星の旅人たち

景色がきれい〜〜〜！自然が豊かで街並みが素敵
ヨーロッパいつか行きたいな〜！

登場人物がみんな他人に合わせることなくそれぞれマイペースだったことが印象的でした。
それが原因で対立に繋がることもありましたが、長い旅を通じてじわじわと深い関係性を築いていて良いな〜と想いました。

ホテルで集合するシーンほっこり。
みんな寝れない夜はトムと一緒に過ごしたいと思うんですね☺️

時々現れるダニエルには涙
静かに想い、追悼するトムが好きです。

アメリカで眼科をやっている父と、40歳で世界中を旅する息子。そんな息子がフランスで事故死する。
父はフランスに行き、亡骸と遺品を受け取り、息子がしようとしていた巡礼を、代わりに歩くことを決意する。
旅の途中、同じく旅人に出会い、共に旅する。意見の違いやプライベートを明かしたくないなどにより離れようとするが、道は一本。また出会う。
目的も国籍も年齢も違うし、語り合ってわかりあうわけではないが、同じ目的を果たすため、旅をする。
4人の旅人が、ヨーロッパを旅する映画で、淡々としているが、観ているこちらも旅に出たくなるようなそんな気持ちにさせてくれるロードムービー。
旅の途中、息子が現れ、父との旅を楽しんでいるようにも見える。そんな静かな演出が良かった。

自由に放浪した息子と権威性の中で成功した自分。息子を亡くし、わからないまま放置していた息子の考えが永遠にわからなくなった。それを理解するための条件は息子のやりたいと思っていた事を知る事。息子が成し遂げるつもりだった巡礼の旅が過酷だと知った時、代わりに旅をする事が知ろうとしなかった自分の罪を受け止める事につながると思ったのかも知れない。
これは息子へ赦しを乞う旅であり、息子は満足な人生を送ったと理解する旅である。その浅はかさに気づきつつもそうせざるを得ない。頑なな心を開き自分自身が救われる事を赦す旅なんだと受け入れる時間なのだ。
リュックを窃盗した少年と父親との距離感を見た時、彼は自分の息子との距離感を重ね合わせ、きっと救われたと思う。