劇場公開日 2015年4月17日

「音楽に詳しい人は思うところがあるのかもしれないが」セッション mintoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5音楽に詳しい人は思うところがあるのかもしれないが

2016年8月22日
PCから投稿

僕は好きだった。でも音楽に精通する友人とこの映画について話したところ「ジャズであれをやるのは罪深い」と言っていた。ジャズはもっと自由なものだからと。なるほど、そういう見方もあるなと思った。僕はこの映画の言いたいところは「どう生きるのか」というところだと思った。それを投げかけているんだと。主人公は監督そのものを反映させるような生々しいものを感じたし、フレッチャーは主人公の生きる方向性を明確にしていく光のようなものだと思った。鬼気迫る演技には心打たれた。本気を感じた。「お前ら本気か?努力してるふりだけじゃないか?」と問われているようだった。やりたいことがある人は響く映画だと思います。

minto