ミュージアムのレビュー・感想・評価
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【陰々滅滅とした雨の中、カエル男の”ミュージアム”が開催される、ダークテイスト満載映画】
ー劇中のカエル男の作品ー
・ドッグフードの刑
・母親の痛みを知りましょうの刑
・均等の愛の刑
・永遠に美しくの刑
・針千本飲ますの刑
・お仕事見学の刑
どれか選択しなさいと言われても、どれも、嫌だ・・。
よくも、これだけ残虐な私刑方法を考えたものだと思いながら、大友啓史監督の仕掛けた罠に陥った作品。
カエル男を演じた妻夫木聡さんは、演じるにあたり、かなりキツカッタと想像するが、実際はどうだったのだろう。
大友監督は”楽しんで演じて”と声掛けをしていたそうだが・・。
これだけダークな世界観を映像化した邦画(は中々ないため、妙に記憶に残っている作品でもある。
<2016年11月12日 劇場にて鑑賞>
リアリティに欠ける
妻夫木の怪演
セブン・ソウの真似事
整合性気にしなければ楽しめる
整合性とろうとしない監督さん。過去作品もそう。ちょっと工夫すれば整合性取れるのに、それが出来てない。
多分、取りたい映像が先にあって、そこに予算スケジュール規制を当てはめて、適当に削るからこんなチグハグな作品が出来てしまう。
ただ、他のレビューのように山のように整合性が取れていないというのは正しくない。
そのいくつかはきちんと検証すれば整合性取れてる。
もっと鑑賞者の視点に立って丁寧に整合性取れば良いのに。
レビュー
絶望の淵で
Blu-rayで鑑賞。
原作マンガは観賞後読了。
「セブン」の影響を濃厚に感じる王道サイコ・スリラー。追い詰める者が追い詰められる者へと、次第に立場が逆転していく様がめちゃくちゃスリリングで、手に汗握った。
残虐極まりない殺人を繰り返すカエル男。刑のネーミングがユニークなだけに、えげつなさが増幅されるようだった。
狂気の演技で体現した妻夫木聡が素晴らしい。しかし公開前に情報を解禁したのは如何なものか。興醒めの感が否めない。
標的を絶望の淵に立たせて極限状況で本性を露にしようとするカエル男は、「ダークナイト」のジョーカーに通じるものがあった。沢村(小栗旬)が直面する絶体絶命も、心を掻きむしられる焦燥と絶望が凄まじく、思わず顔が引き攣った。
※修正(2024/07/06)
衝撃が忘れられなくて
主題歌のワンオクから入り観たのがきっかけです。
現実味ありすぎる描写、グロさ、幸せを壊す残酷さ、ラストが頭から離れずまた観てしまいました。
監督の表現力が出ていて良いと思います。
中でも、若い警察が殺され、悲しまれるというところは心の底から深い悲しみが伝わってきました。
遺体の側に主人公、上司、婚約者という順で面会する事によって、多方面での感情を想像し、流れるように落ちていきました。
やられました。
犯人は心位性から来る病気持ちでその原因が人間から来ているということから、人間に対して復讐しているんだと思います。
そして無意識に、形がどうあれ人間と関わり作品が事件として人間に注目されることから生きていると実感しているのではないでしょうか。
ラストもハッピーエンドとバッドエンドの曖昧さがまた味が出ていました。
主人公の子供が体をかくという小さな動きですがそこから想像が膨らんでくるので面白いなと思います。
似てると言われているセブンと比較すると、説明がある、より心理的、いろいろな愛の形が描かれていたという事でしょうか。
雨の中傘も差さずに
若い刑事が日頃ほったらかしの妻子が攫われたのをわたわたしながら捜索し犯人と対峙し助かったのかなー っていう映画。
嘆きの演技が大げさ?全体的にセブンぽいなとは思うかも。
無実の人間自殺させた気持ちはどう?とか子供が首掻いてるラストは個人的に好き。
なんでこんなに賛否わかれるの
日本ではこれだけサイコ系サスペンスは少ないのじゃないでしょうか? 実話を元にした連続殺人ものはグロいのありますけどね。
セブンやハンニバルなど似たのはありますけど
単純に日本映画でこの質は楽しめました!
小栗くんも良い。
不満は最後、女医が犯人を殺すところかなー。普通親族でもあれだけの殺人犯に2人だけであえないでしょ。
ラストの、子供が首を痒がるあたりとかこの先、心因性の日光アレルギーが出ちゃうのかと思うと平和には終わらないところが垣間見えてゾクっとしましたね!
漫画っぽい
漫画みたいだなーと思ってたら、ホントに原作が漫画だった。それに、映画の構成が「るろうに剣心」に似てるなあー(エンディングのONE OK ROCKの所為)と思ってたら、同じ大友監督作品だった。
漫画原作で監督大友は、縫い合わせが良いのか、それしか出来ないのか。ともあれ、映画「るろ剣」が好みな人には受けはいいと思う。
漫画っぽいと思ったのは、序盤の死体の見せ方で、遠目から残酷描写を写すけど細かくは判らない。死体の顔とか写すとかなり戦慄が走るが、顔が写されたのは凍らせた時のみで、それがとても作り物感満載な死体だったので少し笑える。怖くない。
しかし、その流れがあったから、ラスト前のあの2人の死体?のインパクトが増したのかもしれない。ネタバレが少し早かったのは残念。妻夫木と尾野真千子のやり取りは不要に感じた。
残念序でに、妻夫木はかなりぶっ飛んだ猟奇的愉快犯なのに、あまり顔のアップが無い。コレクションに頬ずりする所とか、「作品が完成する!」と咆哮している所とか、もっとアップがあればヒールとしての迫力が増したと思う。
ともあれ、ラストのビデオカメラ越しの息子とか、田畑智子の「あたし、彼氏居ません!」とか、映画らしい良い所も多く、年齢指定作品にしてもいいくらい残酷描写満載ですが、そこが大丈夫なら十分に楽しめる作品。
意外なのは、これがWOWOWの記念作品だという事。
WOWOW作品は割と頭脳サスペンスが多く、この作品もその要素はあるが、寧ろアクションの方が多い。
アクションで思い出したが、パトカーにトラックで激突するシーンは何か意味あったのか?要らないと思う。
よくできたサスペンス
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