タンジェリン

売春を行うトランスジェンダーのイカツイ黒人の女性､その元締めで麻薬を楽しむチャラい白人男､性癖が普通じゃないアルメニア人のタクシードライバー…

これだけでハチャメチャ具合が分かりませんか？(笑)

もうカオス(笑)

何度も笑ってしまった(笑)

いったい､この映画は､なんなんだと(笑)

下ネタ多くて下品だしアホっぽいけど､偏見や差別を受けるトランスジェンダーを､ショーン・ベイカー監督が優しい目で捉えているのを感じた。

最後は､ホロっとしました。

全編をiPhoneで撮ったらしいけど､全く問題なく普通に観れた。

見ているとLAの匂いがプンプン。
ある種のLAの日常が感じられる。
確かにあんな感じだった。
ベイカー監督らしい層の描き方と優しい視線を感じる。
しかし、最後はなんとなく救われない感じがした。

痴話喧嘩の話がただと続くので、ちょっと退屈だった。でも最後の修羅場は少し面白かった。アノーラの監督の作品だと後で知って、ラストシーンはだいぶ似てた。