ルームのレビュー・感想・評価
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演技のうまさに脱帽…
ツッコミ所満載ではあるものの、子役の演技のうまさに脱帽…
美しい子役の姿に釘付けでした。
子供の幸せは、どんな状況でもママと一緒にいることなのだなー。
It's tough
ストーリーはシンプルだけど、精神的にくる映画でした。お母さんとジャックの信頼は、小さな部屋でしっかりできていたと実感できます。
部屋から逃げ出すまでの大変さだけでなく、逃げた後での大変さもあると痛感しました。
精神的に回復するには、時間が必要だってこと。
理解しました。
見ごたえのある映画です。
ジャックとママが築いた「パワー」
まずは、7年間の監禁生活という全く想像できない過酷な状況、そして開かれた世界に対する戸惑い、怖れ、それを克服するまでを見事に演じきった、2人に圧倒されました。
ブリー・ラーソンは、若くても健気に幼い息子を支え続け、しかし、ギリギリな精神状態で自分の平常心さえ保つのに必死な中、何とか生き延びようともがく様は、観ているこちらの心を抉るような演技を魅せてくれました。
ジェイコブ・トレンブリー君も、母親と共に「世界」を受け入れていくという難しい設定を本当に自然に演じていました。
今作には、あるキーワードが時たま出てきます。
それは「パワー」。観た方なら分かると思いますが、ジャックは人の体というかパーツにパワーが宿っていると信じています。実は、この「パワー」が、ストーリーを突き動かし、親子の運命を切り拓いていると言えると思います。
もちろん「パワー」が親子を救ったのではなく、親子として5年間の間に築いた信頼関係、クサく言えば愛こそが、お互いを支え、そして親が子を、子が親を勇気づけた、それが「パワー」として結実したのではないのでしょうか。
恐らく、彼女はジャックが生まれていなければ自殺を選んでいたでしょう。しかし、ジャックが産まれたことで希望が生まれ、ジャックに「世界」を見せてあげたいという気持ちが、彼女の生きる原動力となったようにも思えます。そして、ジャックもママがどんな窮地に陥っても、世界の「内側」で唯一愛した人だからこそ、自分を犠牲にしてまでママを守ろうとしたのだと思います。
よく「人は一人じゃ生きていけない」なんて言いますが、そんな当たり前のことを陳腐なセリフに頼らず、
しっかり芯を通して描いてくれた、本当に良くできた作品だと思います。
主人公が警察に保護される場面ではちょっと涙が出た。
TOHOシネマズ西宮OSで映画「ルーム」(Room)を見た。
主演のブリー・ラーソンが主演女優賞を初ノミネートで受賞した。
ブリー・ラーソンは2017年公開予定の映画「コング スカル・アイランド(原題)」で
トム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマンなどとともに出演することが決まっている。
ブリー・ラーソンの母親役でジェイソン・ボーンシリーズの第2作から第4作まで出演したジョアン・アレンが出演している。
17歳の時に男に拉致され7年間施錠された部屋に監禁されている女性とその部屋で生まれた少年が主人公である。
誘拐され2年間監禁されていた埼玉県朝霞市の女子中学生が保護されたのがちょうど2週間前の2016年3月27日なのでこの事件のシチュエイションには生々しさを感じる。
冒頭から納戸での2人の生活が描かれている。
2人が監禁されているとわかる描写は上映開始からけっこうな時間が経ってからである。
中盤よりも以前に男の子が部屋から脱出する描写があるのだが、最初のクライマックスがここである。
死んだと思っていた少年が生きているとわかり、少年を追いかける犯人。
少年と散歩の男性がぶつかる場面。その男性と犯人の会話。
男性が警察に連絡し、女性警察官が少年に質問をする場面。
はじめて見る外界に戸惑い、警察官の矢継ぎ早の質問に上手く答えられない少年。
少年の言葉の端々から事態を嗅ぎ取った女性警察官。
すぐに緊急手配をかける女性警察官。
主人公が警察に保護される場面ではちょっと涙が出た。
後半からは開放されてからの生活である。
7年ぶりに自宅に戻った主人公だが、その間に両親は離婚している。
新生活がはじまるはずなのになぜかしっくりとしない、すべて順調とは言えない生活。
製作国はアイルランド・カナダ合作となっている。
上映時間は118分。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
ものすごく心にずーんと響く作品。
見に行きたかった作品の1つでした。
ものすごく心にずーんと響く作品。
重い作品ではあるのですが、撮り方がとても良いので暗いだけでなく、少し希望を持たせてくれる。そんな作品にも感じました。
ジャックはその「部屋」しか知らないので、いろいろなことに混乱していたけど段々と「世界」と接するうちに変わっていく様が見てるわたしも嬉しくなりました。
また、母であるジェイは本当に辛い日々を過ごしていたんだろうなと思いました。時々垣間見れる表情から見てとれ、心が痛みました。
この話は「部屋」からの脱出でおわりではなく、その後の2人も描いていて現実の厳しさというものも感じました…。
とにかく中盤から度々涙止まらなくなってました…
重い話ではありますが、後味が悪いという訳ではないので見て欲しい作品ですね。
設定の面白さを楽に越える
脱出劇の前半は、その作戦自体がリスキーすぎるとか、少なからず気になる点はある。でも物語のテーマが逃げ出す事ではなくその先にあるという事に気づいたときにそんな事はどうでも良くなり、傑作を確信できます。外の世界がどんなに残酷か。。でも部屋が良かったわけじゃない。だから世界で生きていくっていう覚悟もちゃんと描ききってる。
ジャックは演技に見えないし、ドキュメンタリーを観ているような錯覚に落ち入る程。
7年の歳月が過ぎてから描かれているせいかルーム内で過ごす恐怖感や辛...
7年の歳月が過ぎてから描かれているせいかルーム内で過ごす恐怖感や辛さがストレートに伝わってこなかった。
主演女優賞を獲得したブリー・ラーセンより子役の演技が素晴らしく心打たれた。
母子の愛とは
この映画でブリーラーソンがアカデミー賞主演女優賞を獲得していたため期待して観ましたが、彼女の演技も勿論ですが想像以上に心揺さぶれる映画でした。
畳四帖あるかないかというぐらいの狭い部屋で7年間監禁されていたジョイと、そこで5歳になるまで育ったジャック。ジョイを誘拐した男はその部屋のドアに施錠をして時たまその部屋を訪れます。
しかしある日ジャックはチャンスを利用して逃げ出すことに成功、2人は無事助かります。
ジャックはテレビでしか見たことのなかった外の”世界”を目の当たりにします。
この映画はまず一つには、現在の世の中でも普通に起こっている誘拐という犯罪の裏側を描いています。ジョイが家族のところに戻った後でもひどく苦しむシーンがありますが、被害者とその家族の心の傷は解放された後でも消えないということです。
しかしそんな苦しむ母親を助けるのがジャックでした。ジョイは外の世界に戸惑いながらも、自分を愛してくれる息子に元気をもらいます。
2人の間にはどの母子にも負けない強い絆があったのです。その絆に涙してしまいました。
それにしても天才子役と言われるジェイコブくんの演技も確かに流石でした。髪を切るまで女の子にしか見えませんでしたが。
アカデミー納得
ジャックがトラックに乗せられたときから助けてもらうまで本当にドキドキした。無事に助かってからもジャックが人を怖がったり、ママの人格が壊れたり、普通に生活できることがどれだけ大事なことか、考えさせられた。ジャックが本当に可愛い。
ヒューマン
事件は、とても悲しいことだったが事件を通していろんな人の立場や 思いが交錯する。
人の愛、家族の愛とは、生きることとは、なんなのか?と考えさせられる。自分がもしその立場ならどうできるか?と考えさせられる。
勘の良すぎる婦警さんに出遭えて良かったですね。
母と息子が、どうして天窓しかない部屋(これを『room』というらしい。 )に、閉じ込められて いるのかが判るのに少し焦らされた。息子を外へ何とか脱出 させる母親の思いつきが成功するかハラハラした。しかし、警察になんと か保護されるのだが、偶然出遭ったとはいえ、 婦警の勘の良すぎること。アメリカではよくあり得ることなのだろうか? 親から見れば自分の娘が、17歳で監禁されて無事生きて帰ってきたのは、感動以上ものがあっただろう。しかし、見つかりホッとするの も束の間、自分の娘が産んだ5歳の息子がいると判れば滅茶苦茶パ二クくるは ずだが…。しかもその相手は????緊迫感というか理解し得ない衝動に駆られるはずだが。 息子は、一度も外の世界を知らず、5年間生き続けてきた。外の何もかも素晴らし く見え、天窓からしか見えなかった「空の青さ」にどんなに感動したこと だろう。しかし、感動した場面はあったが、感動の大きさが私にはそんなに伝わら なかった。ラストは、あのように成らざる得ないのだろう。場面場面がもう少し暖急があれば良かったと私は思った。
70点
父性の喪失はもはや犯罪、母性の肥大は幻想(そんなに子宮はでかくない。脱出カタルシスより、その事実に直面する描写。我々は「世界」視点で「社会」を絶望しつつ生きる他ないと、仏教的解釈が導き出された。
「ルーム」がカンガルーの袋ばりに作用して、意識の差異を浮き彫りにした格好
男に7年にわたり監禁された女性と、その過程で身籠った5歳の息子を描...
男に7年にわたり監禁された女性と、その過程で身籠った5歳の息子を描いた作品。
この映画の本質は監禁されていた実態ではなく、辛くも脱出したその後を描いたことにある。
生まれてから5年間、「部屋」(ルーム)を出たことがなく、外の世界を知らない少年に押し寄せる情報の洪水と、望まぬ子を背負わされた母親の苦悩。
非常にリアリティがあり、重く感じられた。
純真無垢な子供は強く、外の世界をどんどんと知ろうとする。
それに対し母親は、脱出出来たにも関わらず幸福感を得られず新しい世界に絶望する。
その反比例して離れていく2人の距離に胸を締め付けられる思いがした。
この子役は素晴らしい。
マコーレカルキンやハーレージョエルオスメントみたいにならないといいのだが…
いい映画でした。
期待を大きく超えるいい映画でした。あの駄作のフランクを撮った監督とは思えない、脚本がよかったのかも。すごくよくできた作品です。僕はレオが好きになりましたよ。実のオヤジは最低。だからそうなったんだねえ。
凄い!
本当に心が痛くなる作品でした。
ショートタームのブリーラーソンの演技に
圧倒されます。子役も素晴らしい
実話は既知だがこの映画自体現実では?と
思わされた、
何度か悲しい涙と腹だだしい涙がでた
最近の日本での監禁事件とオーバーラップされ
云われない自由を奪われた人の尊厳を考えさせられた
近場のシネコンでしたがそんなに入っていなかった
みていない方にオススメします。
観て損はない上質な作品です。
酷。
17歳からの7年間、監禁され続けた女性と5歳になった息子。
失踪したケースの中には、このフィクションに近い物語も少なからずあるんだろうなぁ、と思うと、暗澹たる心持ちに。
監禁されているルームからの脱出までのエピソードと、その後の物語。その後の方が、当事者にとっては大変な訳で。
我が子を思う気持ちと、人生を奪った男の影が映る我が子、という二律背反もまたキツイ。
第三者たる私を含め、周囲の人間が騒ぎ立てないことが、彼らにとって必要なんだろうな。
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