コロンビアーナ
劇場公開日 2012年9月1日
解説
「ニキータ」「レオン」のリュック・ベッソン製作で、女殺し屋の復讐を描くアクション。主演は「アバター」のゾーイ・サルダナ。南米コロンビアで麻薬組織のマフィアに両親を目の前で殺され、かろうじて逃げ延びた9歳の少女カトレアは、シカゴのギャングの叔父エミリオのもとにたどり着く。15年後、叔父の下でプロの暗殺者となったカトレアは、復讐の手がかりをつかむため仕事現場にカトレアの花を残していたが、やがてFBIやCIAからも目をつけられ、厳しい追撃を受けることになる。「トランスポーター3 アンリミテッド」のオリビエ・メガトン監督がメガホンをとった。
2011年製作/108分/PG12/アメリカ・フランス合作
原題:Colombiana
配給:ショウゲート
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『レオン』の続編『マチルダ』として製作される予定の脚本が、いろいろ大人の事情があって実現せずに、もういいやと『レオン』から独立させて作られた作品。なのでベッソンの過去作の焼き直しのように見えるのは不可避であって、逆に言えばベッソンが得意技を披露している安定のベッソン印とも言える。
とりあえず単体として成立させるために冒頭から「レオンの出て来ない『レオン』」を一気呵成に描いて見せる。まるで2本の映画を1本にまとめたみたいな力技に、いかにも興行師的な山っ気を感じて商魂のたくましさに笑ってしまう。しかしアクションに全力で身を投じるという点ではゾーイ・サルダナは申し分なく、子供時代を演じたアマンドラ・ステンバーグともども、借り物ではないキャラを成立させている。
むしろ『マチルダ』が微妙な形で実現してコアな『レオン』ファンを失望させるより、幸せな結果だったと言えるのではないか。いや、幸せというほどには成功した作品ではないかも知れないが、本家が作った亜流という、作家至上主義とは相容れないジャンル映画の良さはあると思っている。
2022年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
リュック・ベッソンがまたやりました。
女優をフィーチャーしたアクション映画。
この映画の存在自体を知らなかったのですが、つくづくどん底からの逆転劇が好きでしょうがないんですね。
映画の売り文句に「レオン」「ニキータ」なんてさりげなく散りばめてあったものだから、思わず手に取ってしまいました。見始めたら終わりまでサクッと見終わる丁度よさ。ゾーイのキレッキレのアクションも炸裂して、最強の女アサシンの暴れっぷりが堪能できます。
はっきり言って、「レオン」の名前を出してほしくない出来栄えだけれども、まぁ、あの映画は特別だから仕方ない。唯一、その利権で食いつないでいくことが許されるのも、リュック・ベッソンの特権と言うことで。
それにしても、少女が急に大人になり、その強さの成り立ちだとか、彼女が敵に回す犯罪組織の、本当の恐ろしさとか、彼女の存在を必死に突き止める警察組織とか、何もかも、あえて語らず、見る人の想像に任せてしまういさぎよさ、今回は、アクションに救われているものの、肝心の戦闘シーンがつまらなかったら、ただのダメ映画に成り下がっていたところでした。
この手法で、興行的に何とか食いつないでいく作戦も、いつまで続くのでしょうか。「ルーシー」あたりで、飛躍的なフィルムメイクを見せて欲しかったのですが、あの映画、酷評されていますよね。私個人としては「ルーシー」大好きなんですが。
ということで、この映画も、少女時代のカトレア役を演じたアマンドラ・スタンバーグの熱演も含めて、お気に入りの一本になりました。ただし、星は3つです。そこはシビアに。。。
2017.9.26
殺し屋になりたいとから学校なんて行きたくないと言うカトレアに、技術だけ学んでも殺し屋にはなれない。と言うシーン。
学校に行かせるために言ったセリフだけど、殺し屋に限らず、集団生活の中で人がどう考え、感じるのかを学ぶ事は人として生きる上でとても大切な事だと改めて感じた。
全体的にはまあまあ。
2020年5月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波
美女アクションもので、ストーリーもよくある復讐もの。
つまらなくはありませんが、スゴい面白いということもないです。
でもカッコよかったです。
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