ジャングル・ブック

劇場公開日:

ジャングル・ブック

解説

ルドヤード・キプリングの同名小説を原作とする名作ディズニーアニメーションを、「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブロー監督が実写映画化。ジャングル奥地に取り残された人間の赤ん坊モーグリは、黒豹のバギーラに助けられる。母オオカミのラクシャのもとに預けられたモーグリは、ラクシャから惜しみない愛情を受け、幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、人間に対して激しい復讐心を抱くトラのシア・カーンがジャングルに戻ってくる。ハリウッド屈指の映像制作チームが最先端の映像技術を駆使し、主人公モーグリ以外の動物や背景など全てをリアルなCGで表現。モーグリ役にはオーディションで2000人の中から選ばれた12歳の新人ニール・セディを起用し、ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、クリストファー・ウォーケンら豪華キャストが個性豊かな動物たちの声を演じる。

2016年製作/106分/G/アメリカ
原題または英題:The Jungle Book
配給:ディズニー
劇場公開日:2016年8月11日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第89回 アカデミー賞(2017年)

受賞

視覚効果賞  
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映画レビュー

4.0世界興収歴代7位「ライオン・キング」の原点的な作品! 最後の技術革新の「手作り感」が一番良い?

2020年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

本作は歌舞伎座で史上初の洋画のプレミアイベントを行なうなど、実はかなり宣伝に力が入っていました。確かに日本語吹替版の声優陣も松本幸四郎、西田敏行、宮沢りえ、伊勢谷友介など、かなり豪華でしたね。日本では興行収入22億1000万円となりました。これは決して悪い数字ではないのですが、もう少し話題になっても良かったのかな、と思います。 本作の見どころは何と言っても「主人公の少年以外は全てCG!」という「え、本当に?」と思うような映像の技術革新の進化の凄さにあります。 まさに、ジョン・ファブロー監督は、この「ジャングル・ブック」の経験を発展させて“オールCG”で制作して世界的にメガヒットとなり(現時点で)世界興行収入歴代7位となっている「ライオン・キング」を生み出したのですから、この作品は「ライオン・キングの原点」的な意味でも大きいわけです。 唯一の実写の少年が「初の演技」だったのにも驚きですが、これもジョン・ファブロー監督がトラの代わりを自身が演じてみたりしていたりと、制作チームの優秀さがにじみ出しています。 物語も無駄がなく伏線はキチンと回収されていますし世代を超えて楽しめる作品となっていて、映像も含めて出来は良いと思います。 個人的に好きなシーンは、小象とのシーンと、エンディングの際のタイトルの“ジャングル・ブック”を「立体的な本」の形で遊び心で見せている「手作り感のあるCG」の映像表現です。 CGの技術革新は、想像の域を遥かに超えていますが、そんなCGを使って「手作り感」を出した方が「凄さ」を感じるのは何だかおかしな話ですが、これが日本人の感性なのかもしれないですね。 今回の「ジャングル・ブック」の地上波初放送のタイミングといい、昨年の日本の「興行収入歴代1位」に大きく貢献した「アラジン」「トイ・ストーリー4」「ライオン・キング」「アナと雪の女王2」「アベンジャーズ エンドゲーム」「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」といった超強力ラインナップは、まさに6月11日から日本で開始される「Disney+」という配信サービスに向けて、でもあるので、さすがの戦略です。

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細野真宏

5.0映像も内容も最高。

2024年1月1日
PCから投稿
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プライア

4.0家族みんなで驚異の映像を楽しもう

2023年11月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

流石はディズニー。 安定の面白さでした。 子供も楽しめるストーリーで解りやすく作りがらも、ハラハラ感たっぷりで大人もしっかり楽しめます。 しかしそれ故に万人向けに制作された内容は、奥深さ等の物足りなさを感じてしまう人もいるかもしれません。 けど私はこれでいいんじゃないかと思います。 ディズニー映画はやはり家族皆で楽しめる作品であるべきだと思っているので。 それにしても少年以外すべてCGという驚異の映像は必見です!

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びぃあぃじぃ

3.0進化するCGに映画の良さは失われつつある

2022年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

素晴らしいCG技術だ。映画の撮影法、技術等は日々進化しており、より見る者を惹き付けてくれる。 だが、それを評価の対象とするのは如何なものかと思ってしまう。 昔の映画は、そんな技術もなく、脚本と役者の演技で勝負してきた。本作については人以外がすべてCG。果たしてそれを映画と呼べるのか。アニメであっていいのではないか。いささか疑問である。 また、本編ではストーリーの一貫性に欠けており、中盤より主軸がぶれてしまっていた。(本作ではバギーラは正義、シア・カーンは悪という構成であることが前提である。) バギーラは人間の文明が、大自然の生態系を破壊することを恐れていた。天敵に襲われないよう崖の上に造った蜂の巣を道具を使って、全て採ってしまうモーグリの行動をバギーラは警戒した。シア・カーンについても考えは同義である。人間を自然界で野放しにすると、ジャングルの生態系を乱してしまうと考えていた。 にもかかわらず、バギーラは窮地に陥ったモーグリに対して、道具を使うこと(本編では人間のやり方と言っている。)を容認する。シア・カーンは悪とされ、人間の文明である「赤い花」によって、木々は燃やされ、シア・カーンも殺されてしまうのである。 正義と悪を二分割する米映画ではお決まりではあるが、これが童話では子供達は偏った考えを持ってしまうのではないだろうか。

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ロロノアゾロ