テロ,ライブ

劇場公開日:2014年8月30日

テロ,ライブ

解説・あらすじ

「チェイサー」「ベルリンファイル」のハ・ジョンウが、電話越しにテロリストとの息詰まる攻防を繰り広げるキャスターに扮したリアルタイム型サスペンス。不祥事を起こし、テレビ局からラジオ局へ左遷された人気アナウンサーのユン・ヨンファは、ラジオ番組の生放送中、正体不明のリスナーからソウル市内の漢江にかかる麻浦大橋を爆破するという脅迫電話を受ける。いたずらだと思い電話を切ると、予告通りに麻浦大橋で爆発事件が発生。相手が本物のテロリストだと確信し、このスクープがテレビ局復帰へのチャンスになるとにらんだヨンファは、犯人との通話の独占生中継を始めるが……。

2013年製作/98分/G/韓国
原題または英題:The Terror Live
配給:ミッドシップ
劇場公開日:2014年8月30日

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映画レビュー

3.5 【韓国がテロを描くとこうなる】

2025年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

『ショウタイムセブン』の元ネタということで鑑賞したが、結論から言えば完全に別物だった。
この作品をベースにリメイクしたと言えるのか、正直首をかしげてしまう。

本作は、文字通り“テロを生放送する”映画である。
2014年という、まだ9・11の記憶が色濃く残る時代に、ここまで踏み込んだ表現をしたこと自体に驚かされる。

舞台のほとんどはラジオブース。
それでも外で起きている大規模テロの恐怖とスケールが、音と映像の演出だけで鮮明に伝わってくる。
このワンシチュエーションで成立させる構成力と演出力は見事だ。

特に印象的なのが、耳に仕掛けられたイヤホン型爆弾の存在。
それを“本当に怖いもの”として観客に認識させるのは、役者の演技と演出の力にほかならない。

日本版の阿部寛の方が重厚な演技をしている。
それでも、脚本と演出の差によって、ここまで作品の強度が変わってしまうのかと考えると、
邦画はまだ学ぶべき点が多いのではないかと思わされる。

韓国映画がテロという題材を扱うと、ここまで緊張感と覚悟のある作品になる。
その底力を、強く実感させられる一本だった。

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abu

3.5 リメイクされた日本版の方を先に観たが、オリジナルである本作の方がよ...

2025年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

リメイクされた日本版の方を先に観たが、オリジナルである本作の方がよかった。
キャスターだけでなく、犯人の方も苦悩している様子が分かって人間味がある。
死者が何人も出てしまったのは残念だが、犯人は射殺されてきっちりと報いを受ける展開もいい。

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省二

3.0 スタートは良かったのですが…

2025年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

採点3.1
韓国のワンシチュエーションサスペンス。
良い緊張感であるものの、どこか既視感が強い。
冒頭の件が「セプテンバー5」そのままで、そこから「THE GUILTY/ギルティ」に繋げているような作品。
また犯人の目的が大統領に謝罪させる。それが実に韓国らしい。
目的に対するテロ行為も大きすぎて、ラストもだけど全体的に現実味が薄く少し乗り切れなかったですね。
スタートは良かったのですが、ちょっと自分には合わなかった作品でした。

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白波

4.0 リメイクより、こっちの方が面白いよ。

2025年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

日本版リメイク『ショウタイムセブン』を見た後にみて見ました。

『ショウタイムセブン』は、話がとっ散らかって、あっちこっちに行ってしまっていた感がありましたが、こちらは物語の進行スピードがめちゃめちゃ速いわりに、とっ散らかっている感はあまりありません。むしろ、話の進行が早くて、面白いと思う程。

物語の設定も、『ショウタイムセブン』より、こちらの方が素直。『ショウタイムセブン』は、日本に合わせよう合わせようとして無理が出ていた気がします。

『パラサイト 半地下の家族』でも思ったのですが、韓国って、貧富の格差がやっぱり酷いんですかね?まぁ、財閥がある国ですし、貧富の格差があるのは間違いないのでしょうけど、この作品でも、根底にはそう言う事があることが見えていました。

どころどころ(?)、脚色を超える様なオーバーな演出があるのは、まぁ、劇作品なので仕方ないと思うところでしょうかね。

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勝手に評論家