した量子トンネルを用いたタイム泥棒作戦において、3チームに分かれ過去に戻る経緯が描かれるのだが、
2012年の『アベンジャーズ』におけるNY大戦2013年の『マイティソー』におけるアスガルド2014年の『ガーディアンズオブギャラクシー』における惑星モラグ
2018年の『アベンジャーズ インフィニティウォー』における惑星ヴォーミラ
の計4つ(正確には5つ)の時代へ遡り、なんと年代別に作品を遡り、作品丸々セルフオマージュを果たしたトンデモ演出である。
こんな演出は見たことなかった。
もちろんBTTFを始めとした名作シリーズの中で、前作の時間軸に戻り、別視点からの再解釈を描くなどの展開は見たことはあるが、これほどシリーズ化し、概ねは変わらないものの多くの製作陣によって構成されてきた作品群を全て連結させる、荒技ながらもシリーズを追ってきたファンにとっては涙及び興奮無しには観れない、素晴らしい映画体験を与えてくれる演出であったと思う。
タイム泥棒作戦会議と題して、6つの石を効率良く集めるためにどの時代に向かうべきかを話し合う件が特に好きで、かつて自分がMCUで1番好きかもしれないと記した、AOUのパーティーシーンに匹敵するシーンだったかもしれない笑。
ヒーローたちが本来の姿で真剣に、しかし段々とダラダラしながら途方のない話し合いをメシを食いながら横になりながら続ける、こんなシーンが自分がいつまでも観ていたいと思うシーンだ笑。
また前述した通り、サノスの指パッチンを無かったことにする為、過去に戻り石を集めるわけだが、その過程がインフィニティウォーで石を集まるために全銀河を回っていたサノスのごとくで、この1時間も丸ごとインフィニティウォーからの引用に思えて、とても面白かった。
集大成にしてはアクション少なめな印象を初見は感じたが、2時間で6つの石全てを集め、ナノガントレットに装着し、再びの指パッチンで全銀河の人口が元に戻った世界に急襲する2014年のサノス軍vs2023年のアベンジャーズの歴史的大決戦を描いたラスト1時間が素晴らしすぎて、アクション映画としても素晴らしい作品だった。
前作で拝めなかったアイアンマン、キャプテンアメリカ、ソーのいわゆるBIG3が勢揃いで再度サノスへ挑むシーンにゾクゾクが止まらなかったのと、サノスの装備が鎧とデカ包丁(デュアルブレード?というらしい)のみの石無しだったにも関わらず、3人を完膚なきまでに叩きのめすという超純粋に強く、絶望と感動でちょっと泣いた笑。
太り切ったソーがちゃんと強い、キャプテンがムジョルニアを使いこなすなどのサプライズが次々と起こりながらも、アイアンマンもソーも倒れ、キャプテンのヴィブラニウムの盾も半壊してしまい、それでも足掻くヒーローたちを目の当たりにし、残虐性が増したサノスによりブラックオーダーの面々に前作以上の大群で押し寄せるアウトライダーズ、大量のチタウリとそれらを擁する数十隻に渡る母船の大群が集結する。
勝算皆無の絶望的な状況にも関わらず自らを奮い立たせ、満身創痍の体を引きずりサノス軍と相対するスティーブに微かに聞こえた
Hey Cap you ream me ?
On Your Left
懐かしき声と共に光り輝くスリングリングから現れたブラックパンサーとオコエ、シュリ、ワガンダの大軍。
大空を羽ばたくファルコンを皮切りに次々と開かれる別次元の扉からタイタンより帰還したGOGの面々とドクターストレンジ、スパイダーマン。
ニューアスガルドからヴァルキリーらアスガルドの民達や銀河よりラヴェジャーズ、カマータージから魔術師軍団が駆け付け、バッキー、ワンダ、さらにはスーツを纏ったペッパーも登場し、まさしくヒーロー集結と言わんばかりの中、響き渡るキャプテンアメリカによるファン念願の
Avengers,Assemble
と共に雄叫びを上げて突撃する両軍と崩壊する我が涙腺笑。
こんなに泣きながら楽しんだアクションシーンは初めてでした笑。
何十年も使われてきたであろうコッテコテのヒーローモノの全員集合の演出がこんなにも自分の琴線および涙腺を刺激する物だと思わなかったもので自分でもビックリするくらいスクリーンが見えないくらい泣いた笑。IWのときも言ったけどこの時代に生まれてきて本当によかったと何回も思った笑。
各所で頻発する因縁の対決や感涙の再会を経て、全ての石を正しい時代に戻そうとガントレットを抱えてタイムトンネルへと駆けるアベンジャーズ陣営と再び大量虐殺を起こすためガントレットを奪おうとするサノス軍の激しい戦いへと展開していく。
そんな中遅れて駆け付けたキャプテンマーベルを筆頭にお姉様方に守られる末っ子感満載のピーターを救おうと集結した女性ヒーロー陣の戦闘シーンで二度目の涙腺崩壊笑。
唯一の女性ヒーローとしてチームを牽引したナターシャの存在意義が証明されたようなこのシーンはポリコレだなんだと一部批判もされているようだが自分は大好きだ!
女性ヒーローの活躍、ソーやキャプテンアメリカの連携攻撃で次第に追い詰められていくサノスだが、底知らずのタフネスでヒーローを跳ね除け、サノスの怪力にビクともしないキャプテンマーベルを相手取り、一時的にオーブの力を体に直接取り込むという機転で辛くも切り抜け、再びガントレットを手中に収める。
誰しもが勝てないと絶望する中、1400万605通りの未来の中で1つだけサノスに勝てる未来を見つけたと言ったドクターストレンジがトニーに向け掲げた人差し指。
全てを悟ったトニーはサノスの隙をついてナノガントレット自体では無く、ストーン6つのみを自らのスーツに装着する機転で形成逆転、自らをinevitable=絶対と称するも呆気に取られたサノスを前にして
A N D
I
A M
IRON MAN
のセリフで我が涙腺幾度めかの崩壊笑。
まさに集大成にふさわしいMCU第1作目からのオマージュと共にチタウリ、ブラックオーダーの面々、そしてサノスが塵へと帰っていく一方でストーンの反動で自らの生命を使い果たし、この世を去るトニースターク。
アベンジャーズの面々を始め、妻のペッパー、親友のハッピーやローディ、愛弟子のピーター、そして最愛の娘モーガンらに見送られながら、湖に流されていく思い出のアークリアクターを眺めながら、一つの歴史が終わったことを感じさせた。
その後ソーはなんとGOG組と合流し宇宙の旅へ(!)、キャプテンはストーンを各時代に戻す過程の中で自分の人生を歩みたいと感じ、最愛のペギーとの一生を終え、満足感に満ちた表情のまま、サムに盾を譲り渡すなど次世代へのバトンを繋ぐかのような演出で3時間にわたる物語の見事な幕切れとなった。
もちろん負に落ちない点が皆無かと言えばそうではないが、素晴らしい映画体験であったことは変わりない。
初見の衝撃や感動を味わせる為に、周到にネタバレ禁止を呼びかけてきたルッソ兄弟をはじめとした製作陣とこの時代に生きていたことを本当に感謝したい(しつこい)
この圧倒的なフィナーレを前にして淡々と次の作品が待っていることに感謝しつつ、いつまでもMCUシリーズを追い続けたいと思えた歴史的作品。
2019年04月26日(金)1回目@ユナイテッドシネマ浦和IMAX
2019年05月02日(木)2回目@MOVIXさいたまDOLBY CINEMA
2019年06月04日(火)3回目@ユナイテッドシネマ浦和吹替
2020年03月23日(月)4回目DISNEY THEATER
2023年04月22日(土)5回目Disney+
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