きっと、うまくいくのレビュー・感想・評価
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久しぶりにパワフルで、楽しさ全快エンタメ映画に出会いました!
やはり、流石はインド映画!本当にこの作品は、楽しかったの一言に尽きます!
2時間50分という長尺にも関わらず、飽きさせずに魅せてくれました。
そして、映画のエンドクレジットが終わった時、私は一人でこの映画を観ていたのですが、私の座っていた席の2~3席横に座られていたビジネスマンの方と目が合って、思わず面白かったねとお互いに笑いを吹き出しそうになってしまいました。とは言っても単館系の映画館での事ですから、お互い常連客なので、何となく見覚えの有る方でした。
映画館で映画を観る楽しみの一つはやはり同じ空間を共有し、同じ様に感動を分かち合えると言うところにもメリットが有ると思う。
例え、自宅の上映環境をブルーレイハイビジョンで大型画面にして映画を観たとしても絶対に、映画館で観る映画のようには楽しめないのです。映画館でしか、味わう事が出来ない、感動の共有と言う空気を人は感じ取る事が有ります。そう言う時は、映画館に来て観て良かったと言う感動がありますよね。
そう言えば、嘘か本当かは知りませんが、インド映画はその殆んどが、長尺な映画です。
その理由は、冷房のよく効いた映画館で暑さを凌ぎ、涼む目的で映画を観る人達も大勢いると言う事で、映画が長尺らしいのです。短い映画では長く、涼んでいる事が出来ずに、直ぐに映画館を退館しなくてはならないので、観客からのクレームが付くと言う話を聞いた事があります。と言う事は、逆に映画制作サイドでは、いかに大人数の観客達を同時に楽しませる映画を制作する事が出来るかが、映画を制作するポイントになる訳だ。
だからインド映画の根底には、笑って楽しめて、そして少しだけ、ほろっと涙出来るような、物語が生れるのですね。まるで、寅さん映画のようですが!
大衆娯楽要素を主軸にして制作するので、観客の心を捉える事には長けているわけだ。
だからこそ、登場人物のキャラクターもしっかりと練り込み、社会風刺などの要素も沢山盛り込み、ユーモア一杯で楽しく笑わせてくれる。
欲を言えばこの映画では、主役の3人仲良しトリオを演じた彼らは演技派で芝居も巧かったし、その上にカッコイイ感じのスターもいたけれど、只大学生にしては、年齢が高すぎた。広いインドの事ですから、若くて、芝居も、歌もダンスも巧くて、しかもイケメン俳優の若い人達も沢山いる事だろうにと、ちょっとだけそこが残念だったかな?
どうせなら、若い女性の観客層を狙って、もう少しばかり、若かい俳優が良かったと考えてしまうのは、野暮な考えでしょうか?それとも、贅沢な注文なのでしょうか?その両方なのかも知れないけれど、この映画の制作サイドはどう考えるのかな?
きっとこんな文句をつけるようでは、映画が伝えるメッセージを貴方は全然理解していないか、無視しているかのどちらかだと、監督のラージクマール・ヒラーニ氏にお叱りを受けてしまいそうだが、これはあくまでも、私の個人的な欲目なのであります!
だが就職や将来の人生設計に悩む、大学生の方には勿論、友情とラブコメ要素を盛り込み、社会風刺もたっぷりのこの映画は、老若男女問わずに皆で楽しめる映画だと思います!
恐るべしインド映画
最近、観たい映画が少ないなかで、「きっと、うまくいく」は、スティーブン・スピルバーグ監督が3回も鑑賞するくらいハリウッドでも評判が高い映画と聞いて、暇つぶし気分で劇場へ足を運んだところ、ストーリー展開やキャラクター設定の緻密さから非常に完成度の高い映画で、内容も社会風刺と人生訓などを取り込みながらも、エンターテイメント性の溢れる作品であったことにインド映画のレベルの高さに衝撃を受けました。邦画も頑張ってほしいと感じたところです。
人生で1番!これぞ映画!!
ホントに最高の映画でした!今まで見てきた中で文句なしの1番です!
ふと思い立って見に行ったので観る前は
「3時間もあるとか結構長いな」「インド映画はどんなもんなんだろう」
とそこまで期待していませんでした。
しかし観終わった今では
「3時間が物足りない!」「インド映画ってスゴイ!!」
とかなり満足感が得られました。
メインとなるのは3人の「idiots(おバカたち)」
彼らが味のある親しやすいキャラクターで俳優もぴったりでした。
ヒロインは結構特徴的な顔立ちでしたが(笑)
最後にはそれすらも愛せちゃうほどにのめりこみました。
インド映画らしい踊りや歌も見ごたえ十分。
「インド映画はちょっと・・・」と思う方にこそ観てほしい素晴らしさで
映画に華を添えています。
あそこまで劇場が一体となって笑い、泣いた映画はなかったのではないかと
思います。
周りに気を使うのも忘れて声を出して笑い、そのすぐ後には泣いている。
その繰り返しであっというまの3時間でした。
舞台が主に大学なので学生にはもっとも響くんではないかと思います。
がもちろんそれ以外の年代の方も楽しめる傑作です。
公開が多くは無いようなので早く増えて多くの方に観ていただきたい!
私もこれは間違いなく公開中にまた劇場に観にいきます!
見終わった後の爽快感、幸福感がたまりません!
「アール イズ ウェル!!!」
やっぱり、インド映画はサイコー
去年から、インド映画を立て続けに見始め、この映画で4本目です。
この「きっとうまくいく」は、とにかくストーリーがしっかりと細かく練られているので、3時間越えでも、まったく飽きる暇もありません。
おまけにインド映画でお決まりのダンスシーンも魅力的。
あの風呂場やトイレで踊るシーン、誰が考えつくんでしょう。。。
ほんと、センスがいいです。
ハリウッドで、リメイクも納得の映画です。
「やればできる子」が、ついにやった!
満を持して「3 idiots(原題:3人のバカ)」が日本デビュー。
あまりに面白いので、
2年ぶりにレビューを書いてお伝えしたくなりました。
40円で映画が見られる国・インドで2009年に公開されると
アジア・アメリカ→イギリス・カナダ・オーストラリア→アフリカと
全世界へ輸出され、興業収益75億円の記録を更新し続ける
間違いなく「インド産映画の代表作」です。
インドは毎年1000本以上の映画が制作されることで有名ですが
ついに、どこに出しても、誰に薦めても間違いない映画を完成させました。
ミステリー・ラブロマンス・ミュージカル・青春ドラマの
全要素を含んだ本作は、コメディに軸足を置いています。
序盤には古典的なアメリカンジョークが多数出てきます。
「インドではまだこんなエピソードが流行ってるのか」とシラけていると、
ストーリーの中で昇華され、より深い笑いや感動へ
発展していくため、良い意味で裏切られます。
謎の多いストーリー・ダイナミックなカメラワーク・
セリフの巧みな応酬・鮮やかな伏線回収・
見る人全てに通じるテーマ・主人公のかっこよさ・情感に訴える音楽など、
映画の要素をパーフェクトに揃えています。
舞台は工学を学び、成功を目指すインドの大学。
受験戦争に勝ち、親からエンジニア(高収入の代名詞)
になることを期待された若者たちが主役です。
入学初夜からのいじめ、学長によるパワハラ、
テストによる序列化、果てには生徒の自殺と、
閉塞感が日本に近いところがあります。
息の詰まるような学生生活を、
アイディアと行動力で突破していく主人公、ランチョー。
主役のアーミル・フサイン・カーンは実はいま48歳で
撮影時も40過ぎのハズなのですが、
豊かな表情とキレのいい動きで大学生を演じきっています。
臆病さや、親の期待などから
本当にやりたい事言えないまま学生生活を送る
クラスメートの2人。ランチョーに説得された2人を含む
「3人のバカ」が周りの人生観を変えていきます。
170分と商業的には厳しそうな上映時間ですが、
1セリフ毎に笑わせるシーン、「陽気」と「シリアス」を
瞬時に切り替えるストーリー、複数ある山場のおかげで
長く感じさせられることはないと断言できます。
むしろ忙殺され、疲れている方にこそ見て欲しいテーマです。
終盤の165分にもどんでん返しがあり、最後まで笑わせてくれます。
「インド映画」(ミュージックビデオがだらだらと続き、
字幕を見なくてもそれなりに楽しめるアレ)ではなく、洗練された
ストーリーを楽しむ「インド産の本格派映画」としておすすめします。
公開おめでとう!!
英語字幕で観ました。
世界の映画史に残る、最高のエンタメ作品と思います。とにかく脚本が神がかっており、伏線の回収率がハンパじゃありません。笑いあり涙ありアクション(ダンス)あり――、長い映画なのに一瞬も退屈を感じなかった映画は、この『3 idots(きっと、うまくいく)』が初めてです。どんなに言葉を尽くしても言い表せないくらい、この映画が好きです。観ればインド映画の見方が180度変わるはず!!
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