湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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ジョーよたつんだジョーに咲く赤い情熱
アングラ女優ミリエのスクリーン作品に涙するつもりも無かったのだが若手女優杉咲花さんの脇ぶりに心があたたまる。ジョーのジョー的なジョーを支える花さんの声出しが不思議なぐらいに胸に響く。初めてみる蒼さんも違和感なくフィットして。宮沢りえさんが、おかぁちゃんにしか見えない。おかぁちゃんなのだ。そうおかぁちゃん。双葉と安澄はおかぁちゃんと娘ながらも、仲の良い姉妹にも見える。双葉が安澄との接し方をどんな思いでどんな感情で育ててきたのかは、役者さんの演技で想像するしかないのだが、わたしにはこの二人の関係を楽しく想像させてもらえる。宮沢りえさんと杉咲花さんに感謝です。ジョ〜たたないジョ〜たたないジョ〜が女優さんたちを輝かせる。とても大好きな作品だジョ〜(笑)。
いじめの克服、不治の病、家族愛
演技に迫力があるし泣き要素オンパレードなのでまあ泣ける。賞総なめっていわれると、不自然な設定(探偵やヒッチハイカーとの近すぎる距離感とか実の母に恵まれない人ばかりとか)がかえって気になったりもするし、感動を強要されたように感じなくもない。が、うるさいこと言わずに泣けばいいんだろうな。
オヤジのいい加減さをフォローした妻だが。
『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)
杉咲花演ずる娘はいじめにあい、母親(宮沢りえ)の余命が2ヵ月で、父親(オダギリジョー)は不倫して出産してしまった相手の子供の女の子を連れて戻ってきた。その女の子も含めてなんとも辛い話だが、仕事は銭湯である。かわいそうなシーンが続くが、優しさでフォローされる。余命だけでなく、母親は娘に衝撃的な事実を告げていく。この母親は娘に強い試練を与えて克服させるように仕向ける。娘はとても辛いと思うが、乗り越えていく。気丈夫な母親は<作られた>娘たちとの旅の途中で倒れる。母親というよりも一人の人間として娘たちと向き合ったが、確かに母親だったのだろう。実の子、戸籍上の子、それでも母親。しかし愛で繋がるけれども複雑にしてしまうのは、男女の別れ。そして残された子供との関係。または離した子供との無関係。主人公の母親もその母親と別れていたのだった。そんな事情も許さざるを得なかった。そんな包容力の女性だった。日本古来のというのか、一般にみられる葬儀のシーンがリアルだった。娘たちに強さや周囲の人達にも優しさと思い出を残した。多くの賞を受賞した作品だけのことはある。
自然と涙が…
中野量太監督のこの作品は、凄い。いつの間にか観ている人を物語の中に引き込んでしまい、幾つもある伏線が、見事に回収されて行くうちに涙が溢れている。
宮沢りえさんと杉咲花さんの演技には、ただただ脱帽。邦画史に残る傑作です。
スロースピードムービーの傑作
泣かせるポイントが主に三ヶ所あったと思うのですが、単純な人間なので全てのポイントで見事に泣かされました。悪人がいない(主要)登場人物の作品は稀ですが、本当に素晴らしい作品でした
この監督純粋にバカ(半分褒めてる)
映画と言うよりはドラマ。ただそんな事本当はどうでもいいんじゃない?って思ってしまうぐらい真っ直ぐに伝えようとしている。それでいいんじゃないかなとも思えてしまう。映画は芸術?監督はバカではできない?そんな事ないのかもしれない。健気さを率直に伝えたこの作品の泥クソさがいい。この映画で母のこと思い出して泣く人はいっぱいいるだろうな。母に抱きしめられたいな。この映画は人は描き切れていないが愛を描き切った映画だと思う。
ほぼ泣き通し
全編ほぼ泣き通し。
母の愛。
あずみの苦境と成長。
あゆこの健気さと成長。
大人になればなるほど、
この映画に打たれるエピソードは、
増えていくのではないだろうか。
また、所々に見られた、
後半への布石の置き方も、
好みでした。
しかし、ラストの演出が、
くどいように感じた。
煙突からの煙の演出などは、
最たるもので、
泣きながらも、
心が冷めていくという、
不思議な心境を感じた。
もっとサラリと、
あっけなく終わるのが、
個人的には好みです。
監督の性格でしょうか。
心がポカポカ、家族のありがたさ
りえさん演じるお母さんは、とても肝っ玉母さん。
問題が転がり込んできても、受け入れる人。
そして、作品の良さは「大胆であること」。勇気を出しての、少々大胆な行動を何度か目にした。思い切りって、必要。「よくやった!」と見ていてスカッとした。
いろんな感情が湧き上がる
無性の愛を捧げた母と子の話。
あたたかい家族の話。
死があり、生があり、
色んなことを感じさせてくれる。
宮沢りえさん、杉咲花さんの演技力、
想像以上にインパクトがあり心にガツンときます。
産みの母親ではないけれど、
本当の母親として愛情を持って育てるということが
どれだけ子供にとって幸せで大切なことかを感じさせてくれる。
強い心を持っていじめと向き合わせる母親の宿命。
辛いのは親も同じなんだなぁと。
学校に行きたくなかった昔を思い出す。
手話を教えた意味や、旅行をした本当の目的。
泣けるポイントがたくさんあって
涙が追いつかない。
特に、病院の外でピラミッドを作って見せるシーンは号泣でした。
あたたかい人間にはあたたかい人間が自然と寄り添う。双葉の厚い人柄をさらっと演じ、その魅力はあの短い時間の中で確実に心に入ってくる。
宮沢りえさんすごい。
双葉は母親に会えず、安澄は本当の母親の存在を知り、鮎子は母親と離れ離れのまま。
この作品の見所は、みんな辛いのにみんなちゃんと幸せだということ。
血が繋がってても家族の幸せを作るのは簡単ではない。
血が繋がってるとか繋がってないとか、
産みの親とか育ての親とかそんなのは関係なく、
愛情を持って傍にいることがすごく大切で、
絆は気づけば強くなっているものだから。
生きているときに、すきな人とたくさんハグをして、ぬくもりを繋げていかなきゃなと思った。
宮沢りえが嫌。
私には合わなかった。途中で見るのをやめた。宮沢りえが嫌だった。自分とはかけ離れた人物をここまで近づけさせました感が鼻についた。でも、娘役の子は死ぬほど良かった。ファンになった。最初クックドゥのCMで「ほぅ…!」って思って刑事ドラマの犯人役で「さすが…」って思って、今回のこの役で、心わしづかみにされた。宮沢が嫌過ぎて途中で観るのやめたけど。この子のために我慢して最後まで見ようかと思ったぐらい。
中年オヤジを何回泣かせるねん(笑)
湯を沸かすほどに熱く書いたレビューが消えた!(泣)
あんな長文、二度と書かれへん。。。
短く感想を述べると、長女の純真な健気さに、
夫の連れ子の不憫さに、そして母親の強さに、
鼻水ズルズルで泣かされました。。。
ただ、ヒッチハイクの青年のくだりは必要なのか?とも
思いましたが、結果的に大団円(厳密にはこの言い方が正しいか
わかりませんが)で良かったです♪
それと、映画館で観なくて良かった!(笑)
宮沢りえに肉迫する杉咲花
ところどころ行き過ぎだと感じるシーンもあったけど
ラストシーンを見ると納得。
どこにでもいるような母親ではなく、とにかくパワフル。そんな人がだんだん病魔に蝕まれていくのは見ていて辛い。
子供に知らせるシーンが割愛されてるのは、せめてもの。ということかな。
それでも、最後の病室シーンは素晴らしいの一言。
子役の可愛さがこの映画をマイルドにしてると思う。旦那の連れ子と探偵の娘、もう超可愛い。
この監督にますます期待
夫(オダギリジョー)に蒸発された妻(宮沢りえ)が主人公、娘(杉咲花)はおとなしいタイプで学校ではいじめにあっている。
主人公が突然倒れ、病院で検査したところ末期がんで、余命わずかと診断される。
主人公は夫を連れ戻し、銭湯を再開するなど死後を見据えた行動に出る。
勿論、お涙頂戴だが、各シーンに挟み込まれた絶妙なカットがうならせる。
とても泣かせてもらい、鑑賞後も心地よく、中野量太監督には期待大。
宮沢りえと杉咲花は素晴らしい。
母としてできること
義母を末期ガンで亡くしたので、それを思い出しながら鑑賞。
全てがドラマチックでないことがリアル
妙に滑稽なのがリアル。
私が早世したら、何が残るだろうと思ったり、ラストを咀嚼しきれず、悶々としたり。
薦めるとか薦めないとかではない映画。
お母さんの愛
本当の母親ではないという設定は予想外だった。
また、学校に行きたがらない子供の気持ちをわかっていながらも、子供のためを思って厳しく行かせようとする姿に母親の強さや愛情を感じた。
この母ちゃんの生き様から、人との繋がりやめげない事の大切さ、人を愛するということがどういうことか学ばせてもらったような気がする。
なんだろうね
この親子愛の溢れかたは。
いや、熱いのか。
確かにつっこみどころは多々あります。
体操着の件の解決の仕方
(斬新)。
それぞれの血の繋がりかた
(愛で繋がってる)。
お父ちゃんの情けなさ
(微笑ましい)。
拓海くんの存在感
(違う設定でも良かったかな)
ラストシーンのエグさ。
(「これはダメだよね」って本人たちが言ってるけど)。
ラストシーンとタイトルの意味。
等々…
でも、なんと言っても宮沢りえがすごい。そして安澄、鮎子、君江さん。女性陣の演技と涙の美しさ。
お父ちゃんの情けなさも、男として共感できる。
熱すぎる愛でお風呂に入れないくらいだけど、全て許せる。
そんな映画でした。
これは泣く
日本の大事な映画、また好きな映画が増えてうれしいな。いじめられてること、お母さんは知ってた。喫煙シーンが多いことが気になるけど、そういう空気感かな。
何かをしてあげたいって思うのは、その何倍もしてもらってるって思ってるからじゃないかなぁ。銭湯に入りたくなるー。
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