セッションのレビュー・感想・評価
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現代の男らしさ
音楽院に通うジャズドラマーを目指す主人公が、パワハラハゲ頭教師に出会っておかしくなっていく話。
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芸術とか天才とはみたいなことはよく分からないけど、私はこの映画、パッとしない草食系文化系男子がゴリゴリの男(教師)と女性的な男(お父さん)の間で自分なりの男らしさを手にする話だと思った。
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最近トレンド的に女性の権利やら強い女性の話が多いと思うんだけど、その中の男性キャラって教師とお父さん2人のようなキャラ2パターンにわかれると思う。
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力や権力で押しつぶしてくる教師みたいなキャラクターは、大体女性の敵、悪者として出てくるよね。味方についてくる人はどんなキャラかっていうと、お父さんのような中性的なほぼ女性化したなんでも受け入れてくれる男性。
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でも男性からしたらそんなの全員弱々しくいろって言うのかよ、女尊男卑ってなるよね(笑)だからこの映画、そんな時代だからこそあえて男らしさを肯定して1つのアンサーを出してるのかなって思った。
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男らしさって言っても昔のような強さと権力、金を誇示するものじゃなくて、自分の能力、技術、やるべき事と向き合ってそれを追求して1人で戦うこと。
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だから最後主人公は、優しく受け止めてくれるお父さんから離れて1人で戦いに行く。演奏シーンは完全に映し方が戦いだったもんね。
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あの先生の役ストレス発散になって楽しそうだよね!.
魂が震える!熱いセッション!
鬼指導者のもと、若きドラマーが
追い詰めれながらも、
才能を開花させていく!
最後の2人のセッションは、
一瞬も気を許せない!
最高の演奏が生まれた瞬間、
認め合う二人!
これぞ、魂のセッション!
疲れる
正直、劇中の音楽については語れるほど良く知らない。テンポが違うと言われても全部同じ、ジャンジャカけたたましい音にしか聞こえない。血が出るまで叩くって、どんな根性もんか。シモンズ演じる音楽教師フレッチャーの指導は不愉快以外の何ものでもないし、何と言っても性根の曲がった主人公にまるで魅力を感じない。でも、最後までそれなりに面白く観てしまったのは、やはり教師を演じるJ.K.シモンズの熱量にあてられたのだとしか言いようがない。
なんだかすごいや
ここまでドラムが好きで負けず嫌いじゃないと絶対できない。ニーマンの努力に憧れを持った。
フレッチャーのもつ思いとそれに応えようとするニーマン。こんなハイレベルな演奏はないだろう。
音楽の道ってなぜこんなにも厳しいのか。少しでも音がズレたりテンポがくるったりすると全て台無しのように怒鳴ってくる。日本でもおそらくこの事例はあるだろう。
ラストの演奏後、はぁ。っと安堵のため息がでるようなすごいドキドキとした緊迫感のある映画だった。
限界のない師弟関係
天才とはどういった人物なのか
ただ黙々と努力する者か
生まれながらのセンスを持つ者か
この映画の主人公はどちらでもない
最後の数分間は圧倒されました
それまでの物語の全てが詰まっている
J.K.シモンズやマイルズ・テラーの演技には圧倒されました。
凄まじい演技力で観る者を画面に釘付けにし、リアリティな演技と描写で物語に説得力があります。
まだ観ていない方々に是非これを観ていただきたいです。
イカれた青春?映画でした
想定外のストーリー
スパルタ熱血指導とその生徒の掛け合いは、見事で楽しめました。
いい音楽を序盤から聴かせてもらいました。
印象的なのは、上位クラスでフレッチャーの指揮を開始す手に全員が集中する姿が印象的でした。
マイナス要因は、最後の舞台での陰湿な仕返しかな。
その点が私の中では、スポーツマンシップに乗っ取っていないような感じでだいぶマイナスでした。
その後、2人がお互いを認め合う一番の盛り上がりを見せますが、マイナスイメージが払拭できませんでした。
ストーリーは、想定してたものと違う方向へ進みましたが、見応えのある映画でした。
愛憎相半ばする中、2人に共通するジャズを高みに押し上げたいという情...
愛憎相半ばする中、2人に共通するジャズを高みに押し上げたいという情熱がラストで結実する。フレッチャーのクソ野郎さはあり得ないし現実に身近にいたら嫌すぎるけど、映画としては面白かった。
スポ根ドラム鬼教師
専門的な見解はよく判りませんが、ともかく音楽はカッコ良かった。でも鬼教師フレッチャーが事有る毎に演奏を止めさせるのでイライラする。全編聞かせろ、って感じ。でもこの感じ、「オーケストラ!」でもそうだったなあと。だからフルで聞けるときの感動があるなあと。
でも原題になっている曲「whiplash」は最初しか聞けないのは、サントラを買わせようという悪意いや商根なのかはどーでもいいが、「whiplash」もカッコイイ。「caravan」もカッコイイ。
最初は擦れてない顔していたニーマンが、フレッチャーの扱きのお陰で段々顔つきが変わっていくところが見所。正に狂気を生み出すフレッチャーの扱きは、日本でいえば前時代的な、体罰とかいう概念のない頃の学校の先生。今でいえばブラック企業の上司。それは世間的には「悪」として見られる対象だが、殊スポーツの世界でいえば日常茶飯事なのではないだろうか。
「主奏者は勝ち取れ!」「ちゃんとたたける奴が分かるまでみんな休憩」
ドラムという「ポジション」を競って鬼コーチの「千本ノック」を受けてる様なシーンの連続で、スポーツじゃなくてもこーゆー競り合いを味わえるのは幸せ、というか「バンドはスポーツだ!」と感じてしまった。
ということで、これはスポ根映画です。
ただ、あの鬼コーチ振りをフルスイングしてたフレッチャーの仕返しは、「ちっさ!」と思うほどに落差はあった。あれも扱きの続きなのかと思うと、どんだけしつこいねん!とも思うし。
なんとなく借りてみましたが、これは....
あまりジャズなどは聞かないので、ただ映画を楽しむ感覚で見ましたが、ジャズにものすごく興味が持てる作品でした。
映像の取り方の技術や緊迫した環境を作るセンスが、ずば抜けている感覚がしました。
最高に興奮する映画でした!ありがとうございます!
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