インヒアレント・ヴァイス

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インヒアレント・ヴァイス
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解説

「ザ・マスター」のポール・トーマス・アンダーソン監督とホアキン・フェニックスが再タッグを組み、米作家トマス・ピンチョンの探偵小説「LAヴァイス」を映画化。1970年代のロサンゼルスを舞台に、ヒッピーの探偵ドックが、元恋人の依頼を受けたことから思わぬ陰謀に巻き込まれていく姿を描いた。元恋人のシャスタから、彼女が愛人をしている不動産王の悪だくみを暴いてほしいと依頼された私立探偵のドック。しかし、ドックが調査を開始すると不動産王もシャスタも姿を消してしまう。ドックはやがて、巨大な金が動く土地開発に絡んだ、国際麻薬組織の陰謀に引き寄せらていく。共演にジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、リース・ウィザースプーン、ベニチオ・デル・トロ。

2014年製作/149分/R15+/アメリカ
原題:Inherent Vice
配給:ワーナー・ブラザース映画

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第72回 ゴールデングローブ賞(2015年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ホアキン・フェニックス
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映画レビュー

4.0全ては波打ち際で見た一瞬の夢のように

2017年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

過去にも幾つかのトマス・ピンチョン作品を映画化しようと試行錯誤してきたポール・トーマス・アンダーソン監督。そのいずれも断念したところ、急遽売りに出されたのが本作の映画化権だったという。PTAがこれに飛びついたのは当然としても、映像不可能と言われるピンチョン作品をよくぞこれほどの内容へ築き上げたものだと感心させられる。
魅力的なキャラクター達が不気味にうごめき、幻想的な靄の向こうには「黄金の牙」がそびえ立つ。ジョシュ・ブローリンの理不尽な暴力に耐えながら、美貌の彼女の肢体に酔いしれながら、私達にできることといえば、ここで這いつくばって犯人探しをするでもなく、ただただ謎を深めていく筋書きに身を委ねるのみ。全ては波打ち際で見た束の間の夢のように、あるいは指の隙間からこぼれる砂のように儚い。観る者を選ぶ映画ではあるが、観るたびに陶酔が増していく。これは後からジワジワと浸食が進んで行く危険な映画だ。

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牛津厚信

4.0ついに映画化されたピンチョン

2022年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

すっかり遅まきながらようやく放送で観ました。原作はピンチョンの「LAヴァイス」。「ピンチョンにしては」軽いハードボイルドもの笑。60年代のマリファナ漬けでグダグダなヒッピー風私立探偵が事件を解決する話です。
ピンチョン!! いやあ映画化されるとは思わなかったなあ。しかもPTA(P.T. アンダーソン)で。大好きな作家です、って言いたいところだけど3冊くらいしか読んでないし積読が棚に3本くらいあるし....だって読むのに凄く時間がかかるんだもの。「重力の虹」には昔から映画化の話はあったみたいだけど頓挫してるみたい。
素晴らしい大傑作です。PTAの濃密さとピンチョンの濃密さがあいまってねっとりしています。しかも長尺。しかもたくさん登場人物の関係が込み入ってる。情報量の多さがハンパない。消化不良を起こす人が出てもおかしくないですね。じっくり人間関係を整理しながら観ないとストーリーを見失いそうです。
原作と監督を考えたらもっと幻想的な話かと思いきや、探偵小説としては意外とちゃんとしたストーリーで腑に落ちました。終りもさわやか、というかよかったよかった、となります。PTAらしいちょっと皮肉なユーモアがたくさん入っていて、すごくおいしいです。原作からしてそうなので、相性がいいんでしょうね。
キャスティングも抜群。J. フェニックスもJ. ブローリンもB. デル・トロも素晴らしかった。胸焼けしそうなメンツですけど笑
私としてはPTAで一番好きな作品になりました。

最初はロバート・ダウニーJrがドックを演じる予定だったらしいですね(アイアンマンで忙しくてスケジュール調整できなかったらしい)。それをきいたらダウニーJrのをすごく観たくなりました。小説のドックは軽薄なヤツなのでJ.フェニックスよりダウニーJrのほうがあってる気がします。それと、ドックはたまにドレスアップしてハイソなところに出没するんですが、その時のスーツ姿はダウニーJrのほうがサマになってると思うんです。いつもは軽薄なヒッピーだが、いざという時にはキメる感じ。ハードボイルドには彼のほうが似合ってたかもしれません。

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arlecchino

0.5ナレーターの声がうざい、うざすぎる

2021年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ナレーターの声(ジョアンナ・ニューサム 坂本真綾)がうざすぎる。気の利いた皮肉をごちゃごちゃと言ってるみたいなんですが、関学卒のインテリの焼成の知性にかなう内容ではないし、声が下手糞で話の内容にあってなくてイライラしましたわ。チョコレートのアイスを食ってるおっさんも気持ち悪くてイライラしましたわ(人前で食べるもんは自分の年齢をかんがえて食べないと駄目だと思わされました)。

ほんまおもんなかったです。

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関学にチー牛はおらんのんじゃ

4.0地続きの悪夢

因果さん
2021年9月7日
iPhoneアプリから投稿

「悪夢(のような)」という形容詞で表現されるような不条理なできごとが現実世界にはある。無数にある。殺人、レイプ、大震災、その他諸々。

なぜそのような形容詞が用いられるかといえば、それらのできごとを「悪夢」としてフィクショナルな位相に棚上げでもしない限り、我々は「平穏な現実」というスタブルな足場を失ってしまうからだ。「悪夢のような」という形容詞を用いるとき、我々は意識的にであれ無意識的にであれその対象を現実ならざる異物として処理しようとしている。

しかし一方で「平穏な現実」なるものが実のところ数々の矛盾を孕んだ欺瞞であることにもまた我々は薄々気が付いている。

我々がいくら「悪夢のような」という形容詞によって不都合な部位を切除し、「平穏な現実」の神聖/真正さを守ろうとしたところで、そもそも守られる現実そのものが内在的な瑕疵を抱えている。たとえば一見して安穏なロサンゼルスの街並みにもさまざまな異民族やマイノリティの血と涙が染み込んでいるように。

この映画には実際に起きたできごとと幻覚の境目がない。いや、厳密にはあるのかもしれない。しかしその境目が意図的に描かれていないことだけは確かだと思う。

どこまでが客観的事実で、どこまでが薬物中毒の症状なのか。それを明示する手がかりは何もない。「わけがわからない」という素朴きわまるレビューは何も間違ってはいない。私もそう思うし。

思うに、PTAは実際に起きたできごとと幻覚(あるいは悪夢)を地続きの現実として描き出そうとしている。

すべてを並列可能なものとして、平等に、つまり「悪夢のような」といった留保を用いることなく横一列に並べていくことで、それらはすべてが現実なのだと言ってのける。

不条理なできごとをフィクションとして切り離すことで成立する「平穏な現実」もまたフィクションに過ぎず、そこに社会あるいは人心を抉ることできるようなリアリティなどはない。

この映画は混沌だ。混沌そのものだ。合理性もなければ一貫性もない。何もかもが宙ぶらりんで気味が悪い。

それでもこの映画に心を動かされてしまうのは、不条理の連続にもかかわらず目を奪われてしまうのは、この映画が他ならぬ本物の現実を捉えようとしているからに他ならない。

現実は平穏でも神聖でも真正でもない。そこには不条理が、混沌が、内在的な瑕疵が、すなわち"Inherent Vice"がある。

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