みにくいあひるの子
劇場公開日:1970年8月1日
解説
アンデルセンの童話、「みにくいあひるの子」の人形アニメーション化。昨年の文部省グランプリ作品。脚本・演出は渡辺和彦、撮影は平井寛と阿部行雄が担当。
1970年製作/20分/日本
原題または英題:The Agly Duckling
配給:東宝
劇場公開日:1970年8月1日
ストーリー
夏のさかりです。あひるのひよこたちが生まれました。最後に生まれた一羽は、灰色のみにくい子でした。仲間たちは笑ったり、からかったりしていじめます。ついにある日、みにくい子は巣を出てしまいました。でも、どこへいっても馬鹿にされて、安心して暮すことが出来ません。ある秋の夕ぐれ、美しい白鳥の群れに出会いました。みにくいあひるの子は、その美しさに深くひかれました。やがて、寒い冬がすぎてようやく春の陽がさしてきた日、ふたたびあの美しい白鳥を見かけ、みにくいあひるの子は頭を垂れて近づきました。子供の声におどろいて、みにくいあひるの子は水にうつった自分の姿を見ました。それはぶかっこうな灰色のあひるではありません。白い羽としなやかな首をもった美しい白鳥の姿でした。
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スタッフ・キャスト
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