「絶望の淵で」ミュージアム しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望の淵で
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Blu-rayで鑑賞。
原作マンガは観賞後に読みました。
「セブン」の影響を濃厚に感じる王道サイコ・スリラー。追い詰める者が追い詰められる者へ、次第に立場が逆転していく様がめちゃくちゃスリリングで手に汗握りました。
残虐極まりない殺人を犯すカエル男。刑のネーミングがユニークなだけにえげつなさが増幅されるようでした。それを狂気の演技で体現した妻夫木聡が素晴らしい。しかし公開前にキャスト解禁したのは如何なものか。興醒めの感が否めません。
標的を絶望の淵に立たし極限状況で本性を露にしようとするカエル男は、「ダークナイト」のジョーカーに通じるものがありました。沢村(小栗旬)が直面する絶体絶命も、心を掻きむしられる焦燥と絶望が凄まじく、思わず顔がひきつりました。
※修正(2023/09/10)
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