メビウス

劇場公開日:

メビウス

解説

「嘆きのピエタ」でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した鬼才キム・ギドクの監督作で、その狂気に満ちた過激すぎる内容から韓国で上映制限がかけられた問題作。韓国のとある上流家庭。夫の不倫に嫉妬心を燃えあがらせた妻は、夫の性器を切り落とそうとするが失敗し、自分の息子に矛先を変える。妻は夫と息子を残して家を飛びだし、性器を失った息子は生きる自信さえもなくしてしまう。息子への罪悪感に苦しむ父は、ある方法で解決策を見出し、息子と新たな関係を築いていく。ところがそこへ、行方をくらましていた妻が帰ってきて……。全編にわたってセリフを排し、「笑う」「泣く」「叫ぶ」の3つの感情要素だけで、人間の欲望や家族についての壮絶なドラマを描いていく。夫役に「悪い男」のチョ・ジェヒョン。

2013年製作/83分/R18+/韓国
原題または英題:Moebius
配給:武蔵野エンタテインメント
劇場公開日:2014年12月6日

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(C)2013 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0Bitter and Shocking Midnight Stuff

2024年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

Moebius turned out to be more than a controversial film; it was a problematic production as well. Karma for director Ki-Duk's behavior on set may have killed him subsequently. Either way, it's a demented, Freudian look at a deteorating family and the male's relationship to his genitals. Like 3-Iron, it's an engrossing movie with no dialogue. Could be a reflective diary on chauvinistic society.

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Dan Knighton

4.0【”阿部定無間地獄。そして数々のオーガズムの得方。”今作は、故、キム・ギドク監督が内包していた狂気性が炸裂した極北のサイレントエロティックヴァイオレンスドラマである。】

2024年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

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NOBU

2.5いやさすがにそこまでこだわらなくても

2023年11月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2015年元旦いっぱ…いっぽ…一作目がこれ。正月に見るものではないね。その執着の仕方のズレっぷりには困惑するしかない。セリフ無しの試みは嫌いじゃないが、この作品でするべきことではないと思った。

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なお

4.0笑うしかない

2018年7月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

興奮

まず知らなかったのでセリフが一切無いのには驚いたしそれでも物語の世界観にハマってしまう監督の演出描写に驚愕!!

ウクライナの映画で「ザ・トライブ」ってセリフが無いのがあったけれどあれは登場人物が聾唖者だった訳で。

痛がり気持ち良く絶頂を迎え至福の表情からまた激痛の繰り返しに笑ってしまう。

ツッコミ所が満載で整理しきれないが一纏めに変態映画ってことで狂っている。

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万年 東一