嫌な女

劇場公開日:2016年6月25日

解説・あらすじ

女優・黒木瞳の映画監督デビュー作で、黒木主演でNHKドラマ化もされた桂望実の同名小説を映画化。友達のいない真面目一徹な弁護士・石田徹子と、派手好きで社交的な天才詐欺師・小谷夏子という対照的な2人の女性の人生を、これが映画初主演となる吉田羊と木村佳乃の共演で描く。司法試験にストレートで合格して29歳で結婚し、順風満帆に見える弁護士の石田徹子だったが、仕事も結婚生活も上手くゆかず、心に空白を抱えていた。そんな徹子のもとにある日、同い年の従妹で、婚約破棄で慰謝料を請求されたという小谷夏子がやってくる。子どもの頃から夏子を嫌っていた徹子だったが、久々の再会をきっかけに、天性の詐欺師・夏子に振り回されることになり……。

2016年製作/105分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2016年6月25日

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(C)2016「嫌な女」製作委員会

映画レビュー

3.5 【”ひまわりと太陽”従妹だが、性格が真逆の笑顔無き堅物の弁護士と天真爛漫な詐欺師が繰り広げるハートフルコメディ。吉田羊さんと木村佳乃さんはヤッパリ素敵だなあ。】

2025年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

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■笑顔無き堅物の弁護士の徹子(吉田羊)。彼女はその性格故か直ぐに離婚。ある日、そんな彼女の前に、徹子とは正反対で幼い時に貰ったTシャツを徹子の前で”人と一緒は嫌!”と破り捨てた、目立ちたがり屋で、明るい破天荒な従姉・夏子(木村佳乃)が現れる。
 徹子は直前の婚約破棄で慰謝料を請求されている夏子の弁護を担当することになるが、この再会が徹子の生活を搔き乱しつつ、変化を与えていくのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・堅物の弁護士の徹子も、詐欺師だけど情に厚い夏子は、嫌な女には見えないけどなあ。逆に人生を彼女たちなりに一生懸命生きているように見えたけどなあ。
 マア、夏子のやる絵画詐欺はマズいと思うけれど。

・徹子は何だかんだ言いながら、夏子の弁護を引き受けるし、夏子もいつも徹子を頼って来るのである。良いコンビじゃないのかな。

・チョイ、沁みたシーンは夏子が、末期の患者敬ちゃん(寺田農)を、毎日見舞いに来るところかな。例え、それが遺産目当てでも全然顔を出さない息子とは大違いだし、敬ちゃんも夏子が来ると楽しそうだし。

・そんな姿を見た臨床の患者(織本順吉)は別れた妻に、詫びの言葉を述べるビデオを、徹子に撮影して貰うのである。その言葉を聞きながら涙を流す徹子。
 それも又、太陽の様な夏子が病室に現れたから、末期の患者は詫びの言葉を残そうと思ったのではないかな。

■今作では、堅物の弁護士の徹子も、詐欺師だけど情に厚い夏子も、実はお互いに頼り合いながら生きている事が徐々に分かって来るのである。
 爽快なのは、夏子が且つて加担した絵画詐欺の男が、綺麗な女性(佐々木希)を騙して、結婚式をしている所に、夏子が乗り込んで、男が綺麗な女性の事を”あんな、金づるの女はいないんだよ。”何て、自分と徹子の前で喋ったビデオを流しちゃうシーンだな。
 夏子は、ヤッパリ良い女なんだよ。

<今作は、従妹だが、性格が真逆の笑顔無き堅物の弁護士と天真爛漫な詐欺師が繰り広げるハートフルコメディなのであり、映画初主演!の吉田羊さんと木村佳乃さんの魅力溢れる映画なのである。>

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共感した! 3件)
NOBU

3.0 嫌な女同士は泣いても連れる

2024年4月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

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近大

4.5 嫌じゃない、好き

2024年3月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

木村佳乃さんが演じる夏子のキャラクターが大好き。ピンクのウィッグで登場とかベンチで大股開きしてて最高。
夏子が結婚式の日に『元気を出して』(作詞作曲:竹内まりや)を歌うシーンが印象的。アドリブみたいなリアルさがある。
今作は木村佳乃さんの魅力が引き出されていて…ファンになった。

珍プレー好プレーを感じるカメラワークに味がある。映像が初々しいというか、野球に例えるのも強引かもしれないが"プロ野球にはない高校野球の良さ"を感じた。(Blu-ray特典のメイキング映像が見たいです。購入検討中)

原作未読。
黒木瞳さんが徹子を演じたドラマ版は未視聴。
吉田羊さんが演じた徹子が、ラストで吹き出し笑いしたとき、もらい笑いしてしまった。

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Don-chan

3.0 気持ちのいいストーリーでしたが、淡々とし過ぎてもいました。

2022年12月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

気持ちのいいストーリーでしたが、淡々とし過ぎてもいました。

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tuna