ピエロがお前を嘲笑うのレビュー・感想・評価
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ださかった
映画ならではの謎解きエンタティメント
素人のハッカー集団が深みに嵌り、ドイツの連邦情報局に助けを求めるという設定は、わからなくもないですが、そこからいきなりのテンポの良さ、再現される映像も、面白い背景でわかり易いです。
そしていくつかのキーワードが心地よく耳に残るような試され方に、気が付くと作品の世界観にハマってしまってる感じだったでしょうか。
色んな面を見せる主人公もですが、クールなキャリア組でありつつ、母性も見え隠れする捜査官を演じた女優さん、味わいのある表情が素晴らしかったですが、トリーヌ・ディルホムさんという女優さん、どこか日本人的な表情も見せてくれます。
そういえば「なりたい自分になれ!」という言葉の裏で、なぜか小島よしおの "おっぱっぴー的シーン" があったりして笑えたのですが、こういうどんでん返しのある映画のこと"マインドファックムービー" というのも初めて知りました。
現実的とは言えない展開で、作為的な面も否めないですが、スリリングに引き込まれる非日常的な世界が、日頃の喧騒を忘れて没頭するのにちょうど良く、しかも後味も悪くないのは、デジタルな出来事満載の中の人間関係の描き方によるものでしょうか。
トリックに身を任せての鑑賞が楽しいと思います。
見破ろう、騙されないぞは脇において観よう
ドイツ映画: 若き匠たちの逸品です
観客の予想を裏切り続けながら、静かに心をつかんでゆく、「職人技」満載のストーリー展開に、まず、びっくりしてしまうエンターテインメント作品でしたが・・・・・、
ここ数年の、変わりつつある世の中に対する、深い愛情やメッセージが精巧に編み込まれた、社会派ドキュメンタリー作品としても、負けず劣らず、十分に収まってゆくような気がしました。
きっと、多くの方が、観終わった瞬間に、「大当たりでした。今日は、来てよかったです。」と、感じるのではと思いました。
観客にまでトリックを仕掛ける映画!
サイバー表現が巧かった作品。
兎角馬鹿っぽい見え方になり興醒めしがちな「サイバー表現」。
そのサイバー表現が巧かった。
ハッキングをする際の描写/表現は極力回避。
自身の端末が半透明になりハッキング行為を示した光がウネウネとケーブルを進み相手の端末に侵入する。
…といったダサい表現が殆ど無い点に好感が。
またハッカーが集まる専用掲示板を「寂れた地下鉄の車内」とした点も良かった。
車内で覆面達が繰り広げる遣り取りが実際の状況を理解し易かったです。
話の展開も良かった。
孤独な天才ベンジャミンが仲間という疑似家族を通じて成長する。
犯罪行為でしか承認欲求が満たされない哀しさを抱えつつ。
徐々に引き返せない所まで足を踏み出してしまう。
設定から想起される、型に嵌った話になる……と思いきや。
或る時点を境に急展開。
アレヨ、アレヨという間に話が転がり惹き込まれ。
終盤のスピーディな流れはグッときました。
惜しむらくは話の現実感。
ハッカー集団「CLAY」が然程犠牲を払わず物凄いことをポンポンやってしまう。
話の盛上りのためには必要な要素とは理解出来ますが、流石に鼻白む部分もありました。
サイバー表現の扱いが巧かった本作。
新鮮な要素もあり近年のハッカーモノの中では頭一つ抜けた作品でした。
少なくとも映画「ブラックハッカー」より遥かに面白い。
オススメです。
!?
なるほど、可もなく不可もなくかな…えっ?なんだそれ、それはないよ、都合良すぎるし辻褄合わないし今まで観てきたもの全部台無し、そんなの読める読めないじゃなく、わかる訳ない…ん!?…マジかやられたw。
内容の面白さはぼちぼちだけど、やられたので星3.5
ネットでのやり取りを地下鉄の車内で表していたのも分かりやすくて面白い。
観て損はない、なかなかな娯楽作。
ふとみたら…タイトルが変わってる…なんなんだこのセンスない邦題は…
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