ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗
劇場公開日:1964年2月12日
解説
「新・夫婦善哉」の八住利雄がオリジナル・シナリオを執筆、「喜劇 駅前女将」の佐伯幸三が監督した野球映画。撮影もコンビの黒田徳三。
1964年製作/87分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1964年2月12日
ストーリー
巨人軍のスタープレーヤー長島は、三冠王を目指して、箱根山中をトレーニングにはげんでいた。打率三割四分、昨シーズンの長島の成績は打撃王にランクされながらも、大偉業“三冠王”を勝ち取ることはできなかった。いよいよペナント・レース開幕。野球の話題は日一日と盛り上ってゆく。或るハイヤーの運転手戸部伸吉の一家、娘の道子、息子の正男、挙げて巨人一辺倒。巨人軍は川上監督のもとチームワークも絶好で破竹の十三連勝を重ねている。がシーズン半ば、長島のファンが、サインをもらっての帰り途、自動車事故で死亡したことから、巨人打撃の中心長島は強いショックを受け、調子をおとした。また、右手薬指デッドボールという痛手にもめげず、たち直った長島は中日、西鉄をも粉砕して日本シリーズを獲得、セ・リーグの最高殊勲選手、最優秀選手とプロ野球最高の栄誉に輝いたのであった。