きっと、うまくいくのレビュー・感想・評価
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インドの「今」を知る意味
6月17日、ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞。
前週15日土曜に見に行ったら、開映に1時間以上あるというのに満席。1日に1回しか回さないんだから仕方ないが、これほど人気あるのに、なぜテアトルは複数回上映しないのか? どういう契約になってるんだ?
で、月曜日に出直すも、これもほぼ満席状態。
インドへの関心、勢いのある国に興味を持つ人が多いのかな。
原題は「3IDIOTS」で3人のバカの意味。学園コメディーなのだが、経済成長著しいインド社会のプレッシャーの中で生活する若者の姿が垣間見えた。
教育と学力をつければ這い上がれる社会ではあっても、依然として社会的矛盾をはらんだ国であることも随所に描かれている。
重いテーマが底に流れるが、それをミュージカルコメディー仕立てにして、長尺ながらあきさせない。
面白い。力がある。勢いがある。
全体に、邦題にあるとおりポジティブな生き方を示しており、インドおよび、インド人というものが分かったような気がした。
映画はそれを通して、知らない世界に触れられるという大きな機能を持つ。
それを十二分に満たしてくれる作品だ。
ヒューマントラストシネマ渋谷のイスはこの長尺に付き合うには座り心地が悪い、とは言っておこう。座り疲れがしたよ。
ホント、うまくいくわ!!
この作品を見るのを諦めかけた頃、いつも行く映画館で上映しているのに気付き、急遽見に行った。
期待値が高かったにもかかわらず、とても良い作品だった。
ボリウッド映画と言えば、延々と繰り広げられる歌と踊りなんだけど、この作品は、ちょうど良いくらいだった。
原題は「3バカトリオ」。
邦題の「きっとうまくいく」は、良いね。
抱腹絶倒の学園コメディかと思いきや、10年後の彼らを交え、サスペンス仕立ての、とても面白いものだった。
名門工科大学の新入生となった、天才肌のランチョー、動物好きのファラン、神頼みのラージューの3人組の青春と友情。
若者たちの悩みや恋のときめき。
ユーモアたっぷりでありながら、学歴社会への批判も。
それは、日本人にも身近に感じさせ、共感できる。
サービス精神旺盛なたくさんの散りばめられた伏線。
その伏線は、使い古されているかもしれないが、とても共感できるものだ。
そんな伏線は、いつの間にか全部解決され、とても居心地の良い作品だ。
冒頭、ランチョーの行方がわかったというだけで、あ~んなことをしてしまうファラン。
今思えば、それもランチョーから学んだものだね。
中盤、ランチョーは何でこんなにしっかりしているんだろ?!と思ったが、それもちゃんと解決される。
一体ランチョーとは、何者なんだ??
ラストは、予測できるが、それでも楽しい。
何のために大学に入って学ぶのか?
何のために生きるのか?
自分の人生を自分で決めてはいけないのか?
ランチョーは、何をすべきかわかっている。
ライバルは他人ではない。
自分自身だ。
170分はちっとも長くない。
インドの人が、とても身近に感じられた作品だった。
ランチョーを演じたアーミル・カーンは、40歳半ばだという。
お見事!!
途中、彼が誰かに似てる、似てる、と思っていたのだが、それも劇中の彼が着ているTシャツで分かった。
All is well.
歌いながらガンバロ。
ストーリーもよい
ボリウッドいえば、ストーリーは二の次で歌って踊って楽しくね〜という印象だったけど、改めたいと思う。この作品は、ストーリーがしっかりしていて、涙あり笑いありの、歌って踊って楽しくね〜だ。落ちも最高でスッキリ前向きになれる。
あっという間
インド映画というと歌と踊りで時間も長めっていうイメージがあったけれどもこの映画はもちろんそういうシーンもあるけど、笑ってドキドキして、感動してで2時間50分があっという間でした。まだインド映画未体験という人は最初に観るのに見やすい作品だと思います。
笑って泣けて考えさせられて最後は幸せな気分になれる
ジャンル別けをするとしたら青春コメディーになるんでしょうか。
ただその括りだけでは語れない魅力が満載です。
笑いもストーリーの展開もベタで先読みしやすいんですけどそれでも全く飽きがこない不思議な魅力の作品でした。
他の方も言ってましたけど本当に3時間が長く感じられません。
自分の観た劇場ではエンドロールが終わって館内に明かりがついた瞬間に「すごい面白かった!」という声がそこら中で聞こえました。
「インド映画はちょっと・・」って思ってる人も是非一度観て欲しいです。
みんな、うまくいく (ランチョーの特許)
トイレに たってもよい時間がないぐらいだから、
準備をして(??)見るのを おすすめします (笑)
個人的には、最後、ピアとランチョーが、、
・・なのが 最高に 良かったです☆☆☆==
あと、みんなが 幸せになるのが すご~~く良かった!!
前に、確か 「ここがヘンだよ日本人」で、インドの方が、
「インド人、ひと多いから 自殺しても気にしないよ」
みたいな発言をして 驚いたことがあったので(笑)
この映画で(インド映画1位)、そんなインドの方が
生きる気持ちに なってくれたら いいなあ、と思います。
そして、ランチョーという「人間」に特許はないから、
みんな、いいところは どんどん 真似をして、
世の中の みんなが、きっと、うまくいく と、いいなと思います。
傑作です!vv ^-^♪
長い時間を感じさせない面白さ
上映時間を見てええつ??戸惑いましたが、まったく長さを感じさせない面白い映画でした。インド映画お決まりのダンスもとっても楽しかったし、ストーリーもきちんとできていて、久々にヒットです!!最近見た映画で一番面白くておすすめ作品です。もっとたくさんの映画館で上映してほしいと思っています。
すごくいい映画
主人公に共感しっぱなし。
先生に対する屁理屈の数々も気持ちよかった。
逆境にもユーモアとアイデアで対峙する姿勢が軽妙でロマンティックで映画的。
最後まで感動的で、明日から前向きに生きていこうと思える素晴らしい映画でした。
All izz well !!!
歌も踊りも少ないけど大満足な仕上がりでした。
歌って踊って長時間、ってのがインド映画だけど、これは歌と踊りは少なかったな。
それらがなくても3時間十分楽しめる映画でした。
友情と家族愛と恋愛と、おまけに、卒業式から行方不明の親友探しにその理由まで、サスペンス風味も織り交ぜて腹一杯って感じです。
大学でも競争社会にさらされて、人生何が一番大切か、を問いかけてくれます。
そーだよなー、って思うとこいっぱいあるし、泣けて笑えて170分。
ラストも昔のマンガ話みたいでほんわか楽しくなりましたよ。
愛車での映画鑑賞好きの感想文?
すみませんが、一寸偉そうなこと言っちゃう事になるのかもしれない…
初めは、インドの映画の価値観とかが、もしかしたら合わないのかもしれない?という不安に一瞬駆られた!&失敗しちゃったかな?と思っちゃった後の(勝手に俺自身の中で)、盛り返し?とは言わないが… 最終的には、非常に素晴らしい3人の友情とえぇ感じの恋愛劇的なものを感じた…
だまされたと思って泣いてみてください
1000円のサービスデーだからとたいした期待もせずに映画館に行ったらば、これが予想外に面白かったので満足度は100%。2時間50分という長尺ですしコスパで評価してよいなら今年1番。
これまで観てきたインド映画といえば、ラジニカーント主演のようなものか、サタジット・レイ監督作品だったりするわけだが、「きっと、うまくいく」は冒頭からインド映画に対する先入観を壊してくれる。
工科大を舞台にしたインド版「ぺーパーチェイス」に「ハングオーバー」のエッセンスを加えたような人間コメディで、お話はまったく予想通り、ケレンも衒いもない正統派の青春もの。映画を形作っている要素のひとつひとつはいかにもインド映画といったベタでお約束ばかりで、先読みするつもりがなくても次の展開が読めてしまうような陳腐なドラマなのですが、これがなぜか新鮮なのですね。
笑いと涙の配合が絶妙というか、いいタイミングで泣きが入るんですワ。
これだけクサイ映画をまともに見せるには、思いっきりクサくするか、クサさを感じさせない演技をするか、両極に振れがちだと思うのですが、この映画はバカとマジを交互に出して見せて、心を鷲摑みされました。主演3人がみないい。長いのが辛くない人はぜひ一見ください。
Aal Izz Well
初投稿です。
まず、単純に面白かった(笑)
それに3時間尺の映画なのに全く飽きなかったです。
映画館で、あそこまで一体感がでたのは初めてでした。
しかし一つ残念だったのが、僕自身が学生ですが、もう3回観に行ったのに一度も学生を見ていないことです(泣)
この内容は学生にこそ観てもらいたい内容なんですか〜〜〜(泣)
友達に勧めます(笑)
うまーくいーく
噂にたがわず、面白かったです。
オチに関しては観た人全員が読めていたと思いますが、
そこに至るまでの伏線の貼り方、そして回収の仕方が素晴らしい。
笑って、泣いて、また笑って、最後には
"Aal Izz Well"(うまーくいーく)
楽しかったです、時間を作ってまた観に行きます。
素晴らしい!
地元のシネコンで観たのですが、レイトショーで初日でもなく、インド映画でこれだけ人が入るものだなと驚きつつ、観たのですが、学ぶことの原点を教えてくれるような映画でした。
それでいて、大声で笑ってしまった部分もふんだんにあって、幸せな気分で観れる映画でした。ボリウッド4と謳って、この映画だけ全国的にロードショーする意味がわかりました。
多くの方に観てもらいたいです。
久しぶりにパワフルで、楽しさ全快エンタメ映画に出会いました!
やはり、流石はインド映画!本当にこの作品は、楽しかったの一言に尽きます!
2時間50分という長尺にも関わらず、飽きさせずに魅せてくれました。
そして、映画のエンドクレジットが終わった時、私は一人でこの映画を観ていたのですが、私の座っていた席の2~3席横に座られていたビジネスマンの方と目が合って、思わず面白かったねとお互いに笑いを吹き出しそうになってしまいました。とは言っても単館系の映画館での事ですから、お互い常連客なので、何となく見覚えの有る方でした。
映画館で映画を観る楽しみの一つはやはり同じ空間を共有し、同じ様に感動を分かち合えると言うところにもメリットが有ると思う。
例え、自宅の上映環境をブルーレイハイビジョンで大型画面にして映画を観たとしても絶対に、映画館で観る映画のようには楽しめないのです。映画館でしか、味わう事が出来ない、感動の共有と言う空気を人は感じ取る事が有ります。そう言う時は、映画館に来て観て良かったと言う感動がありますよね。
そう言えば、嘘か本当かは知りませんが、インド映画はその殆んどが、長尺な映画です。
その理由は、冷房のよく効いた映画館で暑さを凌ぎ、涼む目的で映画を観る人達も大勢いると言う事で、映画が長尺らしいのです。短い映画では長く、涼んでいる事が出来ずに、直ぐに映画館を退館しなくてはならないので、観客からのクレームが付くと言う話を聞いた事があります。と言う事は、逆に映画制作サイドでは、いかに大人数の観客達を同時に楽しませる映画を制作する事が出来るかが、映画を制作するポイントになる訳だ。
だからインド映画の根底には、笑って楽しめて、そして少しだけ、ほろっと涙出来るような、物語が生れるのですね。まるで、寅さん映画のようですが!
大衆娯楽要素を主軸にして制作するので、観客の心を捉える事には長けているわけだ。
だからこそ、登場人物のキャラクターもしっかりと練り込み、社会風刺などの要素も沢山盛り込み、ユーモア一杯で楽しく笑わせてくれる。
欲を言えばこの映画では、主役の3人仲良しトリオを演じた彼らは演技派で芝居も巧かったし、その上にカッコイイ感じのスターもいたけれど、只大学生にしては、年齢が高すぎた。広いインドの事ですから、若くて、芝居も、歌もダンスも巧くて、しかもイケメン俳優の若い人達も沢山いる事だろうにと、ちょっとだけそこが残念だったかな?
どうせなら、若い女性の観客層を狙って、もう少しばかり、若かい俳優が良かったと考えてしまうのは、野暮な考えでしょうか?それとも、贅沢な注文なのでしょうか?その両方なのかも知れないけれど、この映画の制作サイドはどう考えるのかな?
きっとこんな文句をつけるようでは、映画が伝えるメッセージを貴方は全然理解していないか、無視しているかのどちらかだと、監督のラージクマール・ヒラーニ氏にお叱りを受けてしまいそうだが、これはあくまでも、私の個人的な欲目なのであります!
だが就職や将来の人生設計に悩む、大学生の方には勿論、友情とラブコメ要素を盛り込み、社会風刺もたっぷりのこの映画は、老若男女問わずに皆で楽しめる映画だと思います!
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