アバウト・タイム 愛おしい時間についてのレビュー・感想・評価
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仮に、映画のようなやり直せる能力がある場合、人は本当に幸せに生き...
仮に、映画のようなやり直せる能力がある場合、人は本当に幸せに生きていけるのだろうかとの疑問を持つ。
劇中でも悲劇的シーンが盛り込まれているが、「深刻」や「緊迫」を一切感じることができない。なぜならタイムトラベルというチートがあり、やり直しが出来るから。
人はやり直しができないからこそ、ストレスを感じながらでもその瞬間を「真剣」に生きることができる。「真剣」が必要な毎日だからこそ人生が輝き、精一杯生きるからこそ人間性も磨かれるのだと思う。
また、未来には希望と不安が同居するため先に進むには勇気がいる。強制的に時が進むので人は仕方なく先に進む事ができるのだろうが、『安易』に過去に戻れるのなら、先に進むのを止めて最も居心地のよい過去をループしてしまうようになってしまわないだろうか。
この映画の最大の失敗は、『安易』なタイムトラベルを可能にした事だろう。代償を要求するようなタイムトラベルの設定であったなら、評価は変わるかもしれない。
父と息子が秘密を共有して仲が良い。 主人公の日本語吹替は、渚カヲル...
父と息子が秘密を共有して仲が良い。
主人公の日本語吹替は、渚カヲルで有名な石田彰さん。彼は今作では普段と異なり大人っぽい声で新鮮だった。
ストーリーは、失敗したらやり直しの繰り返し、しつこいくらいにやり直すのも演出で、伏線なのだった。
説得力ない教訓からの不快感が高い映画
この物語では、主人公が特別な能力を使って幸せを追求しますが、終盤で能力を封印し、それなしで幸せになると説くという展開があります。
しかし、この選択は説得力を欠き、教訓が心に響きません。なぜなら主人公は能力に依存した幸せを手に入れながら、妹を不幸な状態のままにしてるからである。
もし主人公が能力の使用により不幸になり、それを教訓として語っていれば意味があったかもしれません。しかし、実際には主人公の幸せ(奥さんとの結婚など)は能力に依存しており、この状態で教訓を語るのは無意味です。
裏技でお金持ちになった人間がお金持ちのままで「お金が無くても幸せになれる」などと貧乏人に説いてる感じがして不快でした。
タイトルなし
レイチェルが出ていることと、タイムトラベルの話で恋愛ものってちょっとおもしろそう!という理由で観たこの映画。
レイチェルはとってもかわいかった。服も、仕草も笑顔もとってもチャーミング!
でも、それ以上にかわいかったのは、ティムとティムのお父さん。ティムの家族は、みんなとっても個性的でかわいらしい。おじさんは突拍子のない天然だけど、とても純粋で子供みたいで憎めない。キットカットも、伸び伸びしていてまっすぐ。お父さんは、なんだかとっても深みのある、あったかい人。お母さんが言った、お父さんのいない人生に興味はないの。というセリフが、とても印象的だった。
でもこの映画は、タイムトラベルを使って、どんなに劇的なことをするとか、企みをするとか、そんな話ではなくて、ただ1日を2回くり返して、一度目で余裕がなくて、気づけなかったこと、周りに気を配れていなかったことを、2回目にほんの少しだけ気にすることで、とってもお得な日に変わること。これって、タイムトラベルの2回目がなくてもできること。毎日を楽しむこと、周りの人の毎日にちょっとしたあったかい気持ちのプレゼントをすること、そんな1日を重ねて、素敵な人生となること。そんな暖かいものを伝えてくれる、とても素敵な映画に出会えました。
ティムが2人の子どもにご飯をあげるシーンと、幼稚園に送って行くシーン、お父さんとティムの最後の卓球のシーンがすき。
それから、結婚式に雨が降って風も強くて、ティムがメアリーに、雨の日に結婚式になったことを後悔している?と聞いた時、メアリーは、そんなことないわ。私たちの人生も同じよ。いろんな天気のときがある。楽しんで!と言うの。素敵なひと!
恋愛映画でありながら毎日の大切さ、幸せを実感できる作品
タイムトラベルできる主人公は、失敗するたびに何度もタイムトラベルを繰り返す。そのうちに彼は成長し、日々の何気ない生活に幸せを見つけ、タイムトラベルの必要性を感じなくなる。それは彼が、愛すべき家庭をを築いた証拠なのかもしれない。
最後には、失敗から立ち直るために使っていたタイムトラベルを、父親との幸せのひとときを振り返るように使っている。そうしていく中で、彼は父親との別れ、幸せな家庭を作り上げる決心を固めていく。
人生の秘訣
タイムトラベルできる主人公のティムと父親のビルナイ
二人のタイムトラベルの使い方が、平和でほっこりします
ティムとメアリーが一番最初に出会った暗闇のレストランのストーリーが、胸キュンすぎました!
ティムがメアリーに夢中になってるシーンがとにかく可愛くて、二人が素敵過ぎて終始癒されてました。
日々の些細な幸せを、すみずみまで味わい尽くしたら
本当に素晴らしい人生を送れる。
分かってはいるけれど、目の前のやらなければならならいことに追われて、人生を味わうことを忘れてしまいがちです。
でも、この映画を観て明日からの生活の見え方が少し変わる気がしてます。
また、人生を味わうことを忘れそうになった時みたいと思います。
本当に素晴らしい作品でした。
今まで観てきた中で、5本の指に入る名作!
非現実的なことなんだけど、ストーリーの世界にスーッと入ることが終始できた。
非現実的な能力は映画始まって5分〜10分位で知ることになる。
早い段階で、こういう映画なんだよって教えてもらったような感じ。
また、能力の使い方も凄くシンプルだったのも良い。
暗いところで、両手をグーにして握り戻りたい過去を想像する。すごくわかりやすいし、小細工なしで凄くシンプル。
機械使うとかそんなんじゃなかったのが、むしろいい。
押し入れに入ってずっと能力を使ってたから、過去に戻ろうとしてた時が視聴者からも想像できてわかりやすい。
お父さん取るか、3人目取るかの究極の選択は悲しかった。
今まで観てきた恋愛映画で1番好きかな。
全部のジャンルの映画なら5本の指に入るくらい大好き
恋愛映画なら1番好きかな。
最高でした
主人公が過去に戻る事が出来るタイムトラベラーの能力を持っている。
タイトルだけ見るとそんなイメージの作品とは、思わなかったけど、それがとても良かったです。
何度も人生をやり直して、自分のいいものにしていく事が出来るけどもそれが正解ではなく、今生きている人生をもう一度とあるとは思わず最後までだと思って目を向けて生きてみるとこんなにも幸せに溢れていることに気づけるのかと思いました。
色んなSF作品がある中で僕にとって最高の一作になりました。
高校生が勧める映画にやられた!
「思い、思われ、ふり、ふられ」の赤楚君が浜辺美波ちゃんに勧めていた映画をどんなもんかいな、と鑑賞。高校生が胸キュンする映画なんでしょとタカを括ってたが、いや、これまでのタイムトラベルものを超えた出来であった。終盤のタイムトラベルの有効な使い方「同じ1日をもう一度味わってみる。そうすればどんな日も素晴らしい日だったと思える」というところは胸に刺さった。そう、どんな体験も心構えとこれまでの経験で乗り切れるのだ、とこの歳になって諭されるような映画だった。
レズを差別していない?
過去へタイムトラベル出来る能力を持った父と子。その息子の話だけど、ストーリーも役者さんもあまり好きになれず、この採点。「私を離さないで」にも出演されている主人公の俳優さんを好きになれず。ヒロイン役の女優さんは昔の人なら知っている石野真子にも似ているし、悪女アニータにも見えてきた(笑)それとマーゴットロビーの非の打ち所がない美しさったら!!
実は昔一度観ていていたが内容忘れたしall time bestに選ばれていたのでもう一回観賞してみようと思って・・でも今回も感動はなかった!
レズビアンや売春婦を馬鹿にしているようだったし、カウントダウンの時のキスした相手はそれっきり?とか、読むのが仕事なら「呼吸して生きているのと一緒だ」とか主人公の言動に色々と疑問。
一日一日時間の過ごし方を大切に!見方を変えて何でも楽しもう!って言いたいのだろうけど説得力はなかったなぁ。
タイムトラベル、自分なら何をするだろう?
重大事件や災害を知らせに世界中を飛び回るだろうか?それとも日本で大人しく為替相場で収入を得て働かず、何度もやり直しの出来る人生にだらしなくなったり嫌気がさしたりしないか?
一番素晴らしいのは死んだ人に会いに行ける事。
人生をみた、ってかんじ
結婚式のシーンがとても好き!幸せがぎゅーっと詰まっていたし、イルモンドの歌も良かった!お父さんのスピーチも最高に好き。
雨だったことを後悔してる?って彼女に聞いたら「最高の日だった」って感じで答えるシーンも印象的だった。
3つの幸せのためのメソッドも印象的。
1日をもう一回同じようにやり直すところ、やってることは変わらないのに、幸福度がとても高くて、目から鱗だった、
2人のラブラブなやりとりに終始ニヤニヤ!わーきゃー言いながら観た!幸せがたくさんだったし、人生そのものをみたってかんじがした。
キャストの魅力
キャストの皆さんがとても魅力的。特にお父さん!ビル・ナイさん、ファンになってしまった。
穏やかな気持ちになれる映画。
タイムトラベルのルールが曖昧だけど、深く考えないようにした。
未来から来たと思って、今を過ごす。
家族との時間を大切にしたい。
期待しすぎた
この映画、私自身がフォローしているTwitterの映画紹介アカウントの方がいろんな時期に良かった、また見たいと何度もツイートしてるのを見て、ずっと見たかったんです。
タイムトラベルものなのはいいのですが、なんとなくルールが難しい。線引きが曖昧で、一度捻じ曲げたものをまた元に戻すことができたり、かといって未来が変わらないところもあったりとなんだかよくわからない部分がありました。飽きてきて少し流し見していたせいかもしれませんが。
最後のタイムトラベルを使わずに生活するオチは良かったです。
主人公って本当に成長した?
同監督の『ラブ・アクチュアリー』がとても良かったので、視聴。
エンドロール見ながら「……は????」となったのは久しぶりです。
(いや視聴中からなってたか…)
最初から最後まで主人公を好きになれなかった…タイムリープを使えることに胡坐をかいて生きてる感じがずっと気に障る。最初のうちは笑えたし、後から成長するんだろうなーと思ってたからそれでもよかったんだけど、いつまでもそんな感じでその場しのぎで生きていく。
主人公、ストーリー上での成長が見られない。(ナレーションで成長を説明するのは論外)
中盤、キットカットの事故を無くすためのタイムリープを取り消す(?)理由が「子供が別人に変わってしまうから」なのとか、ウーンとなった。(他にもいくつか理由あるけど…)
確かに子どもは大事だろうけど、それならそれでもっと子供(一人目の子)との絆をたくさん描いていれば共感しやすかったかな。
子供を持つ親になった男としての成長を描くなら、その辺も言葉でさらっと流すのではなくちゃんと描いてほしい。
その辺の納得感がないまま観ると、終始利己的なように感じてしまう。
タイムリープして死んだお父さんと会うエピソードも、描き方によれば涙できそうなのに、あんまり響かなかった。
父の死を受け入れられない→タイムリープで会う→父の死を受け入れ、前に進む
って言う明確な成長の流れが欲しかった。
最後、子供のころに戻るシーンでは全力でツッコんでしまった。それ、する意味ある?
子供姿の主人公、無邪気そうに遊んでるけど中身は今の主人公の意識のままなんでしょ?
それと遊ぶ父、どんな気持ちなの?
というかそんな、子が消えるかもしれないリスク犯してまで過去に戻る主人公、ブレブレすぎる。
子ども大事じゃないの?こういうところでも気になってしまう。
結局主人公は、タイムリープできるから戻ろ!→他がうまくいかないなあ→じゃあなしで…
みたいな繰り返し。それは成長ではない。
恵まれてる凡人(彼女は欲しい)がタイムリープを通してほしいものを手に入れ、なんだかんだあって現状に満足したので、タイムリープやめて日常を過ごしていくだけの話。
☆その他
・主人公、やり直し効くからって問題発言多すぎる。
メアリーの編集の仕事に対して「読書が仕事ってこと?すごい。呼吸が仕事って言ってるようなもんでしょ」的な発言するのどうなんだろう。
(このシーンでフラれてまた時間戻してやり直すんだろうな〜って思ってたらメアリー全然脈アリで「え!???いいのこの男で!??」となった)
・設定があやふや。
最初に父親が過去にタイムリープすることしかできない的なこと言ってたのに、途中から未来に戻れるようになってる…?
一度過去に戻ったらそこからはまた同時間を過ごさなければならないと思って観てたので、普通に戻れてびっくりした。
あと他の人も過去に連れていけるとか初耳なんですけど!?
設定に関しては初めにちゃんとした説明が欲しかった。タイムリープものって色んなパターンあるから!
良かったのは、偏屈劇作家が可愛いところ。
主人公の娘の誕生日に小さいクマのぬいぐるみ買ってきたところとか、最後ゴミ箱にシュート決めて一人でガッツポーズ決めてるところとか最高。
そこだけでした。(その分の0.5点)
実存主義のイギリスでこんな事あるの?
過去に囚われて生きる。なんかすごく消極的。相手が誰であれ、自分が変わらねければ、人生は変わらない。
そもそも、実存主義のヨーロッパの人達がこんな事考えるのかなぁ。普段考えないから、アイロニーとして考えての事だと思う。最初、面白いストーリーと思えたが、僕は親父にもう一度会いたいと思えないので、と言うより、自分を見てれば、亡き父親はいるので、亡き父親、亡き母親とも、喪失感がいつもあるわけでは無い。むしろ、自分がいなくなる番なので。
さて、
この映画の哲学が実存主義と思えば、納得するべきなのだろうが、くどく長く感じたので、あまり、評価出来ない。それに、脚本が少し壊れている様な気がする。
ティムの境地
の素晴らしさはわかる。
けど、やっぱり時間をもどれたらいいなあ、とつくづく思う。あの時のこと。この時のこと。やり直したいなあと思うことばかりだ。
悪いことばかりでない。もう取り戻せない時間をもう一度味わうことができたら・・・。多分、戻れないからいいんだろうけど。(映画館のリバイバルを見て)
<最初のレビュー>
よく考えてみると
私はタイムリープものやタイムマシンものは好きだなあ。
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