湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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家族 母娘 銭湯
湯を沸かすほどの熱い愛:お母ちゃんの遺伝子ちょこっとだけあった【邦画名言名セリフ】
【湯を沸かすほどの熱い愛:個人評価=★★★★★】
★★★★★:今すぐ観るべき‥人生を生きる為の何かを教えてくれる貴重な映画
★★★★:早めに観るべき‥観る人だれにでも何かを与えてくれる大事な映画
★★★:まあ観ても良し‥観る人によっては全く意味を持たない普通の映画
★★:観なくても良し‥単に時間だけを浪費してしまう可能性が高い映画
★:観てはいけない‥観た後に非常に残念な気持ちを感じてしまう映画
【湯を沸かすほどの熱い愛:おすすめポイント(個人評価理由)】
1.第40回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞の宮沢りえと最優秀助演女優賞の杉咲花の演技がとにかく素晴らしい!!!
2.杉咲花が学校で頑張るシーンは泣ける!!
3.何気ない脚本が色んなシーンでジーンとくる!
【湯を沸かすほどの熱い愛:名言名セリフ→発した俳優とその場面】
・「お母ちゃんの遺伝子ちょこっとだけあった」
→学校で頑張った杉咲花が家の前で待っている宮沢りえに発する名言名セリフ。
レビュー
おかあちゃん
号泣でした
愛のかたちをこの二時間に凝縮した作劇に感服
・死期が迫る母親を中心に、複雑な家庭環境の女性の母と娘の関係を圧倒的な密度で描き出す
・なんといってもラストの、銭湯につかる家族と燃え盛るかまどにタイトルが出て皆が見上げる銭湯の煙突からもくもくと流れる赤い煙のシーンがとても映画的なシーンで好き
・妹のパンツを脱がせるところを写したり、ヒッチハイクのたくみが出会い頭に子どもがいる前で女ドライバーとやる話を嬉々として始めたりと、性的な話題を扱うときの距離感にざわざわした
・いい意味で賛否両論なんだろうなと感じた
・愛する我が子を谷底から落とすライオンのような母親だと例えがあったがその通りだなと
圧巻の宮沢と双璧な杉咲
母宮沢の末期ガンから、数ある難題を解決していく。
失踪した夫オダギリはあっさり見つけるも連れ子も同居する事に。その連れ子もシャブシャブで心開き、娘杉咲のイジメ問題は徹底して闘わせて解決。
自分の事は後回しの母宮沢は、小さなワガママで娘2人と小旅行。実はその旅行もミッションがあってしっかり伏線回収し、何気なく出会った青年松坂の問題も解決。
自分の死期まで全て全力で解決するスーパー母ちゃんに涙する事必至。
その宮沢りえと杉咲花の凄さも見事ながら、イジメに立ち向かう強さや、連れ子への愛情、タカアシガニ、と言った伏線回収も見事なストーリー。所々笑いもあり、ただ暗いだけの内容じゃないのも素晴らしい。
ラスト、葬式までしっかり見せるんだ、珍しいけど冗長だなぁ、と思ったら、それも理由がある事が最後に分かる。そこは少しファンタジーかな。でも皆笑顔で終わるし、あり得ないんだけどそれも良いかもと思わせてくれる。
最近観たの邦画では一番良かった。
ジョーよたつんだジョーに咲く赤い情熱
アングラ女優ミリエのスクリーン作品に涙するつもりも無かったのだが若手女優杉咲花さんの脇ぶりに心があたたまる。ジョーのジョー的なジョーを支える花さんの声出しが不思議なぐらいに胸に響く。初めてみる蒼さんも違和感なくフィットして。宮沢りえさんが、おかぁちゃんにしか見えない。おかぁちゃんなのだ。そうおかぁちゃん。双葉と安澄はおかぁちゃんと娘ながらも、仲の良い姉妹にも見える。双葉が安澄との接し方をどんな思いでどんな感情で育ててきたのかは、役者さんの演技で想像するしかないのだが、わたしにはこの二人の関係を楽しく想像させてもらえる。宮沢りえさんと杉咲花さんに感謝です。ジョ〜たたないジョ〜たたないジョ〜が女優さんたちを輝かせる。とても大好きな作品だジョ〜(笑)。
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