不倫夫への壮絶な復讐劇「夫婦が壊れるとき」4月7日放送開始　主演は稲森いずみ　日テレがドラマ枠を新設

稲森いずみが、日本テレビの4月期ドラマ「夫婦が壊れるとき」で主演を務めることがわかった。主人公の夫役で吉沢悠、夫の不倫相手役で優希美青が共演する。韓国で「夫婦の世界」としてリメイクされた英BBCの大ヒットドラマ「女医フォスター　夫の情事、私の決断」（原題「Doctor Foster」／原作・脚本マイク・バートレット／制作Drama Republic）を日本版にリメイクする。

日本テレビは、4月より18歳以上の大人女性層をメインターゲットにした「金曜ドラマDEEP」枠を新設（毎週金曜24時30分～24時59分放送）。深夜だからこそ描けるディープな人間模様や緊迫するサスペンス、大人の恋愛などをテーマに、見始めたら止まらない怒涛の展開を美しく刺激的に描く。

同ドラマ枠・第1弾に決定した「夫婦が壊れるとき」の原作は、15年・17年に英BBCで放送され、各賞を総なめにした大ヒットドラマ。各国でリメイク版が制作され、フランス、韓国、トルコ、フィリピン、インドネシアなどで放送された。中でも韓国版リメイク「夫婦の世界」は、不倫夫の衝撃的な本性や、ヒロインの壮絶な復讐劇が注目され、「愛の不時着」「トッケビ　君がくれた愛しい日々」などのラブストーリーを抑え、韓国ケーブルドラマ史上最高となる視聴率28.4%を記録した。

日本オリジナル版も、第1話冒頭から目が離せない怒涛の展開が待ち受ける。夫の不倫が明らかになる生々しいまでの表現と、日本オリジナルだからこそ描ける心理描写や展開、そして豪華キャストの競演に注目だ。

稲森演じる主人公・真壁陽子は夫と子どもに恵まれ、内科医として順風満帆な生活を送っていた。札幌出張から戻った夫の昂太と深く愛し合った翌朝、夫のジャケットから女物のリップが転がり落ちた。さらに、夫のマフラーから、自分のものではない1本の長い茶色の髪の毛を見つけてしまう。愛しているから夫を信じたかったが、一度抱いた不信感はぬぐい切れない。とうとう不倫の確証を見つけたその時。陽子は、同時に信頼していた同僚や隣人たちの裏切りをも知ることになる。そして、夫が隠していたもう1つの重大な秘密と、明らかになる不倫相手の妊娠。完璧だったはずの家庭は、音を立てて崩れていく。

陽子役の稲森は、「世界でヒットしている原作の日本版を作るのかと正直驚き、さらに自分が演じるんだと思い2重に驚きました」と心境を明かし、「自分を裏切った夫を追い詰めていく、妻の壮絶な復讐劇。是非ご覧ください」とコメント。陽子の夫・昂太役の吉沢も「僕自身結婚していて不倫を肯定できないですが」と前置きしたうえで、「昂太という人間は心のどこかに埋まらない何かがあって、そこを埋めようとしたと考えると、理解できなくはないかな……（笑）」と語った。

金曜ドラマDEEP「夫婦が壊れるとき」は、4月7日24時30分より日本テレビで放送スタート。TVer、Huluでも毎話放送後、配信される。キャストとスタッフのコメント全文は以下の通り。

【稲森いずみ】

世界でヒットしている原作の日本版を作るのかと正直驚き、さらに自分が演じるんだと思い2重に驚きました。

私が演じる真壁陽子は、医者であり、妻であり、母であり、その全てを完璧にこなしている女性で、自分では気づいてないのですが、周りから一目置かれているようなキャラクターです。

私も演技を通してその人物像に少しでも近づけるよう努力したいと思います。自分を裏切った夫を追い詰めていく、妻の壮絶な復讐劇。是非ご覧ください。

【吉沢悠】

今回、お話を頂いた際、世界的に大ヒットして各国でリメイクされている面白い作品で是非演じたいと思いました。

僕は夫・真壁昂太という役を演じるんですが、昂太は映画の製作会社の社長で、映画監督もやっています。そして、妻を愛し、息子とも仲が良い理想の夫でありつつ、裏では不倫をしているという役どころです。

僕自身結婚していて不倫を肯定できないですが…てん昂太という人間は心のどこかに埋まらない何かがあって、そこを埋めようとしたと考えると、理解できなくはないかな……（笑）。どんな展開になっていくのか毎週楽しんでいただけたら嬉しいです。

【優希美青】

昂太の不倫相手、佐倉理央を演じます。理央は凄く純粋で、一途に昂太を愛している女性です。

皆さんが見ていて嫌な女だと思う瞬間があるかもしれませんが、理央の行動一つ一つには信念があるので、彼女なりの信念を最後まで温かく見守って頂けましたら嬉しいです。

実は母がこの作品の韓国版「夫婦の世界」の大ファンで、絶対に見て！と勧められていた時にこのドラマの出演が決まったので、理央を演じることで親孝行にもなるのかなと思っています！　私にとって、初の大人の恋愛ドラマです。ご期待下さい。

【日本テレビ　コンテンツ戦略局編成部　藤澤季世子氏】

日本テレビはこの4月、新たに18歳以上の大人女性層をメインターゲットにした新・ドラマ枠を開設する事になりました。深夜だからこそ届けられる、目のこえた大人女性層の皆さんに夢中になってもらえるドラマは何か……、と寝ても覚めても考えながら、この新枠を立ち上げました。

テーマは【ドラマDEEP】。深い大人の人間関係や、大人の濃い恋愛模様などを描く、少し刺激的で“DEEP”なドラマをお届けしたいと考えています。

4月期は立ち上げ第一弾にふさわしい、世界的なビッグタイトルを獲得する事ができました。各国でドラマ賞を獲得しているBBCドラマ「女医フォスター　夫の情事、私の決断」（原題「Doctor Foster」）。

ストーリーの中心はヒロインによる夫や周囲への壮絶な復讐劇。一度見始めたら、続きが気になってやめられないという中毒性があり、まさか、そんなことまで、という驚きの展開が続々と出てきます。

人間の心理に迫って執着や未練など複雑な感情をリアルに描き、ドラマを通して夫婦関係や家族の本質を浮き彫りにしていく、世界的な傑作です。

この日本版「夫婦が壊れるとき」でも、皆さんの心を掴んで、金曜深夜の放送やTVerなどで“どハマり”して頂きたく思っています！　ぜひご期待ください。

【日本テレビ　コンテンツ戦略局編成部プロデューサー　伊藤裕史氏】

「世界的にヒットしている原作」そんなドラマを手掛けることは非常に光栄なことでありますが、同時に期待感も高い……だからこそ視聴者の方々の期待を良い意味で裏切れるように作っていきたい！ そう思っていた時、主人公の真壁陽子役に凛とした強さを備えた稲森いずみさんが決まり、日本でもヒットすることを確信することが出来ました。

コンテンツが溢れる時代に人気があるドラマというのは、単純に「面白い」がある事だと思っているので、原作の面白さを最大限活かしつつ、吉沢悠さん、優希美青さんたちと一緒に日本のキャストでしか作れない「面白い」を出していければと思っています。

金曜ドラマDEEP「夫婦が壊れるとき」ぜひご覧ください。