公開当時の思い出です。
「死霊のはらわた」オリジナルは大好きな作品で、サム・ライミ監督が関連する今回のリメイク。見たい気持ちはヤマヤマだったのですが、万年の金欠、そして忙しい毎日で、ブルーレイが出たら見ようと思って諦めてました。
ところが、ダービーで三連複的中!思わぬ収入と時間が確保できて、映画館での鑑賞となりました。奇しくも優勝馬は"キズナ"!やっぱりこの作品とは運命的なものがあるのかと勝手に興奮しちゃった次第です。
そして、十分に楽しませてもらった想いがあります。
でも、記憶って曖昧なもので・・・今回見直して、ちょっとビックリでした。
もぅ~~~、ドッキリ場面の連続、グロいシーンも満載でした。
オマケに、冒頭では前日譚(プロローグ)があったりして、無理な展開と思えるところもチラホラでしたが、しっかりとした理由付けがされていたような。
でもそれってどうなんだろう?
オリジナルの良さは、とにかく面白い作品を作ろうっていう熱意みたいなものが感じられたんです。B級の魅力って言うんでしょうか。とにかく低予算であるがゆえに創意工夫がいっぱいで、新しい試みで楽しませてもらえました。
そのためにはストーリーに無茶が付き物で、何で?何で?っていうところが満載でした。
でも、そのはっきりとしないところが勝手に考える恐怖につながっていたような気もします。やっぱり、ホラーは、ハッキリさせない方が面白いのかな。
こんな違いもあって、同タイトルではありますが、本作品はオリジナルとは、全くの別物かな。
笑えるホラーって感じじゃなかったです。全体的に重いし、アクション満載で、ド派手な映像の数々。グロさも半端なかったからね、ホラー大好きオヤジは大満足でした。
今回Blu-rayの鑑賞にあたって特典映像も見たんですが、主役の女優さんがメチャ可愛くて、頑張ってる姿に惚れ惚れしちゃいました。
余談です。
「死霊のはらわた」のリメイクということですが、確か「死霊のはらわた2」が、これに該当するんじゃないかな。
低予算で製作した「死霊のはらわた」が大ヒットしたので、予算を増やして作り直したのが「死霊のはらわた2」だったと思うんだけど・・・(ある意味リメイクでは)
ちなみに「死霊のはらわた3」は、主役のブルース・キャンベルは変わってないけど、趣が全く異なる作品で、2種類のエンディングがあったんじゃないかな。
本作品で、最後に女優さんがチェーンソーを持つのは、「死霊のはらわた3」へのオマージュかな。