フランス映画祭2015ラインナップ発表 オゾン、アサイヤス新作など12作品
2015年5月9日 16:30

[映画.com ニュース] フランスの最新映画を日本に紹介する「フランス映画祭2015」のラインナップ発表会が5月8日、アンスティチュ・フランセ東京で行われ、12本の上映作品が発表された。オープニング作品は、本国で700万人超を動員した感動作「La Famille Belier(原題)」で、邦題「エール!」として上映が決定した。
そのほか、フランソワ・オゾン監督の新作「The New Girlfriend(英題)」、オリビエ・アサイヤス監督が、ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツら豪華女優陣を起用した「シルス・マリア(原題)」、セザール賞7冠に輝いた「ティンブクトゥ(原題)」、チャップリン遺体誘拐の実話を映画化した「チャップリンからの贈りもの」、ビム・ベンダース監督が世界的写真家の軌跡を追ったドキュメンタリー「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」など豪華ラインナップがずらり。「ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲」「夜、アルベルティーヌ」など日本公開未定作も見逃せない。また、仏老舗映画会社ゴーモン社創立120周年を記念し、クラシック作品としてマックス・オフルュス「たそがれの女心」が上映される。
ゲストは、主演作「ヴィオレット(原題)」を携えて来日する団長エマニュエル・ドゥボスを筆頭に、フランソワ・オゾン監督と主演女優アナイス・ドゥムースティエ、「ボヴァリー夫人とパン屋」のアンヌ・フォンテーヌ監督ら13人が来日予定で、6月27日には90年代のフレンチエレクトロシーンを描いた「EDEN エデン」の脚本を担当した、スベン・ハンセン=ラブによるDJパーティーが開催される。

ティエリー・ダナ駐日フランス大使は、2014年に日本で公開された仏映画の観客動員数が300万人超で、前年比60%増であることを発表。仏映画の日本での人気の高さを説明し、「仏映画にとって日本はとても重要な市場。極東地域で一番高く評価してくれる国」と話した。
「フランス映画祭2015」は6月26日から29日まで、有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇で開催。チケットは5月23日発売。大阪、京都、福岡でも一部プログラムを巡回上映する。また、関連イベントとして、ホロコーストをめぐる567分のドキュメンタリー「SHOAH ショア」のクロード・ランズマン監督を迎えてのティーチインをはじめとした、ゲストによる特別講義を行うマスタークラス、思春期の若者たちが登場する日仏映画を集めた特集上映「彼らの時代のすべての少年、少女たち」(5月17日~)がアンスティチュ・フランセ東京などで行われる。
上映作品全ラインナップやイベント詳細は公式サイト(http://unifrance.jp/festival/2015/ttp://unifrance.jp/festival/2015/)で告知する。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【個人的に“過去最高”】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた注目作、実際に観てきた
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映