チャップリンからの贈りもの
劇場公開日 2015年7月18日
解説
喜劇王チャップリンの遺体が盗まれた実際の事件を題材に、マヌケでドジな2人組が巻き起こす大騒動を描いたヒューマンコメディ。「神々と男たち」でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞したグザビエ・ボーボワ監督が、チャップリンの遺族の全面協力を得て完成させた。1978年、喜劇王チャップリンの遺体がスイスのレマン湖畔にある墓地に埋葬された。それを知ったお調子者の男性エディは、入院中の妻と幼い娘を抱えてどん底の生活を送る親友オスマンを誘い、チャップリンの棺を盗んで身代金をせしめようと思いつく。しかし計画は穴だらけで、ツキにも見放された2人は窮地に追い込まれてしまう。主演は「ココ・アヴァン・シャネル」のブノワ・ポールブールドと「この愛のために撃て」のロシュディ・ゼム。チャップリンが晩年を過ごした邸宅や実際の墓地で撮影を行ない、チャップリンの息子や孫娘も特別出演している。「シェルブールの雨傘」などの巨匠ミシェル・ルグランが音楽を担当。
2014年製作/115分/G/フランス
原題:La rancon de la gloire
配給:ギャガ
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
かつてチャップリンの遺体が盗まれた事件がありまして、その犯人サイドを映画化したものです。
ぜんぜん喜劇でもなく、淡々とドラマが進みます。
監督は、役者の表情だけで気持ちを観客に伝える……ということにこだわったのかも知れませんが、だから何って感じ。ほとんど自画自賛の映画です。
最後に被告側弁護士が、「チャップリンと違って、被告のような者が映画になることはない」というような主張をするわけですが、それを皮肉と理解すれば良いのでしょうか。
しかしそもそもチャップリンサイドからの意向の濃い映画なので(監修もしているようだし)、映画の結論が「チャップリン一族はいい人たちでした……」ということだとしても、それがどうしたって感じ。
私、チャップリンの映画は大好きなんですけどね。
チャップリンが日本贔屓だというのも有名なんですけどね。
でも、この映画は……。なんとも評することもできません。
広ーい映画館に、客三人……というのが、実力なのでしょう。
2019年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
喜劇王チャップリンの遺体が盗まれた実際の事件を題材に、マヌケでドジな2人組が巻き起こす大騒動を描いたヒューマンコメディ。
当時、この作品を地元のシネコンの大画面で観れたことは僥倖であった。
小品ながら、可笑しみを漂わせる良作である。
<2015年12月3日 劇場にて鑑賞>
フランス映画好きです。theアート作品なフランス映画だーいすき
最後のシーン「ライムライト」のラストと重なってとても心にきた
2017年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
一応「誘拐」物なのに、どこかサーカスの風情。それは音楽にあります。
『黄金狂時代』『街の灯』『ライムライト』など往年の名画名曲があちこちで。懐かしいなあ。昔チャップリン作品ってよく見たなぁって、すっごく心が暖かくなりました。
ラストもいいね。うん。
あ、そういえばチャップリンにも「サーカス」のお話あった!
また観たくなりました。
実際にあった話を元にっていうのが、なかなか~。
すべての映画レビューを見る(全19件)