コロンビアーナ

劇場公開日:

コロンビアーナ

解説

「ニキータ」「レオン」のリュック・ベッソン製作で、女殺し屋の復讐を描くアクション。主演は「アバター」のゾーイ・サルダナ。南米コロンビアで麻薬組織のマフィアに両親を目の前で殺され、かろうじて逃げ延びた9歳の少女カトレアは、シカゴのギャングの叔父エミリオのもとにたどり着く。15年後、叔父の下でプロの暗殺者となったカトレアは、復讐の手がかりをつかむため仕事現場にカトレアの花を残していたが、やがてFBIやCIAからも目をつけられ、厳しい追撃を受けることになる。「トランスポーター3 アンリミテッド」のオリビエ・メガトン監督がメガホンをとった。

2011年製作/108分/PG12/アメリカ・フランス合作
原題または英題:Colombiana
配給:ショウゲート
劇場公開日:2012年9月1日

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(C)2011 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONS

映画レビュー

3.5『レオン2』になるはずだった映画

2022年4月30日
PCから投稿
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村山章

4.0当初はベッソン監督作品『レオン』に登場する少女マチルダを主人公とした続編として企画されたが、単独作品として制作されることとなったらしい。

2024年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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動画配信で映画「コロンビアーナ」を見た。 2011年製作/108分/PG12/アメリカ・フランス合作 原題または英題:Colombiana 配給:ショウゲート 劇場公開日:2012年9月1日 ゾーイ・サルダナ(カトレア) ジョルディ・モリャ(マルコ) レニー・ジェームズ(ジェームズ・ロス) リュック・ベッソン脚本 オリヴィエ・メガトン監督といえば、 「トランスポーター3 アンリミテッド」 「96時間 リベンジ」 「96時間 レクイエム」を見たことがある。 ゾーイ・サルダナを初めて知ったのは「アバター」(2009)だった。 その後の活躍は目覚ましいと思う。 カトレアが中学生の時、 父と母はドン・ルイスに指示されたマルコに惨殺された。 マルコから逃れたカトレアはシカゴの叔父の元に身を寄せた。 15年後、成長したカトレアは暗殺者になっていた。 カトレアはジェニファーという偽名で 画家のダニーと付き合っていた。 ダニーは彼女の素性を何も知らないと友人に悩みを打ち明けた。 ダニーがカトレアの寝姿の画像を友人に見せた。 友人は親切心から警察で働く義姉に画像を送った。 その画像の解析からカトレアの正体が暴かれ、 カトレアは自宅アパートを追われた。 危機一髪で逃げたカトレアは叔父の家に帰る。 叔父夫妻は殺されていた。 怒りに燃えたカトレアの反撃がはじまる。 当初はベッソン監督作品『レオン』に登場する少女マチルダを主人公とした続編として企画されたが、単独作品として制作されることとなったらしい。 満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

5.0天秤に乗せた復讐ともう片方に乗せていたもの

2024年11月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

リュックベッソン監督が描いた「日常」への渇望 それをコロンビアという国 麻薬カルテルの国を通して描いた。 カトレアの思いは一般的な日常というものが得られないコロンビア、またはその他の多くの人の心を代弁しているようだ。 彼らの掟 服従によって得られる非日常的日常 特に麻薬関係の裏切りは即死刑 作品に麻薬は登場しないものの、実際には拷問の限りを尽くされて宙づりにして焼かれる。 そんな死体が街中につるされている「日常」 カトレアの「仕事」と「復讐」へのステップは、叔父が忠告したように稚拙で自信過剰で愚かな行為だった。 叔父とママの死 カルテルがカトレアから受け取ったメッセージの返礼 さて、 さすがリュックベッソン監督が描いた作品だけあって暴力に対する暴力へのお返し方法は想像をはるかに超えている。 トゥームレイダーのようでジェイソンボーンのようにも見えるが、ド派手な殺しの中でもカトレアという人物像が一切ぶれてない。 逃げ出せたボス、ドン・ルイスへの攻撃はまさかの犬だったが、その突拍子もない伏線を犬の餌とサメの襲撃としてうまく作っている。 何故そうしたのだろう? ひとつはあまたある似たような作品との差別化かもしれないが、彼ら組織の価値等価を示したのではないだろうか? ドン・ルイスの価値は犬の餌程度だということだろう。 裏切りの代償として「妻も子供も犬さえも生かしておくな」という鬼畜の掟を持つ者の価値。 また、 カトレアは両親が殺された時からすでに復讐を誓っていたが、それしか生きていく目標が持てないという悲しさを彼女はしっかりと理解している。 しかし、その系譜から許すことなどできないのだろう。 ただ、暗殺業という生活は彼女にとってストレスが溜まる。 普通の生活 彼がいる場所 見せかけだけでも欲しい癒し 本当に求めているもの わかっていても戻ることはできないのだろうか? FBI捜査の手 彼女はもうはやアメリカにはいられないのだろう。 バスに乗って向かうのは、もしかしたら故郷のコロンビアなのかもしれない。 どんなひどいことがあっても故郷を忘れるなと父が言い残した。 他人を虫けらのように殺しても身内に傾ける愛情の深さ。 同じ人間なのに同じに見えない悲しさ。 身内以外は敵または従属者 口先だけのファミリー いつまで経っても変ろうとしないことで彼らの非日常的日常を作り出している。 カトレアはアメリカを去る時、彼に電話する。 3つ質問していいと。 彼はまず本名を聞いた。 そしていなくなった小鳥は戻ってくるのか尋ねた。 最後はアイラブユーの言葉。 どれもが「日常」を指し示している。 彼女が掛けている公衆電話に貼られた「いなくなった猫」の張り紙は、いなくなっても家族は探しているというメッセージだろうか。 彼女が彼女のトラウマ的に突き進んできた復讐と天秤にかけていたのは、実は「普通の日常」だったのだろう。 その事に彼女はようやく気付いてきたのだ。 だから電話した。 彼がどうしても聞きたかった本名。 君は戻ってくる気があるのかという質問に、あなたの心がいつでもオープンだったら、帰ってくるだろうと含みを持たせた。 そのニュアンスに気づいた彼はアイラブユーと答える。 彼女は一旦姿を消し、コロンビアに戻ってその土地と両親に別れを告げ、そして再び彼に会いに戻ってくるのだろう。 目的達成にかかった時間とかけがえのない家族の死 それと引き換えに出会った彼 彼女はもう日常に戻ることだけを考え始めるのだろう。 そんなメッセージをこの作品から受け取った。 素晴らしい作品だった。

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R41

2.5そうか、B級か

2024年8月15日
Androidアプリから投稿

誰かが「B級アクション映画」と言われた事で、ずっと引っかかってた魚の骨が取れました。 少女編は生き生きと描かれているのに、大人になった途端、魅力が失速していくのがもったいない。 リュック・ベッソン作品は前半ワクワクさせてくれるけど、後半ムード頼みでユルユルになるの多い感じ。 この展開へ持っていきたいからキャラクターも追随させました感が見えてしまっている。 なんでこんな悲劇に…って打ちひしがれたところで、いやアンタが悪いんだろ。引き寄せた原因は執着と欲にまみれた自分やんか。 好みを言えば、クライマックスはナイフ1本で乗り込んで行って、姿の見えない主人公に翻弄される敵側が見たかったかな。 少女編だけで満足なので、どうでもいいんですが。

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K・M