レ・ミゼラブル(2012)のレビュー・感想・評価
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リアルミュージカルのようだった!
明日は来る。
映画としての完成度だけで点数つけると、ちょっとね…なんだけど。アンハサウェイのI dreamed a dreamとラストのバリケードのシーンは生涯忘れないし、美辞麗句ありったけ並べたいシーンでした。
予告で見て期待していたエポニール役のサマンサパークス、良かったです。切ない、すごく切ない。コゼット役の娘さんの歌唱力。ヒュー・ジャックマンの声量・歌う力。皆んな良かった!
ヒュージャックマンが召された後、どこからか響いてくる"Do You Hear the People Sing?". カメラは教会の壁を越えて、時空を超えて、広場に累々と築かれた「バリケード」を映し出す。そこには、「夢破れた人達」が立ち上がり旗を翻し、歌っている。座して歌っている。「明日は来る」と(笑顔のエポニールもね)。これか、これだったのか、このシーン、この言葉を伝えたかったんだ・・・・・・と、ここで嗚咽状態になっちゃいました。だいじょぶ、隣のお兄ちゃんも泣いてたから!
ミュージカルに耐性がない者にとっては、噫無情…
1862年に発刊された同名小説を原作としたミュージカルの映画化。
罪人ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描くミュージカル。
監督は『英国王のスピーチ』の、オスカー監督トム・フーパー。
主人公バルジャンを演じるのは『X-MEN』シリーズや『リアル・スティール』のヒュー・ジャックマン。
長年に渡りバルジャンを追う警部ジャベールに『グラディエーター』『ビューティフル・マインド』のオスカー俳優ラッセル・クロウ。
バルジャンに娘を託す悲運の女性ファンティーヌに『プラダを着た悪魔』『アリス・イン・ワンダーランド』の名優アン・ハサウェイ。本作でオスカーを受賞。
ファンティーヌの娘コゼットには『マンマ・ミーア!』『タイム』のアマンダ・サイフリッド。
コゼットと恋に落ちる青年マリウスには『ブーリン家の姉妹』『マリリン 7日間の恋』の、後のオスカー俳優エディ・レッドメイン。
アマンダを虐げていた育ての親テナルディエ夫人には『英国王のスピーチ』以来、フーパー監督と2度目のタッグを組んだ名優ヘレナ・ボナム=カーター,CBE。
👑受賞歴👑
第85回 アカデミー賞:録音賞、メイク&ヘアスタイリング賞、助演女優賞(ハサウェイ)の三冠を達成‼️
第70回 ゴールデングローブ賞(ミュージカル・コメディ部門):作品賞、主演男優賞(ジャックマン)、助演女優賞(ハサウェイ)の三冠を達成‼️
第66回 英国アカデミー賞:音響賞!
第84回 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞:アンサンブル・キャスト賞!
第37回 日本アカデミー賞:最優秀外国作品賞!
第55回 ブルーリボン賞:外国作品賞!
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以下は原作小説未読、舞台も未見。レ・ミゼラブルのあらすじすらろくに知らなかったレミゼ弱者のレビューになります。
まず、良かったのはキャストの演技。
ミュージカル映画ではキャストの力量が作品の出来に大きく影響してくると思いますが、実力派俳優が素晴らしい演技を披露しています。
特筆すべきは主演のヒュー・ジャックマンと助演のアン・ハサウェイ❗️
この2人の演技力&表現力は本当にずば抜けている!
この2人こそがこの映画の価値の8割くらいは占めているのでは?
特にファンティーヌの歌う「夢やぶれて」。
絶望的なファンティーヌの状況とアン・ハサウェイの卓越した演技力がガッチリ噛み合って、素晴らしいシーンに仕上がっています!
そして、舞台となる1980年代のフランスの街並み&衣装も良いです。
ミュージカルなのでリアリティというよりはファンタジックな雰囲気を重視しているのでしょうがこれがバッチリ👌
冒頭の囚人が船を引き揚げているシーン。あそこを観ただけで映画に引き込まれました。
あと、バルジャンとジャベール警部の場面は軒並み良かった。
お互いに信仰心が篤く、自らの行いが善だと信じ、信念を貫く男達。
ルパン三世と銭形警部の関係を思い出したのは自分だけではないはず。
仮釈放を破っただけで15年くらい追い続けているということに関しては疑問も残りますが、この2人の関係性は少年漫画のような熱さがあって大好き。
「信仰」と「奉仕」、「正義」と「信念」について考えさせられるテーマ性もこの2人の人物像に集約されている気がします。
キャストやディテールは文句なし!
では面白いのかというと、全然面白くはない!
根源的な所になるのですが、やはりミュージカル舞台をそのまま映画にするのは無理があるように思う。
同監督の作品「キャッツ」を観たときにも思ったのだが、トム・フーパー作品のミュージカルはほぼセリフなし。
全ての会話や独白を歌で表現するため、物語が前に進むのが遅い遅い。
「この後物語はどうなるの!?早く次が見たい!」と思っても、内面や状況の説明を歌ってしまうため物語の進行がストップしてしまう。
ミュージカルが効果的に作用しているところもあるが(アン・ハサウェイが身を落とす場面とか)、やはり退屈に感じてしまうところが多かった。
この映画は序幕と第一幕、第二幕の三つに分かれていますが、クライマックスとして盛り上がるはずの第二幕が一番だるかった。
というのも、この第二幕の中心人物であるコゼットとマリウスに感情移入出来ないからだと思う。
小説ではこの2人の出会いや関係性が掘り下げられているのかもしれないが、映画ではポッと出のキャラクターという感じがしてどうも乗り切れない。
出会って1日で恋に落ちる…のはまぁ寓話の世界ということで有りでいいけど、もっと革命についてや三角関係についてを掘り下げてくれないと盛り上がらない。
ヒュー・ジャックマンとアン・ハサウェイの演技でぐいぐい引き込まれた序幕と第一幕と比べると、派手なアクションも多くドラマチックになるべきはずの第二幕の方がエモくないというのは…
総評としては、アン・ハサウェイとヒュー・ジャックマンが凄い!という感じ。
ミュージカルに慣れていない人間には2時間半が恐ろしく長く感じると思います。
観終わったあと、すぐにサントラを買いに行った
生きる意味とは愛すること
評価の別れ方が興味深い作品
これは公開当時に見に行った。
私は夫と行き、終わって隣を見ると声なき号泣をしていて
「え?どこで?泣くところあったっけ?」
となった。
私も面白くなかったわけではなかったし 映像美に浸れた感動はあった。筋はもうもちろん知ってるわけだし。
でも泣くってないわ〜と思った。
次にしばらくして娘が彼氏と見に行った。
これまた隣でボロ泣きの男子を横に、まあ凄かったけど泣く場所はどこだったんだろうかと 自分の涙腺の頑丈さを恨めしく思ったと言って帰って来た。
そこで二人で
これって男に訴えかける物がある映画なのかねえ
という結論を付けたんだったけれど、できる事ならその辺り、ここの皆様に伺ってみたいものだ。
ついでに言えば
夫は レ•ミゼラブルは 原作を知らなかった。
チョコチョコとした有名なエピソードをうっすら知っているかもなあ、程度だったようだ。
まあそれなら感動もあるのかな、とは思うけど
後半の皆様の歌い上げに、私の温度は逆に下がり気味になって見終わったため、場内の点灯で夫が頬を不器用に拭っているのを見て、それはそれは驚いて映画の感想どころじゃなくなった事しか印象がなくなってしまったのだった。
ミュージカル映画
無償の愛とは
「信仰」と「愛」がテーマというか、この映画をつくった方はそれをすごく表現したかったんだろう、と感じた。
「無償の愛」は、どんなに打ちのめされ、頑なに凝り固まってしまった心をも、ホロッホロにほぐしてしまうスーパーパワーなのだ。
観るたび、ジャン・バルジャンの人生と自分の人生を照らし合わせ、そして省みる。こんな生き方ができたら、どんなに素晴らしいだろう。ラストシーンはもちろん大号泣。また何十年か後にまたこの作品に触れて、新しいことに気がつくのだろうか。原作も読んでみたくなった。
ヒュー・ジャックマンはじめ出演者みな素晴らしい歌唱力だったが、特にアン・ハサウェイには度肝を抜かれた。2分超のアップのまま、演技しながら堂々と一曲歌いきるとは…。エポニーヌもすごく良かったし、大好きなヘレナ・ボナム・カーターも出演していて、もう大満足でした。
Now my life is blessed. 歌いすぎ。
今月は一人で勝手に「アン・ハサウェイ強化月間」やっています。第四回は「レ・ミゼラブル」です。フムフム、本作でアンはアカデミー賞助演女優賞を取ったのか~。確かに髪切られたり頑張ってるな~っと思ったら開始30分で死んだ(゚Д゚)!!アン・ハサウェイ目当てで観る作品ではなかったかも?
しかし、この作品歌い過ぎではなかろうか?四六時中歌ってるといかにも演技してますって感じになっちゃうんで、映画に入り込めないというか・・・。感情移入ができていないので皆さんの決心がメッチャ短絡的に見えてしまいます。あまり縁のなかったはずの女性の子供を引き取ってみたり、一目惚れしてみたり。うーん、ミュージカル映画は基本的に好きなのですが、「適度に歌うミュージカル映画」は好きでも、「常に歌ってるミュージカル映画」は苦手みたいです。
後、ちょっと気になったのは本作ってフランスの歴史のお話じゃないですか?でも俳優はヒュー・ジャックマンはオーストラリア人、ラッセル・クロウはニュージーランド人、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドはアメリカ人のエディ・レッドメインはイギリス人、そして全編英語!日本で例えるなら坂本龍馬を中国人俳優が中国語でやってるみたいなもんですよね?フランス人の目にはどう映るんでしょう?出演俳優は皆好きですけどね。
役者も良かった。美術も良かった。18世紀の革命の時代のフランスって舞台も良かった。それなのに映画の作り方が自分には合わなかった。うーん、惜しいなぁ。正直同じ役者で普通に作り直して欲しい!と思える作品でした。
大作、最高!
主人公は、ナポレオンと同じ年に生まれ、ナポレオンの隆盛と正反対に落ちぶれた人生を送り、ナポレオンが凋落し始めるきっかけとなったワーテルローの闘いの年である1815年をきっかけに、上昇に転じるという人生。近代ヨーロッパの誕生は、ナポレオンというひとりの偉人と入れ替えでなくてはならなかった、という歴史の必然。それを生きた身で体現する主人公ジャンバルジャン、という背景をパンフを読んで知ってから観る本作への感想は、「あ〜、大作って、いいなあ!」だ。
あらすじも知らぬまま、ミュージカルを見たことがあったが、その時は、学生革命のシーンが心に残ったくらいで、ほとんど理解せずに終わったが、今回はさすが映画というか、筋ははっきり追えた。ありがたい。
ジャベール警部のラストはあれでいいのだろうかとか、主人公は結局、逃げていたなあとか、マリウスはけっこう早く立ち直ったなあ、まあ彼女がいるんだもんなとか、いろいろ気になるところはあったけれど、そう、この映画はミュージカル。そんなことより、唄を楽しむことが、最も大切で、そしてその面では言うことなし。全て、演技しながらのライブとのことだが、たしかに感情がもろに伝わってくる唄の数々。
気持ちよかった〜!
曲に乗せてない、ただの台詞はどのくらいあったのだろう。ほとんど記憶にない。そのくらい、全編通してミュージカル‼︎
唄の上手な名だたる俳優たちが、2時間半の間、演技しながら唄いまくる。これぞ、大作。映画の一つの醍醐味を、満喫した。
その中でも際立つのが、少年ー演じたダニエルくん。ミュージカルにも出演したそうなので、歳は若くても流石の先輩格ということだろうか。泣かせる。
そして、最後に学生革命のシーンを再度、それも明日に向かうテイストで明るく描いたのは、この映画の大成功なんじゃないかな。「民衆の歌」最高!
連続する物語の中で、それぞれのエピソードが浮かび上がり繋がっていく...
原作を先に読んでおいてよかった
私は原作の本を読んでから映画を見たのですが、原作と比べると時間の都合上ストーリーが飛んでいる箇所があったな、と感じました。映画が初見の方はわからなくなったりしないかな?とも思いました。なのでストーリをきちんと知りたい方は原作を先に読むことをオススメします。
私はミュージカル映画が好きなので、その点ではすごく楽しむことができました。キャストの顔ぶれも豪華で、歌も何度も聞きたくなるような名曲ぞろいです。(キャストはアマンダセイフリッド、歌はon my ownが一番好きです)アマンダが可愛すぎる、、、。
映画で泣いたことがない私ですが、ラストシーンでは号泣してしまいました。
見た数は少ないですが、今まで見た中で一番好きな映画です。
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