ピエロがお前を嘲笑うのレビュー・感想・評価
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『騙す』という歴史あるビジネス
『勇気と度胸』をどれだけ身につけることが出来るか、それがあって初めて学んだことを活かすことができる、そんなメッセージ性を感じた内容であった。
ハッカーという入口の素材は取っつきにくい面もあるが、どんな素材であれ、結局はその人間性というのが、評価や成功に殆ど影響を及ぼすものだとつくづく思い知らされた。
ドイツ映画ということだが、ドイツっぽさは感じられない。そもそもフランス映画やイタリア映画のような特徴あるものでもないし、配給がハリウッドのコロンビアなのだから、もろハリウッド産なのだろう。面白いのはアップルがでてくるところが、親会社のソニーの関係は如何に?って感じだけどw
マインドハックというカテゴリは訊いたことがなかったけど、それこそ、過去の映画にはオチのどんでん返しをどれほど強烈に魅せるかというのも大事な演出である。
二転三転する多階層的な二次方程式の作風は、それ故観客の心に深く刺さらないとついていかなくなる危険性も孕んでいる『モロ刃の剣』なのだけど、果たしてこの映画はどうかというと、華が無かった分、ちょっと難しかったかもしれない。
個人的には飾らないイメージで好感が持てたのだけどね。
理屈好きな人が観たら、嵌る映画である。
シンプルに見ましょう
出来るだけ心を無にしてフラットな気持ちで見ましょう。どんでん返しがあるって勘ぐりながら見てはダメ。
気持ちよく騙されてこそ映画ですね。面白かった。
いやいや!
図書館から逃げるシーン。
顔バレしてないんだから群衆に紛れればいいものを、なぜかマスクを被る主人公。
おかげで警察に発見されてしまう。
「小物だから気が動転しての行動」と片付けるにも無理がある。
オチもファイトクラブをもう一転させましたってだけで、近年の邦画にも通じる焼き直し感がある。
なんか残念。
いわゆるどんでん返しがあるという触れ込みだったが、その効果はあまり見られなかったようだ。
まず、CLAYと自分たちを名乗った集団は、ハッキングはするのだが、いわゆる重大犯罪を犯すわけではない。
何かの映画みたいに株価を操作して大儲けしようという気さえない。
要は自己アピールをしたいだけなのだ。
だが、ひとりの勇み足で、人がひとり死ぬ事態となる。
この自己アピール集団がなんらかのどんでん返しをしたところで、観ている我々には感じるものはない。
こうなってくると、ブライアン・シンガーの「ユージュアル・サスペクツ」やM.ナイト・シャマランの「シックス・センス」の出来の良さが際立ってくる。
脚本にもうひとひねりもふたひねりもほしいところだ。
レビューが良すぎる
必要以上に期待しなければ、とても面白い。
予告も何も観ずにレビューも見ずに、ふらりと行くべき。
映像、音楽、テンポ、申し分ない。
特に映像は面白いカメラを使ったり、流れる速度で魅せたり、と興味深かった。
ハリウッド版がどういうアプローチをしてくるのか楽しみだ。
とにかく事前に情報は入れずに行って、気持ちよく帰って欲しい。
現代版ユージュアルサスペクツ! 「Who am I」というのがキー...
現代版ユージュアルサスペクツ!
「Who am I」というのがキーワードだったように思うのだが、それを邦題がダメにしたような気がする!
誰もが「匿名」になれる時代に固有の透明の名前に戻りたいと願う主人公が結果的に匿名の透明な存在となる話なのだから!
あと、こういったたぐいの話の常套手段としての「語り」というのも、そんなのどうにでもなるじゃん!的に感情移入しにくかったなと思うのです。
久々に印象的な映画
久々にやられたっていう余韻に浸れる映画でした。
ドイツ映画の俳優なんて誰も知らなかったけど楽しめたし脚本が素晴らしかったです!
この映画について多くを語るとネタバレになってしまうので出来ないのが残念ですがこういう練られた映画を見るのはやはり楽しいですね。
マインドファックムービー最高!
ちなみにファイトクラブと少し似てるけどちらっとチラシが映りましたよね?
リスペクト何でしょうか…?
後、ボーイズノイズの音楽とも合っていてEDM好きとしてもたまらない作品でした。
ラスト15分のための映画。耐えられれば圧巻の終わり方。
【賛否両論チェック】
賛:ラスト15分の、何が真実だったのかが分からなくなる感じが印象的。非常に痛快な終わり方なのもステキ。
否:いかんせん、どんでん返しまでが単調すぎて、途中で飽きてしまうかも。
“ハッカー”が主役の作品はいくつかありますが、本作ではネット上での接触の様子を擬人化し、電車の中の様子にして表現しているところが、なんだか斬新です。ずっと“透明人間”と言われてきた薄幸な主人公が、ネット上の社会で次第に頭角を現していく様子が、どこかぬぐい切れない悲壮感と共に描かれていきます。
そしてこの作品では、何といっても
「絶対に見破れない。」
といった触れ込みの、どんでん返しが魅力の1つ。ラスト15分は意外性の連続で、最後まで予想が出来ない展開です。ただ難点を言えば、いかんせんそこに行き着くまでがかなり単調なシーンの繰り返しなので、人によっては途中で飽きてしまうかもしれません。その辺りは、好みが分かれそうところです。
とはいえ、なかなか圧巻で痛快な終わり方ではありますので、ミステリー好きな方には、是非オススメです。
よかった
天才ハッカーの話で、ハッキングがリアルっぽい感じで描かれていていかにもそうなのかなと感じた。ヒロインがおばさんぽくてぱっとしない割にちょっかい出したら彼氏に殴られたりと散々だったがそれもリアルでよかった。
主人公チームは愉快犯で決して大金を着服していないところもよかった。ポルシェはどうやって入手したのだろう。
途中で主人公が狂っているのかなと思わせておいて、また一転するところはきれいに騙されて気持ちがよかった。
やられた
ネットの中の世界を地下鉄で表現していたのが状況を理解しやすく、内容もするする頭に入ってきて良かったです。
正直こういう系のオチってこういう風にしか収められないよなーなんて思ってガッカリしてたんですけど、やられました。
ただ、あまり身構えてると気づく人は気づいてしまうのかも…?
邦題がダサいのが残念…
観て良かったです、満足。ただカップル二組に挟まれての鑑賞は辛かった(笑)
二転三転というけれど…
誰もが騙されるとは思うけど、二転も三転もどこかで使い古された手をうまくつなぎ合わせただけのような…。まあ、そうお話を組み立てたのはすごいと思うけど…驚き感は少ないかも。
はたしてこれだけのつながりでどうやったらこれだけの友情がなりたつのか。お話の根元にうなづけないから全体が納得不足で終わってしまうのでした。
何とも言い難い
「騙される」に騙されてはいけない
一言で言えばそんな感じです
ラスト数分間の為に睡魔に耐えました
ハッカーやコンピューターに興味が無ければ辛いかも‥
ドイツ映画らしい暗さは堪能出来ますが、個人的には好みではなかったです
鑑賞途中で、ファイトクラブかぁ〜と思いながら観ていたらもう一捻り。...
鑑賞途中で、ファイトクラブかぁ〜と思いながら観ていたらもう一捻り。
でも、その目的がショボいのと、ご都合主義的な所が目に付きます。
図書館で机の下に隠れて見つからないとかってあり得ないですよね⁈
ネット社会をめぐる冒険
「コーヒーをめぐる冒険」で凄い良い味を出していた主演目当てで観に行って、思わぬ儲けを貰った一本。
「トランセンデンス」の100倍くらい面白い。
当代らしいネタ取りと、歪んだ自己顕示欲との物語と。
「まだ盛るの?」というくらいの仕掛けの畳み掛けが気持ち良く
例えるなら「生々しい『グランドイリュージョン』」といった趣。
ハリウッドとも、他のヨーロッパ各国とも違う、演出のいかにもドイツらしい工業デザイン的スタリッシュさがカッコイイ作品。
「ラン・ローラ・ラン」を観返したくなった
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