君は恋人
劇場公開日:1967年11月3日
解説
「喜劇 東京の田舎っぺ」の若井基成がシナリオを執筆し、「君が青春のとき」の斎藤武市が監督した青春もので、主演浜田光夫の再起第一作。撮影は「爆弾男といわれるあいつ」の山崎善弘。
1967年製作/93分/日本
原題または英題:My Lover
配給:日活
劇場公開日:1967年11月3日
あらすじ
浜田光夫は一年四ヵ月ぶりに、「君は恋人」の主役でカメラの前に立った。石崎監督や、スタッフの人たちは温かく彼を迎えてくれた。撮影も半ばを過ぎたある日、浜田は仲の良いスパイダースと会い、クライマックス・シーンの筋を話すと、スパイダースは話が暗い、と反対、みんなで脚本家の赤井の所に押しかけ、「なおせ、なおせ」と夜通しコーラス攻勢をかけ、とうとう台本を書直させてしまった。その物語とは……工員の光夫は貧乏暮しを嫌い、母のさちにも相談せず、やくざの仲間に入った。彼の夢は、宍戸組の幹部になり、どこにいるか分らない初恋の百合と一緒になることなのである。そんな光夫を、とんかつ屋の雅子が温かく見守っていた。ある日、宍戸組の仇敵の深江組親分が出所することになり、宍戸組の大幹部の大野は、光夫に深江暗殺を命じた。出世の機会と勇んだ光夫だったが、ドタン場で尻込み、大野が深江を殺した。ともかくも事を達成した光夫は組の中堅に出世したが、さちや雅子は心を痛めていた。折りも折り、宍戸組の暴力に抗し立ち上がった流しの仲間の指導者で七人組のひとり井上を、光夫は命令で刺した。だがそのため、光夫は用済みの存在となり、仲間に狙われ始めた。この時、初めて、光夫はやくざの卑劣さに気づき、目を覚ましたのだった。井上を見舞った光夫は彼が、快方に向っていると知って安心し、昔の工員仲間を連れ出して、宍戸組に殴り込みをかけ、大野たちに思うさま鉄拳制裁を加えたのだった。一方、光夫を不起訴にすると決めた井上は、彼の更生のためにレコード・ディレクターの須藤と葉川に頼み、歌手としてデビューさせることになった。間もなく、立ち直った光夫は、百合が結婚していると知ってがっかりしたが、雅子の愛に包まれて、新しい道を歩き出して行った。
スタッフ・キャスト
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矢代光夫浜田光夫
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トン坊蕃ユミ
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雅子和泉雅子
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こん平林家こん平
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時江南寿美子
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井上しげる克美しげる
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高田英樹巡査高橋英樹
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山川山内賢
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似顔絵描き和田浩治
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吉永百合吉永小百合
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さち清川虹子
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宍戸社長宍戸錠
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大野戸田皓久
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中川近藤宏
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舟山舟木一夫
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深江深江章喜
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荒川荒木一郎
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ジャニーズに似た流しジャニーズ
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ジャニーズのマネージャー岡田眞澄
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黛じゅん黛ジュン
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葉川良次葉山良二
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七人組ザ・スパイダース
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二谷医師二谷英明
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芦田看護婦芦川いづみ
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山本葉子山本陽子
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石崎監督石原裕次郎
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須藤ディレクター小林旭
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ダンサー殿岡ハツエ
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ピアニスト中村八大
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九ちゃん坂本九
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踊り子スタジオNO1ダンサーズ
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赤井渡哲也
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助手浅丘ルリ子
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松原松原智恵子
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川地川地民夫






