ルームのレビュー・感想・評価
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希望のある話しでは無いです。
評価が高いので、楽しみにしていたのですが…
拉致、監禁物には変わりないので、後味もあまりいい物ではありませんでした。
考えてみればこのモチーフを綺麗にまとめてしまうのも違うしね…
最近、日本でも聞くようになった監禁事件。土地の広いアメリカなどではもっと深刻なんでしょうね。
自分の欲を満たすために、他人の人生を奪う様なヤッは本当に許せない。
脚本的には両親が離婚していて、二人の父親が見せる対照的な姿勢は上手いと思いました。
いずれにせよ嫌な話で、映画にしてまでこんな話は聞きたく無いなと言うのは拭えなかった。
その部分がクリアー出来て無いとこの作品を作る意味が無いように感じました。
ルームから出たがそのあとの葛藤
ルームから出たがそのあとの葛藤が感動的。120分ハラハラドキドキで見ごたえあり。ルームから無事出れるのですがそのあとの葛藤、精神が不安定になり自殺未遂をする。そしてジャックは決断する。ママのために髪を切って髪を送ってパワーをあげると。演技5ツ星です。いい映画です。
泣けるというより…。
数々のレビューを見ながら、映画館へと足を運び、いざ作品鑑賞となったわけたです、バッグからはハンカチも用意して目からの失禁を覚悟して。途中、その部屋の中しか知らない息子の発言に対して母の表情や返答などなどウルっとくるところはあったのは確かだと思うのですが。ですが、その後2人が救出されてからの生活はというと、みんなの表情も暗い場面も多く、部屋の中しか知らずに5年という歳月を過ごした子にとっては怖い思いもあっただろうが、確実に母とずっと共に入られて、救出された後の生活に比べると、あの部屋の中の生活の方が…。と思わされる発言もあり、なんとも妙な感覚でした。しかし、そんな環境の変化に対応出来ず苦しめられるという事も含め監禁という事件の大きさを感じさせられました。
母と息子にしか分からない関係性についても、何とも勉強不足で…前置きが長くなりましたが、結局のところ持っていたハンカチを濡らすことはありませんでした。ただ、だからと言って、泣けないから悪い作品なんて言いません。もちろん、みんなにオススメしたい作品だと思うし、レビューしたみんなの感想の様に演技も抜群のcast達、それぞれの想いを抱えこれから生きていく事を考えると、とても深い深い作品なのだと感じましたね。なんとも印象に残っているのは、皆んなで夕食を楽しむ、楽しみたいシーンでウィリアムHメイシー演じる父が本来、孫である子を見れない!考え方はたくさんあるのかもしれませんが、自分が父ならやはり、仲良く出来るのは、かなり時間を要するのかな、と考えてしまいましたね。
涙腺がユルい私がなぜか泣けず…
※まだこれから観る方は読まないでください…
ブリー・ラーソンとジェイコブ君があんなにすばらしい演技を
魅せてくれたというのに、ハンドタオルを片手に臨んだのに、
なぜか泣けなかったんです。グッと来る場面があったには
あったんですが…
で、ずっと考えてたんです…その理由を。
で、出した答えが…
7年前に行方不明となった娘を
捜して、泣いて、願って、祈って、待っていた両親の想い、
その表現が私の想像するそれとギャップがありすぎた…
のかもしれません。
再会はもっと感情がむき出しになるだろうし、
そんなもんじゃないのでは?と感じた。
あくまで主演と息子の目線で進むのは当然なのですが、
無事救出のニュース、しかも5歳になる息子(孫)がいる…
相当衝撃的である。簡単には消化できない。
しかもその間に離婚し、違う男と暮らしている母。
まともに孫の目を見られない実父…
できればそう言う雑音的なエピソードは盛ってほしくなかった。
あと、レオに不信感を持って観てしまったことを
反省しています。だって行動も怪しいしちょっと怖さを感じたので。
それとリレーのメンバー(友達)は、見舞いに来ないのか?
来られないのか?とかも考えちゃったりして…
結局、興醒めした訳でもなく、引いて観てしまった訳でもなく
十分最後まで引き込まれて、エンディングも納得だったんですけど…
だからガッカリでもなく、あれ?あれあれ?って感じでした。
まぁでもウダウダ綴りはしましたが、
平凡でも日常を過ごせるという幸せを改めて感じ、
時間以上の大きなものを奪った罪を憎み、
大切なもの見つめ、愛し、守ること。
これだけは感じることができたので、良かった思う。
強いのは母だけではない
19歳の頃から実に7年間「部屋」に監禁されていた母のジョイとその息子、5歳のジャックの「部屋」からの脱出とその後を描いた作品。
オールドニックという人物に監禁され、望んでいない妊娠ながらも授かったジャックという宝を必死に守ろうとするジョイ。
母とずっと一緒にいることのできる「部屋」が「世界」ではないことを唐突に告げられ、受け入れられずに反発するも、母の願いを叶えるために怯えながら脱出計画に臨むジャック。
見事脱出に成功した2人に待っていた本当の「世界」とは?
冒頭の幸せそうな2人の様子とは裏腹にどこか絶望的な雰囲気に息が詰まる作品。
「部屋」を出るまでの過程を感動的に描いた作品と思っていたが、違った。脱出したあとめでたしめでたしで終わらせずに、2人の心情の変化を周囲の人間とともに描いた点が非常に素晴らしかった。
「世界」だと思っていた「部屋」から半ば強制的に追い出されたような形で新しい「世界」に触れたジャック。この時のジャックの視点がピントが合わなかったり、光が目に強すぎたりと初めての「世界」であることを強調していた点と散歩していたおじさんの優しさと女性警官の勘の良さが非常に良かったこちらがお礼を言いたい笑。
母とオールドニック以外の初めての人間に驚き、急に現れた祖父と祖母にすら挨拶もできない怯えよう。
そのジャックが少しずつ心を開いていく様子に感動する。
血の繋がりのないレオにも懐くようになったり、近所の人と話すことができるようになったりと自然の変化に見えるが、ジャックにとっては大きな変化。
バァバ大好きと言ったシーンで自然と涙がこぼれた。初めてですこんなの笑。
ジャックが新しい「世界」に適応して行く一方で、「世界」に戻ってきたジョイは徐々に7年の月日の経過を感じ始め、後悔と怒りでやりきれない気持ちに困惑する。
世論の勝手な想像を払拭するためにテレビに出演したり、気持ちを落ち着かせるために薬剤に頼り、昏睡状態に陥ったりと不安定なジョイを支える祖母たち家族やジャックの存在。
守ると心に誓っていたジャックに実は支えられていたんだと気付き、ジャックと向かい合うジョイの姿も涙ぐましかった。
最後に再び「部屋」を訪れるシーン。たとえ5年間監禁されていた空間であっても、ジャックにとっては「世界」であり、その「世界」に別れを告げたあのシーンで2人が前に進もうとしていることを示していると感じる綺麗な終わり方だった。
ジャック演じるジェイコブトレンブレイ本当に素晴らしかった女の子に見間違うほどの容姿だけでなく、「世界」を見たことのない少年という難しい役柄をこんなにも表現できるかと驚かされた。
主演のブリーラーソンだけでなく、彼もオスカー受賞してもいいと思える演技力だった。
順調に成長していってくれることを期待しています!
ママン〜!
ジャックの純粋さとママ(ジョイ)との絆と愛に感動。
全くあらすじを知らずに見ました。
最初はなんのこっちゃで髪の毛長くて邪魔やなとか思ってた自分を殴りたい。
警察官のおばさんが凄すぎた。
運転手の警察官はうるさい。
思ってたよりはやくジャックの脱出が成功したから
また二回目監禁されるんかと思ってひやひやしたけど
また違った形でひやひやさせられた。
ママンしっかりしてええ(泣)
ジャックの方がしまい込んでしまうかと思ったけど
ママンのがひどかった……。
個人的に予想外。
ジャックが“へや”に帰りたいって言って
ママも不安ながら一緒に行った場面。
過去と向き合えるようになり、精神的に開放されていったのが伝わってきた。
この映画の中で一番好きなシーンでした。
ジャックの勇敢さとママンの愛にカンパイ。
背景にあるもの
ツラい作品の鑑賞が何故か続くが今作は救いがあってホントによかった、という個人的な感想はともかくとして、とにかく泣ける作品だった。
フィクションだと分かってはいてもジョイとジャック親子の状況を察すると冒頭の5秒くらいで泣けてくる。あの冒頭のシークエンスは秀逸で、原作がそうであったように幼児の視点で「部屋」が語られていって作品の前提を知らなければ愛らしくもあるシーンだ。しかし知っていればその子供によって無垢に語られる「部屋」の異常さが際立ってくるのだ。あれだけで特異な状況やそれまでの経緯、子供の性質まで表現できていたのでとても上手い演出だと思う。息子にジャックと名付けたジョイの想いとかも考えるとね‥
圧巻なのはブリー・ラーソンの演技でジョイという女性の性質を破綻まで含めて演じきったプランの確かさが感じられた。そういう彼女がいたからジャックだけでなくオールド・ニックまでもが真実味をもって存在していたのだと思う。
ちなみに時期設定としては誘拐された当時のままであったと思われるジョイの部屋に「Ok Computer」のポスターがあったので劇中は2005年くらいだろうか。そして彼女の実家はすごくお洒落だったがどういう設定だったかは原作を読むしかないか。
脚本は原作者の草案を監督と二人三脚で練り上げていったということだが、前半と後半で文字通り世界が変わるわけだが、そこをうまく繋げて円環のように仕上げたのは素晴らしい。ただしジャック達に見えている世界はより広くまた厳しくもあるだろうが二人なら大丈夫だろう、そう思わせてくれたことが良かった。
現実の二人については、ブリー・ラーソンは今後が気になる女優になった。そしてジェイコブくんはいわゆる上手い子役像そのものなので将来が心配な気がするけど余計なお世話。
監禁された状態で、 どうする事が、子供にとってベストなのか?
当該作品は、
アイルランド出身の作家エマ・ドナヒューのベストセラー小説「部屋」を
映画化した作品です。
7年間監禁された女性と、そこで生まれ育った5歳の息子が、
長らく断絶されていた外界へと脱出し、
社会へ適応していく過程で生じる葛藤や苦悩を描いたドラマです。
2月29日の第88回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、
息子とともに生きようとする母を熱演した「ショート・ターム」のブリー・ラーソンが、
主演女優賞を初ノミネートで受賞しました。
しかし、作品を観ると、むしろ息子役の男の子に何か賞をあげたい気持ちになりました。
先週末興行成績は、初登場8位でした。
当該作品では、主人公の女性が誘拐・監禁それた上に、
妊娠・出産をし、息子は、5年間監禁部屋しか知らない為に、
話が複雑化します。
最近、日本でも、中1から中3までの2年間監禁された
「女子中学生拉致・監禁事件」が、
先日起こってしまいました。
当該作品は、
誘拐・監禁が悲惨である事を訴えると同時に、
解放された後の方も、厳しく辛いという事も映し出しています。
結婚して、子供が授かると、特に、母親は強くなります。
しかし、今回の場合は、監禁された状態で、
どうする事が、子供にとってベストなのか?
を問いかけます。
大変難しい問題で、安易に回答できません。
また、
当該作品を通じて、日本での事件でも、
我々ひとりひとりが、解放された中3の彼女の為に、
誘拐された両親の為に、
何が出来るのか?どうすべきなのか?
を、考える良い機会になるかも知れません。。。
重い作品ですが、お薦めです!
「ドラえもん」などは、公開館数が363ケ所なのに、
アカデミー賞作品賞ノミネートされた8作品中の1作品なのに、
73ケ所でしか公開されていないのは、どうして?!
Michi
[PS]
我が家のフェレット・Georgieも、リビングしか知りません。
"ROOM"です。。。
実は凝った映画なのでは
面白かった。非日常性における親子愛、というのもひとつのテーマだと思うけど、本質としては別なことを感じた。
と思う。閉鎖された空間で、母以外に他人が存在しない「部屋」から「無限に広がる世界」へと日常が変化することが、子供にはどう見え、聞こえるか、が巧みに表現されている。
さらには五感だけでなく、演出によって「子供なりの理解力の限界」をもあらわしていて、それを考えると、脱出劇のあっけなさや、大人の会話が示唆にとどめているもの、あるいは話途中で終わっていたりする事柄のような、普通に見てたら中途半端に見える展開にも納得がいく。部屋における監禁は、子供なりの大きさや広さの感覚と、その後の柔軟性を主観的に見せる、という対比を作り出すための設定に過ぎないとさえ思えてくる。
とはいえ、終盤だけがいわば「ばあば(Grandma)の視点」にやや寄っていて、そうすることで子供の成長を実感できるというこの映画におけるカタルシスを得たり、“あの一言”で感動したりすることができるので必要と思うけれど、子供視点を完全に貫いたら別の面白さがあったかも。
ラストシーンでは母親がかすかに発する「さよなら」の声はたぶん子供には聞こえてなく、そこが唯一の母親の視点であると思うのだが。
近所の不審な家とか倉庫とか気になるやん
先日の日本でも同じような事件報道あったばかりですし、この主演女優はオスカー取りましたし・・・
2時間がとても長く感じて、心に突き刺さるタイムリーな作品です。
監禁され母となった女性は、当初の絶望感から服従を演じる事で我が子の成長を待つ・・・そして機が熟した所から物語は始まります。
その母子の会話やルームに漂う臭いまでが、画面から伝わる演技に脱帽ですが、救われた後の葛藤描写に見応えありです。
しかしあの女性警官の機転と判断が凄すぎる^^;
CGを駆使した超大作からこういう作品まで、制作できるハリウッドの凄さを痛感する。
昼間じゃなく夜、一人鑑賞がいいと思います〜☆4.4
日本でリメイクするならって考えると・・・
尾野真千子さんと芦田愛菜ちゃんが、マザーやった時ならって感じかな!?
オープニングの演出、カメラワークは素晴らしい。
オープニングの演出、カメラワークは素晴らしい。ああ、予告編とか前情報遮断して見たかったなあ。予告編がいかんです。
脱出後の描き方は良かったと思う。ただ自由になれた幸せだけで、「もつ」のは数日。あれだけ熱望した自宅での暮らし。なのに幸せから離れてしまう。
「部屋」に戻ってみたいという5歳が悲しい。
面白かった。完成度が高い映画なので、尚更気になってしまったことが3つ。
脱出の仕方が少々雑だった。あのシチュエーションで奴はなんで確認しなかったんだろうなあ。
そこの理由をもう少し時間使ってほしかった。
押しかけたマスコミにもう少しえげつなさがあった方が良かったかな。
彼女のハイスクール時代の友人たちに登場してほしかったな。最初の数日の感激と幸せ。そのあとの詮索と興味本位とそういうのがあると、より良かったと思う。
それらを経て、自己肯定へ。
難しい作品
子役男の子の演技に魅了されがちですが、これ身近に監禁されたらどう対応するか突きつけられた重い作品でした。
被害者の家族は実は彼女のことを諦めていたのでは?
離婚しようが勝手だけど、見つかってから家族 親が現れたので、例えば懸賞金を出して最愛の一人娘を必死に探す..探し続けるそんな場面が一つもない。
実は彼女を心配してる人なんて一人もいないのでは?とも見えてしまう友人すら現れない。
もし誰からも心配されてないなら被害者の女性が大変みじめに映ります。
それに加害者なんて監禁に対して反省してないと思います。
これが現実 身内で監禁誘拐が起きた場合に自分は被害者を探し続けることができるか本当に駄目なら挫折してしまうのか非常にわかりません わからなくなってきました。
なのでこの作品感動よりは何も解決してないそして、被害者の家族の考え気持ちがわかりませんでした。
サスペンス→ヒューマンドラマ
ストーリーも面白いけれど…。
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