僕だけがいない街のレビュー・感想・評価
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あまり良くなかった
良かった!
制御出来ないタイムリープ
ある意味これもヒーロー者
子役がすごい。
とっても楽しめる映画でした
相当粗っぽいタイムトラベル映画
藤原竜也、有村架純主演のタイムトラベル・ミステリー『僕だけがいない街』、このジャンルを上手くつくるのは相当難しい。
辻褄は合わせなければならないし、辻褄合わせ以上の付加価値をつけないと、観終わってガッカリする。
さて。
ピザ屋でバイトをしている30歳の売れない漫画家・悟(藤原竜也)。
彼には、過去に戻る能力があり、事故や事件を未然に防ぐことができる。
ただし、その能力は予告なく発揮され、どのような事故や事件が起こるのかは前もってわからない。
ある日、北海道から出てきた母親・佐知子(石田ゆり子)がアパートの悟の部屋で刺殺される事件が起こった。
直前、母親と一緒に出掛けたモールで、過去に戻る現象が起きたので、なんらか関係がありそうだ・・・というハナシで、その後、母親殺害の容疑をかけられたのではないかと不安に思った悟は、18年前の小学生時代に戻る。
その時期は、悟と母親が暮らす北海道の町で、小学生の連続誘拐殺害事件が起こっていた時期だった・・・
結構大掛かりな物語なので、これを上手くまとめるのは、相当難しい。
テレビの連続ものならいざ知らず、2時間という映画に仕上げるのは脚本・演出とも相当力量が必要。
平川雄一朗監督はテレビシリーズ『JIN -仁-』を撮っていたひとなので適任とも思えるが、テレビのシリーズと2時間の映画とは訳が違う。
物語を説明するのが、やっとという感じ。
で、その物語だけれど、過去に戻る能力はさておき、前半で「あれれ」と思っちゃったのだから、その後はどうにもこうにも興ざめ。
「あれれ」の箇所は、悟が母親の現場を後にして逃げ回るところ。
犯人と思しき人物を追うのはいいが、見失ったら、母親の許に戻るのが常識的だと思うのだが、「あ、これじゃ、俺が犯人と思われちゃう」って逃げるのはいかがなものか。
というわけで、その後の少年時代は、いくら子役の中川翼と鈴木梨央ががんばっていても、残念ながら・・・
特に、連続児童誘拐殺害事件の真犯人が明らかになったあとの展開がズタボロで粗っぽい。
子ども時代で「ほほぉ、だから、タイトル『僕だけがいない街』なのね」と納得しそうになるんだけれど、あれれ、またまた現代に戻っちゃうし、決着も強引。
うーむ、やっぱりタイムトラベルものを上手くつくるのは難しい、と改めて思った次第。
ぎゅっと濃縮
まあよかった
なかなか
ミステリー<ヒューマンドラマ
久しぶりに邦画を観た。1年ぶりくらいかな。今回は試写会で観させてもらった。漫画が原作らしいが自分は漫画もアニメも見てないのでご了承を。話は簡単に言うとリバイバルできるという能力をもつ人の話。この手の設定はよくあって『ミッション:8ミニッツ』とか『バタフライエフェクト』など。でもこの映画は上記の2つのミステリー感はなくミステリー<ヒューマンドラマ感が強かった。脚本はとてもいいと思う。伏線もよく張られている。タイムループおきまりの展開もあったりしていい。しかし話の内容には腑に落ちない点もあったり犯人がすぐ分かってしまったりテンポが遅いなど不満点もあった。もっとタイムループを使ってあっちらこっちらしてもいいと思う。これらの理由ははやっぱりミステリー<ヒューマンドラマだからかなぁと思う。ただ見てて飽きることもないし案外面白かったなぁと感じる映画だった。有村架純がとてもかわいい。
二部作にすれば傑作になったかもしれない労作。
まず言っとこう、『バタフライエフェクト』云々、言われているが、そんなに似てもいないし関係ない。というかタイムトラベルもの=『バタフライエフェクト』なのか?
まあそんなことは置いておき、原作の良さは伝えていると思う。
原作ファンとしても序盤は期待できるものがあったし、ドラマ性は強いし、映画としてはまあ悪くはない。
しかし、二時間に1〜6巻、3月4日で連載が終了だそうでオリジナルかわからないけどオリジナルの結末と無理に二時間にまとめてしまった印象かな。
だけど、脚本家は悪くない。むしろ、原作の良い所を取捨選択してなんとか入れた頑張りは見えた。
監督もなんとかまとめた印象で悪くない。
だけど、その分、テンポが悪かった。
これは映画としてもだけど、もっとドラマ性を濃くできそうな所で解決に向かってしまってもいて、もったいない。
登場人物の雛月の部分だけでも充分映画になるんだから、二部作にすれば傑作になったかもしれないだけに本当にもったいない。
ある意味、少し感動を覚えたのは〈藤原竜也〉のおかげと言ってもいいと思う。あの熱い演技はちょっと苦手だが、少々抑えた熱い演技が良かった。
とにかく、非常にもったいない作品で、原作ファンにはオススメしにくいが、未読の方には今作の原作の良さを知ってもらえるだろうし、映画としては楽しめるのでぜひとも未読の方は劇場で見てみて原作を読んでもらいたいです。
個人的には主人公の「声に出てた」という原作の部分がなかったのが一番の不満だったかな…。
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