知らない、ふたり
劇場公開日:2016年1月9日
解説
「サッドティー」「鬼灯さん家のアネキ」などを手がけて注目される今泉力哉監督が、韓国の人気男性グループ「NU'EST」のレンや、女性ファッション誌でモデルとして活躍する青柳文子らをキャストに迎え、今を生きる等身大の男女の複雑な恋愛模様を描いた群像劇。人との接点を避け生活している靴職人見習いの韓国人青年レオンは、ある日、公園で酔っぱらった女性ソナに絡まれるが、それからというものなぜか彼女のことが忘れられない。一方、レオンと同じ店で働く日本人女性の小風は、密かにレオンに思いを寄せていたが、そんな小風に、ソナの壊れた靴を直しにきた客サンスが一目ぼれする。7人の男女の思いが絡み合い、それぞれが一歩踏み出したことで物語は思わぬ方向へと進んでいく。
2016年製作/106分/日本
配給:CAMDEN、日活
スタッフ・キャスト
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日常の風景が美しく撮影され、
非日常的なレオンなどの美しいひとが美しく映しとられ、ややとするとイライラするようなテムポと優柔とそんな気配に包まれ自分ならもっとアクセクするわ、と思いながら、こんな日常があったら羨ましい、と思う映画映像ストーリーだが、あるわけないよね、とも思う。
2020年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
靴の修理屋につとめる主人公(青柳文子)は職人のレオンが好き、レオンは一瞬介抱したソナが好き、ソナの彼氏ジウは日本語学校の先生(木南晴夏)が好き、先生は同棲中の車椅子の彼氏と婚約中だが・・・。
そしてレオンとソナの友達サンスは主人公が好きだった。
今泉力哉監督お得意の恋のぐるぐる巻きは楽しい。
パッとしないアンニュイな映画、今泉さん得意なのかな…?
映像は綺麗なのにストーリーがつまらなくて見てて飽きる……ユーネクストで見てみたけど、2回に分けて、それでもキツくてもう後半飛ばしちゃった。
例えば女の子が2人いて、男はそれぞれのことを7:3の割合で好き。それがある瞬間には4:6に入れ替わったりする事もあったり、自分の事を好きって言ってくれたからっていう理由だけでなんか好きになってしまったり、その感情は本人すら半分気付かないようなものだったり。そのような、大きな物語においては無いものと見做されがちな人間の「気分」をどう面白く映画にするかというテーマのもと、計算され尽くした作品だと思う。
このような、ポップではあれオルタナティブな形のエンタテイメントは観客には勿論、製作側にも認められにくいだろう昨今において、韓国からの役者陣を迎える形で、日本側は無名な俳優を起用して豊かな現場を築いたのだろうと想像する。ワンカット毎に映画的な悦びが満ちた傑作だと思う。
人間は不確かであるが故に美しい。愛って重いものだけが愛じゃないよねというテーマのもとに、日常的なようで少し非日常な瞬間を積み重ねていく。女優たちがとにかく美しくて、みんな変わっていて観ていて本当に飽きない、何回も見返せる作品。
ラストはちょっと韓流アイドル映画になりすぎてるなとは思ったけど。