地上より何処かで
劇場公開日:2000年6月24日
解説
奔放な母とクールな娘の自立と成長を描いたヒューマンドラマ。監督は「チャイニーズ・ボックス」のウェイン・ワン。脚本は「普通の人々」のアルヴィン・サージェント。原作はモナ・シンプソンの同名小説(早川文庫刊)。撮影は「クンドゥン」のロジャー・ディーキンズ。音楽は「スリーピー・ホロウ」のダニー・エルフマン。出演は「グッドナイト・ムーン」のスーザン・サランドン、「スター・ウォーズ エピドード1:ファントム・メナス」のナタリー・ポートマン、「ダイ・ハード2」のボニー・ベデリア、「パラサイト」のショーン・ハートシーほか。
1999年製作/114分/アメリカ
原題または英題:Anywhere But Here
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2000年6月24日
ストーリー
1995年夏。派手で奔放な性格のアデル(スーザン・サランドン)は、14歳の娘アン(ナタリー・ポートマン)と、78年型ベンツに乗ってウィスコンシン州ベイシティからL.A.のビバリーヒルズに引っ越してきた。安アパートに居を定め、教職を得たアデルだが、やがてお金は底を尽き、夜逃げ同然に引っ越し。クリスマスイヴには駐車違反で警官に尋問される始末。ある日、アデルはビーチで歯科矯正医ジョシュ(ハート・ボクナー)と知り合って夢中になる。母の自分への深い愛情を感じつつも呆れるアン。平穏無事な普通の暮らしを望むアンは、友人たちのすすめでラスヴェガスに住む別れた父親に電話するが、金を無心するアデルの差し金と思われて傷つく。アンは17歳になり、地元のUCLA進学を勧める母に黙って東部のブラウン大学に願書を出す。自分から娘が黙って離れようとしたことを知り、ショックを受けるアデル。だが、娘を愛する彼女は記念のベンツを売り、アンのために学資をつくった。アンが東部に旅立つ日。母と娘に新たな人生が始まろうとしていた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウェイン・ワン
- 脚本
- アルビン・サージェント
- 原作
- モナ・シンプソン
- エクゼクティブ・プロデューサー
- ギニー・ニュージェント
- 製作
- ローレンス・マーク
- 撮影
- ロジャー・ディーキンス
- 美術
- ドナルド・グラハム・バード
- 音楽
- ダニー・エルフマン
- 音楽監修
- デバ・アンダーソン
- 編集
- ニコラス・C・スミス
- 衣裳
- ベッツィ・ハイマン
- 字幕
- 松浦美奈
受賞歴
第57回 ゴールデングローブ賞(2000年)
ノミネート
最優秀助演女優賞 | ナタリー・ポートマン |
---|