劇場公開日 2015年7月18日

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「これって、映画化する必要、どこにあったの?」チャップリンからの贈りもの お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0これって、映画化する必要、どこにあったの?

2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

かつてチャップリンの遺体が盗まれた事件がありまして、その犯人サイドを映画化したものです。

ぜんぜん喜劇でもなく、淡々とドラマが進みます。
監督は、役者の表情だけで気持ちを観客に伝える……ということにこだわったのかも知れませんが、だから何って感じ。ほとんど自画自賛の映画です。

最後に被告側弁護士が、「チャップリンと違って、被告のような者が映画になることはない」というような主張をするわけですが、それを皮肉と理解すれば良いのでしょうか。
しかしそもそもチャップリンサイドからの意向の濃い映画なので(監修もしているようだし)、映画の結論が「チャップリン一族はいい人たちでした……」ということだとしても、それがどうしたって感じ。

私、チャップリンの映画は大好きなんですけどね。
チャップリンが日本贔屓だというのも有名なんですけどね。
でも、この映画は……。なんとも評することもできません。
広ーい映画館に、客三人……というのが、実力なのでしょう。

お水汲み当番