セッションのレビュー・感想・評価
全635件中、281~300件目を表示
二人だけの世界
JAZZの知識が有ろうが無かろうが関係無し。
マイルスだってC・パーカーだってサッチモだってJAZZの人は不良でとにかく不良の音楽がJAZZである古き良き時代。
この映画は二人しか登場しないキャストは二人のみと断言しても間違いでは無い!?
家族に知人に友人や恋人もドラム以外の演奏者も客も関係無し。
永遠に二人だけの時間が続くお互いの自己満足に完璧な相思相愛への葛藤に奮闘。
ドラムでJAZZが鳴る映画は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」に一票。
音楽に詳しい人は思うところがあるのかもしれないが
僕は好きだった。でも音楽に精通する友人とこの映画について話したところ「ジャズであれをやるのは罪深い」と言っていた。ジャズはもっと自由なものだからと。なるほど、そういう見方もあるなと思った。僕はこの映画の言いたいところは「どう生きるのか」というところだと思った。それを投げかけているんだと。主人公は監督そのものを反映させるような生々しいものを感じたし、フレッチャーは主人公の生きる方向性を明確にしていく光のようなものだと思った。鬼気迫る演技には心打たれた。本気を感じた。「お前ら本気か?努力してるふりだけじゃないか?」と問われているようだった。やりたいことがある人は響く映画だと思います。
狂気の二人
鬼のように怖いハラスメント教師と、音楽を出世のための道具としか捉えていないドラマーの物語。
「苦しいことを乗り越えれば希望はある」とかいう、甘ちゃんな物語ではない。そこに、この映画の奥深さがあるのだと思う。
ハラスメント教師は明らかに狂っているし、その生徒であるドラマーも明らかに狂っている。
それをこの映画は、完全に否定してもいるし完全に肯定してもいる。
結末を通じて、この映画は結論を完全に観客に委ねる。
だからこそ、この映画を通じて賛否両論、喧々諤々の議論が繰り広げられるのだ。
「この映画はハラスメントを肯定している!」
「いや、この映画はハラスメントを否定している!」
こんな議論が生まれている時点で、この映画の目論見は達成されている。
最高で最低の映画だ!
●プロの仕事。
J・K・シモンズの怪演とはよくいったもんで。THE体育会系。軍隊組織。上官のいうことは絶対だ。どんなに罵倒されても、人格否定されても。
逃げ出したいならいつでもどうぞ。ヘタレが付いていけるか。ホンモノだけが残ればいい。モラハラと紙一重。というかTHEモラハラ。追い詰める。生き残りたけりゃヘタレを返上するしかない。ヘタレが大人になっていく。勝ち取ったポジションを死守する。狂ったように。
ラストがまたいい。やっぱヘタレか、あの情熱はどこいったと思いつつ。まあ、折れても仕方ないかと。
コンプラやら、やさしいグローバルスタンダードやら、ブラック企業をぶっつぶせやら。でも、プロになるってこゆことだよなと、オレは思う。
スパルタとは何か
JAZZの名曲とあわせて繰り広げられるエンターテイメント。
エンターテイメント性がありながらも師弟関係とは何か、スパルタとは何か、音楽とは何か、憎しみとは何かなどいろいろと考えさせられる。
クライマックスは感動と興奮が抑えきれなかった。
スパルタコーチに出会ったドラマー
登場人物はシンプル。
アメリカの学校の敏腕バンド・アンサンブル教師とドラム担当の生徒のすさまじい格闘のような何か。
体育会系のノリで、叩けばいいんだ! という教師のスパルタぶりに直面する主人公とのやりとりが見もの。
終わり方が潔くていい。
海外版のだめカンタービレ! と思って観たら後悔します 狂気を纏った...
海外版のだめカンタービレ!
と思って観たら後悔します
狂気を纏った才能ほど
恐ろしいものはない
107分をハンパないスピードで駆け抜けていき
シンプルなストーリーながらも退屈させない
早回しの編集好きだな
ラストのカタルシスは並じゃない
そこからのEDへの流れは最高のテンポ感
主要2キャストしか記憶に残らない
もちろんいい意味で
いやー、ジャズのリズムの取り方ぜんっぜんわからない…
ジャズへの見識があればまた違った見方ができるんだろうな。
全635件中、281~300件目を表示