健さん
劇場公開日 2016年8月20日
解説
2014年に他界した名優・高倉健を題材にしたドキュメンタリー。外国映画へも積極的に出演した故人の俳優としての在り方に焦点を当て、プライベートのエピソードなども交えながら、新たな高倉健像を描き出す。「ブラック・レイン」で共演したマイケル・ダグラスが撮影当時の様子を初めて明かすほか、同作の撮影監督を務めたヤン・デ・ボン、「ザ・ヤクザ」の脚本を手がけたポール・シュレイダー、高倉健の大ファンを公言するジョン・ウーら、世界的な映画人たちが高倉の魅力を語り、約40年にわたって付き人をつとめた西村泰治氏が貴重なプライベートの姿を紹介。監督は、ニューヨークを拠点に写真家・ドキュメンタリー作家として活躍する日比遊一。
2016年製作/95分/G/日本
配給:レスぺ
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映画『名も無い日』に感銘を受け日比遊一監督を追いかけてみました。
『健さん』、そう高倉健です
健さんとの出会いは『幸福の黄色いハンカチ』です。
任侠映画は何も見たことがなく、それでも彼はヤクザ映画の人なのだな〜とぼんやりと思っていました
『幸福の〜』で一気に健さんの魅力にハマった事を覚えています
とは言え私は海外の映画にかぶれていた頃だし日本の大人の映画にはなかなか興味が湧かず健さんを追って映画を見るようなことはありませんでした
母が『居酒屋兆治』を見て号泣したという話を聞き、なんだかとても気になりはじめて健さんの映画をゆっくりと一つ一つ見るようになり映画館に始めて見に行ったのが『あなたへ』でした
まさかそれが遺作になるとは
日本に居ながら世界へこれほど影響を与えていたとは思いもよらず改めて健さんの凄さに気が付かされたドキュメンタリーです
ジョン・ウー監督がそこまで自分の作品に健さんを投影していたとは、ご本人の説明で納得できます
日比遊一監督を追いかけてとんでもないお宝を見つけた気分です
健さんは、とても強くて優しく、きめ細やかで繊細な方だったのですね
「不器用ですから」と思わせといて実のところ凄い方だったんだな〜
2021年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
高倉健のフィルモグラフィで、M・スコセッシ、J・ウー、M・ダグラスや山田洋次から追悼のコメントをもらっている。
独特のキャラを持ったスーパースターは今後出てくるのだろうか。
2017年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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我が母あたりはリアル世代なのでこの人の大ファンだった。
今や若い世代には「謙さん」が常らしいが、自身の世代では
紛れもなく「健さん」だった。CMのイメージからか不器用
な男だというのがトレードマークだったが、実は面倒見が
よく兄貴分のような存在だったらしい。その素顔が付き人
によって明かされる今作はとても興味深かった。やっぱり
この人は「高倉健」のイメージを最期まで守り抜いた人だと。
男らしく、俳優らしく、カッコいい。男として男が惚れる
ようなタイプの人だなと思える。多くの著名な監督、俳優
からも慕われ、仕事に忠義を尽くした。だからこうやって
後世に語り継がれる俳優になったと。今やなんでも私生活
を切り売りして垣根を取っ払う反面、とんでもない素性を
明かされてしまうスター達。昔の有名人は常に謎に包まれ
私生活などほとんど明かさなかったから、いつまでも夢の
憧れの雲の上の人でいられたのだ。亡くなってからこんな
風に素顔を知れるのならば、あぁこの人も人の子だったと、
普通の人間だったと分かってファンは嬉しいんじゃないか。
2017年6月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
こんなに愛されていたのね
またブラックレインが見たくなりました
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