レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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冬に観ると寒い!!
スカイリムのような大自然を堪能でき、特に水辺の表現が綺麗です。出だしの襲撃シーンは、白人はこのようにして日本人の富を収奪していくのかと怖かったです。長尺で主人公の回復が早すぎる割に、回復してからが長くて、集中力が途切れたので、ややバランスが悪いように感じました。テンポが良くないので初めは好印象だった雪景色にも慣れてしまい、砦での生活や篝火を炊いた夜間のシーン等も殆どなくスペクタクル感は全盛期のリドリー・スコットになり損ねたかのような印象です。クライマックスも普通で序盤の熊のインパクトに負けるので、ベタですがお互いもっとさらけ出して、どしゃぶりの中殴り合う等天候や印象を変えて欲しかったです。長い割に薄く感じたので、やはり120分で観たかったです。
うおー映画館で観るべきだったーあ。見逃したんだよねえ。 さすがの監...
うおー映画館で観るべきだったーあ。見逃したんだよねえ。 さすがの監督、凄かった。 ただディカプリオはどうかな?アカデミー賞は頑張ったで賞だったってのも分からんでも無い。受賞に値する俳優ではあるけど、この作品じゃなくても良かったのにな。 それにしても圧倒されました。 ひさびさ2度目の鑑賞。ごめんなさい、ディカプリオ凄いわ。
熊に襲われ熊になる
熊との格闘シーンは必見です。VFXと分かっていても、レオ様は死なないだろうと分かっていても、手に汗握ります。 瀕死になって以降のレオ様はほとんどセリフありません。というか喋れないんですが。それでも更に苦難に合う彼ですが、崖から落ちたり川へ飛び込んだり体当たりの演技で話を進めていく様は、圧倒的な大自然の背景も相俟って全く見逃せなかった。 満身創痍の体を突き動かす復讐の執念は、この話の中だけでなく、アカデミー主演男優賞に対する執念にも通づるのかと、雑念も生むレオ様気迫の演技。自分で傷を治そうとするシーンは、痛々しいが少し笑えた。 話としては前半が冗長で、レオ様の昔話を、ボヤかさずハッキリと描いてもらえると、息子との絆も観る側に伝わり易いかな。 イニャリトゥ映画、というより、ディカプリオ映画てした。
美しい
私はこれまでこの映画ほど美しいと感じた映画を観たことがありません。 何もかもが美しかった。雪景色、水の流れ、揺れる木々、焚き火の炎、全てが美しい。その真横でレオ様が血反吐を吐いていても。観ているのが辛いシーンも多くありました。しかし目が離せなかった。どんなにえげつない事が行われていても。美しかったから。 私は芸術に疎いです。有名な画家の絵画のほとんどは私にとって理解しがたいものです。ですがこの映画を観て、ひょっとすると芸術的とはこの映画のことを言うのではないか、何となくそう思いました。 全編に渡り印象的なのはレオ様の吐息の音。変な意味ではありません。極限の環境の中、息も絶え絶え、体も上手く動かせない、しかしまだ生きている、死ぬわけにはいかない。それが、強すぎるくらい伝わってくる演技、演出でした。レオ様の演技は素晴らしかった。本当に雪山に放り出されて、サバイバル生活を強いられているのかと思いました。 本当に不思議な気持ちになる映画でした。自分の語彙力の低さに腹が立ちますが、とにかく美しいのです。血みどろで、えげつない、しかしそれを含めた全てが美しく見えてしまう。不思議です。 もう一度見直したいのですが、気力の方がもつかどうか分かりません。正直観た後はかなり疲れました。 ➀この映画の舞台で同じような状況でサバイバルする。 ➁無人島でバレーボールに名前をつけて一緒に 暮らす。 ➂火星で芋を栽培しながら暮らす。 どれが1番嫌かと聞かれれば、私は➀です。➀になるくらいなら、火星でバレーボールに名前をつけて芋栽培に勤しみます。絶対に嫌です。散々、美しいとか言っときながらあれですが。観客の側だから言えることですね。 素晴らしい映画でした。惜しむべくは、映画館の大スクリーンで観られなかったことか。 皆様にも観ていただくことをお勧めします。 最後になりますがグロ注意です。
コケてもおかしくないような作品
映像の美しさやサイレントで血なまぐさい演出、過酷なロケーション等々、挑戦的な内容が目立つ映画。いかにも玄人ごのみしそうであり、またその業界に近い人間ほど凄さを痛感したであろう映画。 でもねえ、前半の間延び感は結構こたえる。沈鬱でこっちまで寒々してくる淋しさ満載。「おもしろさ」はないので、別な視点で見所を見つける必要がある。(そういう意味では見る側の感度も試される映画) コケてもおかしくないような作品が、ストイックな映像美追求と演技でなぜか格を上げてしまった、というのが正直な印象。
演出や俳優の演技など全てカンペキ
バードマンで虜になったイニャリトゥ監督の作品ということで鑑賞。リアルタイムで映画館で見るべきだった。 ストーリーは民族の争いを舞台に家族や仲間をテーマにしたヒューマンアクション映画と言ったところ。 ディカプリオが本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞したのは納得であった。トム・ハーディの演技の上手さにも脱帽で、キャストの演技は申し分なかった。 個人的にイニャリトゥ監督の一番好きなところはカメラワークで全体的に撮ったり部分的に撮ったりする緩急が素晴らしいと思う。リアリティを追求した演出もかなり良かった。 鑑賞時間は二時間半と少々長いが完全に見入ってしまった。 リアルタイムで映画館で見たかった…
リアルな描写と迫真の演技
まずディカプリオの迫真の演技が印象的。とくに熊との決闘はまさにリアルそのもの。生々しすぎてちょっと直視できない部分もあったけど、そこがリアルだった。たぶんあれだけの傷を負わされたら確実に死んでるけど、そこは映画の世界なので…あとはストーリーがちょっと煩雑すぎて理解するのに時間がかかった。結局は復讐劇なのかぁって。でも迫力の映像とリアルさはさすがアカデミー賞の作品だなと。
うおー映画館で観るべきだったーあ。見逃したんだよねえ。 さすがの監...
うおー映画館で観るべきだったーあ。見逃したんだよねえ。 さすがの監督、凄かった。 ただディカプリオはどうかな?アカデミー賞は頑張ったで賞だったってのも分からんでも無い。受賞に値する俳優ではあるけど、この作品じゃなくても良かったのにな。 それにしても圧倒されました。
壮大
この作品は映画館で観なければ、面白さが半減しただろう。(面白さというよりはむしろ、感動あるいは衝撃といった方が良いかもしれない。) ストーリーは各人が言う通り、確かに薄いのかもしれない。しかし、ほぼセリフ無しで進むこの映像作品の1枚1枚のショット、神をも思わせる広大な自然(日本語での上手い表現がないが、英語でいう"wilderness"である。)、そして音楽。劇場の超大画面に映し出される静とwilderness, それを前にした時、迫力に呑まれ、幽体離脱している錯覚に陥るほどだった。 RadioHeadの『KID A』を想起させる、死へと向かう静寂。レオ様演じる主人公の生への執着は凄まじいものだったが、死後の世界がこんなにも壮大で美しい世界であれば、死など怖くないなと、そう思わせられた。
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