ジャージー・ボーイズのレビュー・感想・評価
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歌と演奏の魅力を、話と演出で十二分に引き出した作品。
良かった。
特筆すべきは『ザ・フォー・シーズンズ』のパフォーマンス。
ポップソンググループの軌跡を描いた作品であるため肝は曲、歌、踊り。
特にリードボーカルであるフランキー・バリィの歌声。
これが駄目なら幾ら話が良くても、という肝も肝なんですが。
…これが物凄く良かった!楽しかった!!
歌い、奏で、踊る彼等の姿。
楽しげな姿に此方側の胸も躍り高揚感が増します。
フランキー・バリィ役のジョン・ロイド・ヤングは独特の唄声の雰囲気が出ていると同時に物憂げな表情が作品に合っていました。
その他メンバーもグッとくる面々が揃っていました。
明るく楽しい歌と、舞台裏の哀しい顛末。
積み重なる暗い話の末に、狭い狭い劇場で歌いだされ。。
…という山場の演出も最高でした。
また話の作りも良かったです。
60年代に一世風靡した『ザ・フォー・シーズンズ』の軌跡を、メンバーが観客に語りかけて頭出しをする形で紡いでいきます。
セクション毎にテーマが台詞で説明されるため、彼等のことを知らずとも理解し易い作りになっています。
かつ、この作りが終盤の展開の驚きに繋がっている点も好感を持ちました。
歌と演奏の魅力を、話と演出で十二分に引き出した本作。
歌に、話に、最初から最後まで…エンドロールまで惹き込まれました。
単なる有名グループの伝記映画とは確実に一線を画しています。
ザ・フォー・シーズンズを知っている人も、知らない人も。
オススメです。
音楽作品と思ってみるべし。
クリント・イーストウッドが音楽作品??とか思わないで、観るとより楽しめるかも。
ミュージカル作品の映画化だそうですね。主役もそっちと同じ方、どーりでうまい^_^随所に歌のシーンはあって、飽きさせません。
イーストウッドおじさん特有の人間掘り下げ物語は、今回はやや抑え気味でしょうか。ストーリー自体頂点まで上りつめたスターグループによくある話。
エンディングが素晴らしかったので、星4つで。あんな演出もするんですね、意外でしたヽ(≧▽≦)ノ
涙の名曲披露。
イーストウッド卿、今度はブロードウェイミュージカルを映画化。
2006年トニー賞を受賞した「ジャージー・ボーイズ」だ。
今度はミュージカルに挑戦!?なんて驚いたけど、そういえば卿は
音楽に精通している。映画化も達者に仕上げるんだろうと思ったら
本当にそうだった^^;
舞台の原型を留めながら、大半がドラマ中心の内容になっている。
映画化されるまではいろいろあったようだが、ロックの殿堂入りを
果たした彼らの功績を、私世代が知るいい機会になったと思う。
因みにリアル世代ではないので(ビーチボーイズもビートルズも)
子供の頃にTVやラジオで聴いたのが始まり。日本の歌手も彼らの
楽曲をよく歌っていた。ファルセットヴォイスって、確か日本人
歌手にもいたんじゃなかったっけ(ザ・キング・トーンズとか)と思う。
男性があれほど高い美声を出すのが、子供時分には不思議だった。
そして今作では、それを堂々とフランキー役のJ・ロイド・ヤングが
再現する。この人は舞台も務めていたのでかなり上手い!聴かせる。
ファンだった世代にはウットリ、そうでない人でもどこかで聴いた
ことのあるフレーズや楽曲が出てくるので、きっと楽しめると思う。
「シェリー」や「君の瞳に恋してる」はもちろん有名だが、
「キャンディガール」や「バイバイベイビー」なんかもよく流れていた。
B・ゴーディオ作曲の「ショート・ショーツ」は、現在タモリ倶楽部の
オープニング曲で有名だ(あのお尻がたくさん出てくるやつね)
彼が加入してフランキーと組んだことで次々とヒット曲が生まれる。
ニュージャージー州最貧地区出身の4人には約束された未来がない。
歌声で駆け上がるにもバックでは地元マフィアの支援が欠かせない。
粘りに粘って栄光を掴みとるまでの軌跡が懇々訥々と語られたのち、
成功と挫折から再起・離脱・再結成までを彼らの名曲と共に映し出す。
色々あったけど、人生悪くないよね。と思わせるのは、
何よりも歌が彼らを輝かせ、救い、泣かせ、励ましてくれたからだ。
私にはボーイズ・タウン・ギャング版が耳慣れていた
「君の瞳に恋してる」は、今作を観たあとではもう涙なしに聴けない。
名曲は意外な状況から生まれることに感動。
(C・ウォーケンの華麗なステップにご注目。彼は元々ダンサーでした)
キラキラ音楽体験
え?あのクリント・イーストウッドがブロードウェイのミュージカルを映画化するの!?と当初はびっくり致しましたよ。なんつーか、そういうのを題材として取り扱いそうな感じがしなかったもので。
いや、勝手なイメージですけど。
で、ま蓋を開けて見たらば、一見ミュージカル映画?と思いきやその流れを汲むのは間違いないんですけど、実際はちょいと違ってましたね。登場キャラクター各々に、劇中でモノローグやらせてはいるんですけども、でもその程度に留めてて、彼ら自身の想いや心情を唐突にメロディに乗せて歌い出す!て調子じゃないので。それにサクサクと話は進むし、この淡々とした雰囲気が何となく「ああ、いつものイーストウッド御大の映画らしいな」と思った次第であります。
で、題材がフォー・シーズンズな訳ですから、彼らの楽曲がフォーカスされるのは必然中の必然ですよね。レコーディング風景やライブパフォーマンスの導入部から効果的に楽曲が流れるという。そこら辺がミュージカルらしいっちゃらしいけども、その、厳密なミュージカル映画とも違うのかなあ、と。
その区分をアレコレ言ってても仕方ないんですけどね。はい。
や、まあ、しっかしね。
音楽ってのぁやっぱしとてつもないパワー秘めてますよ。
この『ジャージー・ボーイズ』で改めて認識させられたというか。タランティーノ映画でも常に感じることだし、ジェームズ・ガンの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でも思ったし。勢いよくドン!と挿入されるとね、否応なしにその音の潮流に引き込まれるというか、テンション上がるというか。物語に、往年の、耳にしたことある楽曲達が自然に、だけども大きなうねりで以って、耳孔に届き、眼前にそのキラキラとした歌唱シーンが映し出されるとワクワク感がハンパないです。
いやあ御大、楽しい時間をありがとうございました。
名曲の裏側
5点満点の10点あげたいくらいです。
音楽に殺された映画
登場人物の誰ひとりとしても好きになれないままだった、興味が湧かなかった。終始、私とは無関係な、縁遠い話だった。
なぜか?
なぜなら、彼らは、なぜか、やたら音楽の才能に恵まれているから。
ギターを持てば、ピアノに座れば、マイクを取れば、あっという間にめちゃくちゃ技巧派。そうえがかれている。みんな天才。
なぜ彼らが音楽をやるのか?
チンピラの彼らをミュージシャンたらしめたものは、なにか?
その根本が濁されたままなので、どんな素晴らしいステージに立っても、どんなみすぼらしい転落があっても、感動できませんでした。
序盤は軽快なノリでみせてくれたものの、
果たして何も事件が起こらないので、開始20分で観る気は失せていた。
Oh what a night !
大ヒットミュージカルの映画化だそうな。同じキャストだから歌もうまいし安心感がある。オールディーズのいくつかは知っていたから、これもまた楽しめた。で、ラスト。70年代の全米No.1ヒットDecember 1963 (Oh what a night)がかかって全員で歌って踊るんだな。これがいい。超ハッピー。
映画としてどうか、という点ではいささか物足りない感じもするが、終わり良ければすべて良し、かな。
歌ってイイね
これがジャージー流。
(´Д` )本当に★4つなのか?
高評価な映画なのでいざ視聴。
映画の展開はよくありがち、本当に良くありがちな展開。
売れないグループ。努力と運でのし上がって行く。のし上がっての奢りと家族の消失。仲間の裏切り。心一つに再起。ん〜〜んどの音楽映画も同じよに展開するんだけど余りにベタベタで予想がついちゃった感じがします。
あのボーカルの歌がめちゃうまかって言うとそうでもないような気がしますし、アメリカポップのあの裏声はどーも最後まで馴染めませんでした。
仲間の借金を払って行くんだけど、払い終えた時もっと感動と達成感を描いて欲しかったし、借金したメンバーが突然最後に出て来て再結成するんだけど、その過程が全くわからないので はぁ? になりました。
音楽系の映画で印象に残ってるのは『バックビート』『あの頃ペニーレインと』『ドアーズ』をお勧めします。
期待大だったので、残念。帰ってニュース見ればよかったです。
イーストウッド監督さすがです
良作なんだろうけど…
君の瞳に!
めちゃめちゃ良かった!
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