嫌な女
劇場公開日:2016年6月25日
解説
女優・黒木瞳の映画監督デビュー作で、黒木主演でNHKドラマ化もされた桂望実の同名小説を映画化。友達のいない真面目一徹な弁護士・石田徹子と、派手好きで社交的な天才詐欺師・小谷夏子という対照的な2人の女性の人生を、これが映画初主演となる吉田羊と木村佳乃の共演で描く。司法試験にストレートで合格して29歳で結婚し、順風満帆に見える弁護士の石田徹子だったが、仕事も結婚生活も上手くゆかず、心に空白を抱えていた。そんな徹子のもとにある日、同い年の従妹で、婚約破棄で慰謝料を請求されたという小谷夏子がやってくる。子どもの頃から夏子を嫌っていた徹子だったが、久々の再会をきっかけに、天性の詐欺師・夏子に振り回されることになり……。
2016年製作/105分/G/日本
配給:松竹
スタッフ・キャスト
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2022年12月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
気持ちのいいストーリーでしたが、淡々とし過ぎてもいました。
2022年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
桂望実さん原作のベストセラー
黒木瞳さんの初監督作品
真面目な徹子(吉田羊さん)と
自由奔放な夏子(木村佳乃さん)は
従姉同士
幼少の頃から二人の性格は正反対で
それは、大人になり
再会した時も 変わることなく
人生観の違いが描かれています。
徹子が務める法律事務所での
再会シーンや
取っ組み合いの喧嘩シーンも印象的。
法律事務所で
いつも、徹子をそっと 見守り
サポートする事務員みゆき役の
永島瑛子さんの演技も見事でした。
後半、徹子がみゆきに
「夏子はひまわりで、私は月見草ね」と
語り掛けるのですが
みゆきは
「徹子がひまわりで、夏子は太陽よ」と
「人は、太陽を見て頑張ってるとは
思わないけど 太陽に向かって
必死に顔を上げる向日葵を見ていると
頑張ってるな~って思えるものよ」と
応えるシーンに、ジーンときました。
エンドロールで流れる
竹内まりやさんの
「いのちの歌」もステキ
ステキな台詞も多くあり
ファッションも楽しめる作品。
『嫌な女=いい女』でしたよ。
2016年6月劇場にて鑑賞
邦画も多く観ていますので
時々、鑑賞記録として
残してみます。
2021年11月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
内容は大してことない。
エンドロールクレジットに目が釘付けでした。
え!?
この人、どこに出てた??
って言う渋めの役者がそこかしこに。
神田うのがウェディングデザイナーとしてスタッフに。
黒木瞳監督に群がった友情出演オンパレード作品でした。
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多分そもそも深い名作を作る気などなく、女友達同士で女子会ついでにサラリと見て笑って出て来られる作品を目的としている気がする。そして、それにはぴったりの内容と表現。
どちらが嫌な女?どっちも嫌な女?と見始めるが、どちらも良いところがある徹子と夏子で。
表現力共感力はないけどわきまえてて努力家な人と、明るくて愉快だけど善悪にはゆるい人が従姉妹同士だから、仲が悪いのは当然。でも、どちらも平凡でもなく、誰しもなれる女性ではない。2人とも、1番弱いところは人に見せなかったり、どちらもバツイチで、よく似ているところもある。
「特別」を好む従姉妹に、お揃いのワンピースを自分が褒められたからと言って破かれたら、そりゃあ苦手〜ってなるでしょう。大人になってからも、相手の気持ちなど関係なく押しかけてくる困ったさんの夏子。
でもそれには必ず因果応報、歳を取っても誰かの特別になるどころか、特別になっているようで邪魔者扱いされて居場所がない夏子。
地味でクールに見えるし損をしているようで、徐々に自分と違う人にも寄り添えるようになり、仕事の積み重ねが報われる予感のする徹子。
どちらが良いかと聞かれれば、どちらも嫌だから嫌な女、なのかな?
作中お人形のように意思を持たない者として登場する佐々木希を、黒木瞳は嫌味で起用しているのかなとか色々邪推してしまったが、最後に微笑みながら無言で股間を蹴り上げる佐々木希、良かった。予知映画のようにこの後プライベートで大変な流れになったが、この役の延長と思って乗り越えてほしい。
作中徹子の理解者だったみゆきさんが優しくて。
どんな女性になりたいかと言われたら、みゆきさんのようにありたい。良い人ほど早く亡くなるって本当だなと今作でも思わされた。