荒野の一つ星
劇場公開日:1968年
解説
「真昼の用心棒」のフェルナンド・ディ・レオのシナリオを、「荒野の1ドル銀貨」のカルヴィン・J・パジェットが監督したイタリア製西部劇。撮影は「帰って来たガンマン」のトニ・セッチ、音楽は「荒野の1ドル銀貨」のジャンニ・フェリオが担当している。出演は「続さすらいの一匹狼」のジュリアーノ・ジェンマ、他にテレサ・ジンペラ、セルジュ・マルカン、ジャーマン・コボスなど。製作はジャンニ・ヘクト・ルカリ。イーストマンカラー、トータルスコープ。
1967年製作/イタリア
原題または英題:Wanted
配給:東京第一フィルム
劇場公開日:1968年
ストーリー
グリーンフィールド市の保安官に任命されてやってきたゲイリー(G・ジェンマ)は、初仕事として、となり町まで大金を運ぶ銀行馬車の護衛を、市長のゴールド(G・コボス)にたのまれて出発した。途中、金を狙う悪党どもの襲撃をうけたが、渡り者マーティの助力もあって、無事に送りとどけた。このことでゲイリーの名は急に高まったが、ゴールドと保安官の席をねらっていたフレッドは面白く思っていなかった。そこで二人は、ゲイリーを失脚させるために罠をしかけた。その計画は見事図にあたり、ゲイリーは殺人犯人として、牢につながれてしまった。その牢獄に、ある晩、ボブと名のる男が酔っぱらったふりをしてぶち込まれてきた。ボブはフレッドに恨みを持っており、復讐の機会を狙っていた。そしてゴールドとフレッドが行なった悪事を説明し証人としてプレスコットの名を教えた。ゲイリーは見張りのすきをみて、たくみに脱出し、プレスコットをたずねた。ゲイリーの話を聞いたプレスコットは、牛に押す焼き印の型見本を示し、ゴールドたちが、焼き印の型をいろいろに組み合せて、よその牛の印を、自分の牧場の印にかえていたのだという説明をした。証拠の焼き印さえ手に入れば、ゴールドの悪事をあばくことができ、自分の無実の罪も、はらすこともできると考えたゲイリーは、それを持ってひきかえした。ところが、途中で待ち伏せていたフレッド一味に捕えられてしまい、絞首台のまつグリーンフィールドに連行された。そのころグリーンフィールドでは、マーティが、ゲイリーが無実であることを、証明していた。帰ってきたフレッドたちと、ゲイリー、マーティとの間にはげしいうち合いが始まった。だが、ゲイリーの素早い拳銃さばきに、フレッド一味はかなうはずもなかった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- カルビン・J・パジェット
- 脚本
- フェルナンド・ディ・レオ
- 製作
- ジャンニ・ヘクト・ルカリ
- 撮影
- トニ・セッチ
- 音楽
- ジャンニ・フェリオ