ザ・タワー 超高層ビル大火災

劇場公開日:

ザ・タワー 超高層ビル大火災

解説・あらすじ

「シルミド SILMIDO」「TSUNAMI ツナミ」のソル・ギョング、「私の頭の中の消しゴム」のソン・イェジン、「殺人の追憶」のキム・サンギョン、韓国の国民的俳優アン・ソンギらオールスターキャスト共演によるパニックスペクタクル。1700世帯5700人が居住するマンションや展望レストランなどの商業施設が併設された地上108階建ての超高層複合ビル「タワースカイ」で火災が発生。消火活動と人命救助に奔走する勇敢な消防士や、愛する家族を守ろうとする父親など、それぞれの人物の立場や思惑が交錯する様子を描く。監督は「光州5・18」「第7鉱区」のキム・ジフン。

2012年製作/121分/韓国
原題または英題:The Tower
配給:ツイン
劇場公開日:2013年8月17日

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映画レビュー

4.0クリスマス•イブに、今年最後?の拾い物!

2013年12月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

ディザスター•ムービー、パニック映画というたぐい、実はあまり好みではありません。派手で、うるさくて、大仰なのは苦手です。なぜか眠くなります。クリスマス•イブに起こった超高層ビル火災を描いた本作も、さほど食指が動いたわけではなかったものの…ちょうど今日はイブ、手頃な時間にやってるし…と観てみることにしました。…と。これが、本当におもしろかったのです! 偏見でした、ごめんなさい!と思うくらいに。 今年最後の拾い物?とほくほくしました。
では、ちまたにあふれる同類と何が違うんだろう?と考えてみたところ…まず第一に、災害の猛威を見せつけない。凄いだろー、と特撮をひけらかさないところかと。前段で火災発生から大惨事に至るさまを一気に描き、あとはもう想像するだけで十二分に恐ろしい…の迫力。中でも、密室化したエレベーターが火に包まれ、オーブン状態になるシーンは身の毛がよだちました。靴底が粘り、煙が立ち込め、ジュージューと焼け焦げる音…まさに悪夢でした。
そして、災害描写にまさる、骨太な人間ドラマ。まじめな警備チーフ、可憐なフロアマネージャー、熱血の消防隊長と個性的な仲間たち…韓国映画ではおなじみの俳優さんたちが続々と登場。役のイメージにピタリとはまり、生き生きと動きます。ヒーロー不在の状況下、非力な人間たちが必死に危機を乗り越えようとする姿に、いつしか胸が熱くなりました。さらには、緊張をやわらげるためと思われたコミカルなシーンが、後半に至って手に汗握り、涙を振り絞る起爆装置だったと気付かされ…悶絶しつつも唸らされました。
また、(日本の某人気シリーズのように)憎たらしい人物が危機を経て改心したり、閉じ込められた人々が生還したらやりたいことをしんみり語り合ったりしない点も、個人的にはポイント高かったです。人は容易に変わらないし、語っている余裕はないはず。緩みなしでドライに突き進むところにグイグイ惹かれました。
そして、文字通りの息詰まる展開。 ありがちな(ときに興ざめの)絶叫や煽る音楽はほとんどなし。じわじわと迫る炎と煙、足元に広がっていく亀裂、刻一刻と過ぎゆく限りある時間…観る側さえ息を潜めずにはいられない緊迫感! これが2時間途絶えない、というのは特筆ものだと思います。
観終えてぐったり、心地よい疲労感。…これはやっぱり大画面で、です。

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cma

3.5【身命を賭して、超高層ビルに取り残された人たちを救う消防士達の崇高な姿と、懸命に生きようとするビル内の人達の姿が沁みる作品。9.11で犠牲になった消防士達への鎮魂歌の様にも思えた作品である。】

2025年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

<Caution!内容に触れています。>

■今作も含め、大火災に立ち向かう消防士たちの姿を見ると、今でも世界の何処かで(つい最近で言うと、ロサンゼルスや、日本の彼方此方で起きた山林火災)活躍している消防士たちの姿が、想起されるのである。

 そして、大火災映画の嚆矢的作品と言えば、40歳以上の映画好きなら観ているだろう「タワーリング・インフェルノ」だが、今作はそこにツインタワー要素と、最後ビルが崩壊するシーンが描かれる。
 故に、この作品は9.11で多数の消防士達が身命を賭してWTCに残された人たちを救うために命を落とした事への、鎮魂歌的作品なのかなあと思いながら観ていた。

 そして、矢張り、それまで無口、無表情で家庭でも奥さんと上手く行っていない風のカン・ヨンギ隊長(ソル・ギョング)が、多くの人達を救うために、部下を残して一人雨水槽に行き、笑顔を浮かべながら爆破釦を押すシーンには沁みてしまうのである。

■NOBUの観て来た心に沁みる火災パニック映画

 ・「オンリー・ザ・ブレイブ」 山林火災に立ち向かう男達の姿を描いた作品。先日も起きたアメリカの山林火災の恐ろしさと、山林火災の消火方法(個人的に斬新だった。)を知った作品。この映画を観て、涙しない人はいないと思っている。

 ・「ノートルダム 炎の大聖堂」実際に起きた火事を題材にドキュメンタリータッチで描いた作品。

 ・「バックドラフト」火災の際のバックドラフト現象の恐ろしさを知った作品。名品。

 ・「オーロラの彼方へ」少し毛色の変わったSF映画。良きヒューマンドラマでもある。

 ・「バーニング・オーシャン」海底油田施設で起こった火災を描いた迫力ある作品。

他にもっと観てきた気がするが、とりあえず。

<消防士たちの崇高な姿を見ると、畏敬の念を抱くよな。今作の中で”公務員が‼遅いぞ!”などと罵倒する輩が居るが、そういう奴ほど早く居なくなるのである。
 人間の本当の善性って、緊急時の行動に出るのだろうと、勝手に思っています。>

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NOBU

3.0上級国民優先の設定は不要

2023年6月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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岡

3.0ごちゃまぜ

2022年3月23日
Androidアプリから投稿
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akko