タチャ 神の手
劇場公開日 2015年1月23日
解説
「サニー 永遠の仲間たち」のカン・ヒョンチョル監督が、人気K-POPグループ「BIGBANG」のT.O.Pを主演に迎え、「タチャ」と呼ばれる賭博の達人たちの真剣勝負を描いた。チェ・ドンフン監督&チョ・スンウ主演で2006年に製作された「タチャ イカサマ師」の続編。ソウルの賭博場でタチャとして名をはせるテギルは、ある日訪れた賭博場で初恋の女性ミナに再会。そのせいで気が緩み、大敗を喫して多額の借金を背負ってしまう。同じタチャであった叔父ゴニの元パートナー・グァンリョルに師事し、タチャとしての再起を図るテギルは、グァンリョルの下でさらに腕を磨き、凶悪な闇金業者や伝説のタチャたちとの命をかけた勝負に出る。
2014年製作/147分/PG12/韓国
原題:Tazza: The Hidden Card
配給:エイベックス・ピクチャーズ
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2020年5月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
バクチにイカサマ…絶対に関わりたくない世界だが、映画として見るならば。
それも作品によりけりだが、こちら思ってた以上に面白かった。
韓国のシリーズ映画第2弾のようだが、どうやら前作と話の繋がりは無く、これはこれの単体ですんなり見れたのは有り難い。
まずタイトルの“タチャ”とは、賭博の達人やイカサマ師の事。
幼い頃から才能を開花させ、タチャとして稼ぐテギル。
が、時々大事な場面でヘマをする。
ある賭博場で働き、皆で女社長をカモにするのだが、その女社長と関係を持っていた為、バラしてしまい、賭博場や経営者もろとも大損。
再起を賭けてカモに出来そうな闇金業社長に挑むも、その場に初恋の人ミナが居て集中力を欠いてしまい、大敗。有り金全て失ってしまう…。
実はこれ、全て仕組まれていた事。
復讐を誓うテギルが偶然出会ったのは、同じくタチャであった叔父の元相棒、グァンリョル。
パッと見しがないが、音だけでカードのすり替えを聞き分け、瞬時に状況を把握しこちらのペースにし、常に相手の先を読む。超凄腕のタチャだった…!
テギルはグァンリョルに弟子入り。再び腕を上げ、闇金社長や伝説のタチャとの文字通り“命を賭けた”大バクチに挑む…!
勝負は、花札。残念ながら花札のルールは知らず、知ってたらもっと面白かったろうが、それでも充分ハラハラドキドキのスリルは伝わってくる。
こういう作品の醍醐味は、二転三転のストーリーや裏で誰が誰と繋がっているか。味方と思ってたのに裏切られたり、意外な人物同士手を組んでいたりと、話の展開含め飽きさせない。
クライマックスの命を賭けた勝負は本当に緊迫感溢れ、勝負の行方に目が離せない!
韓国アイドルグループのイケメンと韓国美女が主役なので恋愛要素もあるが、悪くないスパイスになっている。勿論両者、熱演。
周りが存在感たっぷりの面子揃い!
闇金社長は、『哭声/コクソン』『アシュラ』のクァク・ドウォン。
伝説のタチャは、『チェイサー』のキム・ユンソク。
この2人に狙われたら、一目散に逃げ出したくなる。
でも何と言っても、グァンリョル役の『タクシー運転手 約束は海を越えて』『1987、ある闘いの真実』のユ・ヘジン!
人間臭く、人情味たっぷり。
笑わせ、泣かせてくれる。
そして、この“先生”の教え。
遠い昔遥か彼方の銀河の騎士よろしく、復讐なんて考えるな。
足を洗え。
タチャとして生き、何度も修羅場に遭い、片手を失った。
誰よりもタチャとして生きているからこそ言える言葉。
それでいて、勝負の時は的確なアドバイス。
相手の先を読め。相手の目を見ろ。
時には負け札が勝つ事がある。
これが最後の最後、効いたね~!
自ら選んだタチャの世界と道。
その生きざまにはカッコよさも感じるのは感じる。
が、悪漢にやられたらやり返すのは漢のケジメとは言え、やはり相手をカモに騙して金をむしり取るのは、人の道に外れる行為。
全うに生きるのも、タチャとして挑む勝負の一つ。
2018年6月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
花札賭博のタチャ(イカサマ師)物語。博打ネタは久しぶりである。
騙し騙されジェットコースター的展開は観たことある様な展開なので少しつまらない。
ヒロイン、昔絡んだヤクザ、兄貴分、最初の従業員達、金持ち女社長、花札賭博が強い闇金業者など色々出てくるんですが、物語から抜けたり入ったりが激しく落ち着いて観てられませんw
展開の言いたい事は分かるんだけど詰め込み過ぎて時間も長い。20分は短くなる。
最期のバトルもう少し面白くならなかったかな?と。
脚本的にアグィvs他のみんな(実は手を結んでいた)なんてね。
勿体ない。
シン・セギョンの体当たり演技は褒めたい所。
興味ある方はどうぞ。
2017年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
監督はきっとガイ・リッチームービーのカッコよさに憧れた世代だろうと感じました。オープニングやエンディングの作りが特に!
韓国エンターテインメントにちょっとカッコよさが合わさって面白かったです。
内容は前作のタチャに叶わないながら展開は面白かった。
アグィ役のキム・ユンソク邸にファイで共演したヨ・ジング君が登場したり(マンガではこの子が次の主人公らしい)、主演のT.O.Pが昔CM出演の際に使われた古いK-POPが挿入歌にさりげなく使われたりと面白い見どころがちらほら。
ただ、主人公デギルは本来生まれながらのやんちゃな男の子のはずが、ちょっとお育ちの良いセレブ感が出てしまってましたね・・・
アイドル俳優さんは脇役からというのが難しいでしょうが、存在感は抜群なので次作に期待します!
2015年8月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
カンヒョンチョル。長いけど、圧倒的に面白い。カーチェイス、ラストの裸で花札とか変なリズムがあって素晴らしい。何よりシンセギョンが素晴らしい。
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