ある過去の行方

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劇場公開日:

ある過去の行方

解説・あらすじ

イラン映画で初めてアカデミー外国語映画賞を受賞、ベルリン国際映画祭でも金熊賞を含む3冠を達成した「別離」(2011)のアスガー・ファルハディ監督が、初めて国外を舞台に撮り上げた長編作。子連れのカップルが再婚を考えるが、娘の告白がきっかけで、それぞれの過去や本心が次々と明らかになり、見えなかった真実が浮き彫りになっていく様子をサスペンスタッチに描いた。夫と別れて4年がたつシングルマザーのマリーは、子持ちの男性サミールとの再婚を予定し、新たな生活を始めていた。しかし、正式な離婚手続きをしていないため、イランにいる夫のアーマドをパリに呼び寄せる。アーマドはマリーの新しい家庭と生活を目の当たりするが、そこにはどこか不穏な空気が流れていた。長女リュシーとの関係がうまくいっていないというマリーから、娘の本音を探ってほしいと頼まれたアーマドは、リュシーの話を聞くことになるが……。主演のマリー役は「アーティスト」のベレニス・ベジョで、カンヌ映画祭女優賞を受賞。

2013年製作/130分/G/フランス・イタリア合作
原題または英題:Le passe
配給:ドマ、スターサンズ
劇場公開日:2014年4月19日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第71回 ゴールデングローブ賞(2014年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  

第66回 カンヌ国際映画祭(2013年)

受賞

コンペティション部門
女優賞 ベレニス・ベジョ

出品

コンペティション部門
出品作品 アスガー・ファルハディ
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(C)Memento Films Production - France 3 Cinema - Bim Distribuzione - Alvy Distribution - CN3 Productions 2013

映画レビュー

4.0人と人が織りなす、あや。

2025年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

観終わった後、やっぱり巧いと唸ってしまった。
イラン特有の宗教に基づいた規範による、やるせなさがない分、あっさりしていて観やすいという意見もあるように思うが、出演者の相関がハッキリしてきた頃に、ある告白をきっかけに、真実が二転三転する様は、完全にもってかれた。
微かな希望を感じさせるエンディングにエールを送りたい。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

3.5真実の行方

2024年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

主人公(ベレニス・ベジョ)は再婚するため、離婚手続きが終わっていなかったイラン人の夫をパリに呼ぶ。
主人公は、長女が再婚に賛成していないことの理由を、探ってほしいと夫に頼む。
そこから過去が明らかになってくるのだが、まるで玉ネギをむいているようだ。

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いやよセブン

3.0意外にもおもしろい

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

3.0まさに題名通りのストーリー

2023年4月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

始めてイラン映画を鑑賞。
パリが舞台のようだが、作品全体を通して薄暗い室内でのシーンが多く、期待していた雰囲気とは大きく違った。
評価された作品のようだが、個人的には期待し過ぎたせいもあり、そこまで刺さらなかったかな。皆のそれぞれの葛藤が入り交じりまくったストーリー展開だけに、的が絞れず散漫な印象に。誰に感情移入したらいいのやら…
とは言え、同監督作品の「別離」はぜひとも観てみたくなった。

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いけい